昨日の「村の家」がらみで「転向論」を取り上げました。
いわゆる「転向」をしなかった「非転向」の人たちも、日本社会の構造の現実にきちんと向き合っていなかったという点で、転向した人たちと同様である、と書いています。
日本の知識階級に属していた人々が、単に論理を空転させているにすぎないことを批判し、中野重治の「村の家」はそのことを正面からとらえたという点で評価しています。
「転向」を独自の観点から分析した点で興味深いです。
講談社文芸文庫『マチウ書試論・転向論』で、30ページ。
いわゆる「転向」をしなかった「非転向」の人たちも、日本社会の構造の現実にきちんと向き合っていなかったという点で、転向した人たちと同様である、と書いています。
日本の知識階級に属していた人々が、単に論理を空転させているにすぎないことを批判し、中野重治の「村の家」はそのことを正面からとらえたという点で評価しています。
「転向」を独自の観点から分析した点で興味深いです。
講談社文芸文庫『マチウ書試論・転向論』で、30ページ。
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