週五日記

ボチボチがんばります

新興国・開発途上国の会計 (第3章まで)の感想文

2020-05-03 12:51:29 | Weblog
IFRSの現状を知りたいという

欲望から、なんとなくポチッて、

ゴールデンウィーク前に届いた本。


一言感想:凄すぎる。

第1章まででも価値がある。




中央経済社さんのツイートの通りで、

なんと言っても、

一次資料にこだわって、現地に出向かれ

てインタビューや資料収集を

されており、その研究対象に向き合う

姿勢が凄いし、数千円で読ませて

いただいてよいのか?と思う。


あと、IFRSの世界的な普及が言われて

いる現状において、

この本の対象である、フランスを

旧宗主国とする途上国や新興国が、

如何に会計基準や簿記技術を自国に

取り入れていくのか?、という問いが、

非常に興味深い。



そして、その問いで明らかになる事実

は、今後も今まで以上にIFRSを導入する

日本にも示唆を与えるだろうなあ、と

思いながら、読んでいる。


そう考えると、国際会計論の講義が、

日本においても大事だし、

IFRS適用の財務諸表、

米国基準の財務諸表、

日本基準の財務諸表が、

どのような違いがあるのか、ということ

を分かりやすく解説するニーズは

あるだろうな。


あと、我が国で、

やはり、収益認識に関する会計基準は、

かなりエポックメーキングな改正だと

理解できた。



IFRSが世界中で採用されたら、

世界中のヒトが世界中の企業の財務を

比較するのが楽になるだろうが、

本当に、そんなことが可能なのか?

とも思う。


それぞれの国の国家主権や経済対策

とも絡む、とてつもない問題である。


最後に、この本を読むと、

モロッコについて知りたくなった。

イスラム、アフリカ、ヨーロッパの

文化が混ざった、カラフルな写真が

出てきた。

子どもに、モロッコのことを聞いたら、

うざそうな表情をされた(笑)。



ほんとに。








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