終戦二日前

2022年08月10日 | 学校生活

酷暑も酷暑、もう暑すぎて「こ(ち)くしょー!!」って叫びたくなりません?・・・

それでも、5年生元気にお米チェック!

Mさん、お父さんも付き添っての観察です。ありがとうございます。

図書開館日、読書の虫になって本の世界へどっぷりと。

 

虫図鑑に、手話の本、宇宙の本、いろんな世界へ・・・。

 

お知らせしたとおり、今日明日と「第28回大月空襲 戦争と平和展」が市民会館で行われています。

 

終戦のわずか二日前、8月13日、この大月にも数十発の爆弾が落ち、全壊家屋28棟、半壊家屋120棟。61名の尊い命が奪われました。その半数近くは未成年者だったのです。

 

 

会場には、本校5・6年生の作品も。

当時の給食再現。そして今回は・・・、

大月東国民学校(現大月東小学校)の、当時の学校日誌も掲載されていました。

ほぼ毎日の欄にある「警戒警報」「空襲警報」の文字。

そして8月13日の欄には、

「7時より空襲を受く。校舎正門前に爆弾落下により、爆風及つつ、飛散物により中央部屋根の他数箇所に被害あり。」

と記されています。わずか終戦二日前。

 

午前の最後には、加納健司 元大月市教育長が、当時のお話をしてくださいました。

当時10歳だった加納少年、朝の集合場所である火の見櫓(現都留信さん横)から南西方向を見ると、お結び山方面から迫りくる艦載機の集団。すぐさま建物の中に隠れますが、直後に耳を裂くような爆裂音!!

辛うじて助かった加納先生でしたが、弟分だった当時9歳のK君が犠牲となりました。大月空襲で最年少の犠牲者、

わずか終戦二日前。

 

平和とは?戦争とは? この二語は、決して対義語ではありません。

今この瞬間も戦火で苦しむ人々が、同じこの地上にいるという現実。

「大月市役所庁舎には、S57議会採択された”核兵器廃絶平和宣言都市”の横断幕があります。」

と結んだ加納先生の言葉、

「どうすればいいのか。なにができるのか、しっかり考えてみてください。」

最後に訴える深澤眞 大月市郷土資料館館長の言葉が、参加した子どもたちの、そして我々大人の耳にも突き刺さります。

 

わずか終戦二日前。