創発企業経営

起業13年目の会社の経営、事業報告

韓国(1)

2013年07月07日 | 旅行
釜山はわたしの好きな都市のひとつです。 1987年以来、何度も訪ねています。 いままで、海のきれいな港町で韓国のなかでは気候風土が穏やかな街とだけ思っていました。

2003年の冬には、その年の夏に開館したばかりの釜山近代歴史館を訪ね、日本のかかわりから少し違った側面を見ました。 (開館から日が浅いこともあり、当時わたしの持っていた韓国ガイドブックには、まだ歴史館は載っていませんでした)

以下、展示されていた釜山の近代史を展示の内容とともに振り返りたいと思います。

開港:
当時の韓国は日本と同様鎖国政策をとっていました。 日本は米国のペリーにより開国を迫られた強圧外交そのままに、韓国に軍艦を送り、開国を迫りました。 この結果、1876年に締結されたのが江華島条約です。 このとき、開港した都市に釜山が含まれ、そこには日本領事館が置かれました。

開港後:
釜山には日本商人が貿易のために渡来、日本人居留地域 - 租界を設置しました。 租界は、軍事利用の側面が強く、日本の軍事進出の拠点となりました。

近代歴史館における展示は, その後は、大日本帝国(日帝)の収奪と支配の歴史です。 日本は、鉄道の敷設をはじめ、農業、工業、水産業、金融などの経済基盤を建設しましたが、歴史館における説明では、その理由はすべて人員と物資の収奪が目的であったとされています。

釜山近代歴史館は、大庁路沿いにあります。 道沿いに海に向かうと、日本から到着する国際フェリーターミナルのほぼ正面にあります。 港の中心からまっすぐに延びた大庁路はまるで、日本からやってくる人たちを正面から迎えるようです。


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