9月、広島県三原市から竹原市にかけて瀬戸内沿岸を訪ねました。
綺麗な白浜、穏やかな海、瀬戸内海の島々が眺望できました。
タクシーで移動中、運転手さんが、このあたりは過疎が著しく、若い人を殆ど見ないと言います。
竹原市の人口増減率は(2015-2020年)-9.21% (全国平均は-0.75%)、65歳以上高齢化率は42.10%(全国平均は28.60%)。
なぜ、若い人がいないかと言えば雇用がないからだといいます。 三原市の帝人は2018年に撤退、三菱重工も整理縮小を進めています。
朝、三原駅から通勤に通う人が列をなして、それは活気があったそうです。
穏やかな瀬戸内は住むには最適な環境なのに、産業、特に製造業が縮小。雇用が減少すれば、住み続けることができない現実は考えさせられます。
日本経済停滞は何が原因だったのか? 大量の雇用を維持できる製造業にこだわり続けるべきなのか?
このあと少し考察してみたいと思います。