2017/5/1付 日本経済新聞 朝刊に以下のような記事がありました。
「1年間に開業した企業数を総企業数で割った開業率は21%に達する。開業率を国際比較すると、日本は5%前後、米国は10%程度で推移しており、中国の開業率の高さが際立つ」
今回、北京、天津を訪ねて街中に黄色やオレンジの自転車が多いのに気づきました。
これが「自転車シェアリング」だと気づきました。 歩道のあちこちに自転車があふれて、自転車につけられたバーコードをスマホのアプリでスキャンして、決済もスマホでできるという便利なものです。
日本にも同様のサービスがあれば便利だと思います。 今後の中国での自転車シェアリングのさらなる普及については予測できませんが、間違いなく民間企業による起業のダイナミズムは感じました。
5月にTEDA(天津経済技術開発区)の管理本部は、大企業の誘致のみならず、起業の振興にも積極的です。管理本部ではワンストップサービスでの開業手続きが可能で、建物の中には、主要銀行の殆ど店舗を開いていてました。 TEDAは、投資企業の社員に対する住環境や医療環境の整備にも注力しており、企業に対する行政サービスは、日本よりも中国の方が進んでいると思いました。
天津訪問の2日目、黄砂が発生しました。
翌日、北京でも朝から黄砂で視界が悪かったのですが、昼過ぎには青空が戻ってきました。
しかしながら、PM2.5の影響と思われる咳が止まりませでした。
規制が及ばない起業のダイナミズム、行政サービスの良さというメリットがある反面、空気の悪さは大きなデメリットだと実感しました。