ここに来てくださる皆様なら、とっくにご存じだと思いますが、麻生の野中広務に対する差別発言、普通の国ならあの一言で政治生命を絶たれていても不思議はない。自民党に寛大な日本のメディア、市民のおかげで、首相候補にまでなったが、候補のまま埋没させたい候補ナンバー1であることは間違いない。
そこで、改めて、差別発言を暴いた魚住昭氏の著書「野中広務 差別と権力」から問題部分を引用したい。
◆ ◆
二〇〇三年九月二十一日、野中は最後の自民党総務会に臨んだ。議題は党三役人事の承認である。楕円形のテーブルに総裁の小泉や幹事長の山崎拓、政調会長の麻生太郎ら約三十人が座っていた。
午前十一時からはじまった総務会は淡々と進み、執行部側から総裁選後の党人事に関する報告が行われた。十一時十五分、会長の掘内光雄が、
「人事権は総裁にありますが、異議はありますか?」
と発言すると、出席者たちは、
「異議なし!」
と応じた。堀内の目の前に座っていた野中が、
「総務会長!」
と甲高い声を上げたのはそのときだった。
立ち上がった野中は、
「総務会長、この発言は、私の最後の発言と肝に銘じて申し上げます」
と断って、山崎拓の女性スキャンダルに触れた後で、政調会長の麻生のほうに顔を向けた。
「総務大臣に予定されておる麻生政調会長。あなたは大勇会の会合で『野中のような出身者を日本の総理にはできないわなあ』とおっしゃった。そのことを、私は大勇会の三人のメンバーに確認しました。君のような人間がわが党の政策をやり、これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんてできようはずがないんだ。私は絶対に許さん!」
野中の激しい言葉に総務会の空気は凍りついた。麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたままだった。
◆ ◆
麻生が、庶民をどのような目で見ているかがよ~く分かるエピソードだ。彼のような人が総理大臣候補であることを恥ずかしく思う。
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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そこで、改めて、差別発言を暴いた魚住昭氏の著書「野中広務 差別と権力」から問題部分を引用したい。
◆ ◆
二〇〇三年九月二十一日、野中は最後の自民党総務会に臨んだ。議題は党三役人事の承認である。楕円形のテーブルに総裁の小泉や幹事長の山崎拓、政調会長の麻生太郎ら約三十人が座っていた。
午前十一時からはじまった総務会は淡々と進み、執行部側から総裁選後の党人事に関する報告が行われた。十一時十五分、会長の掘内光雄が、
「人事権は総裁にありますが、異議はありますか?」
と発言すると、出席者たちは、
「異議なし!」
と応じた。堀内の目の前に座っていた野中が、
「総務会長!」
と甲高い声を上げたのはそのときだった。
立ち上がった野中は、
「総務会長、この発言は、私の最後の発言と肝に銘じて申し上げます」
と断って、山崎拓の女性スキャンダルに触れた後で、政調会長の麻生のほうに顔を向けた。
「総務大臣に予定されておる麻生政調会長。あなたは大勇会の会合で『野中のような出身者を日本の総理にはできないわなあ』とおっしゃった。そのことを、私は大勇会の三人のメンバーに確認しました。君のような人間がわが党の政策をやり、これから大臣ポストについていく。こんなことで人権啓発なんてできようはずがないんだ。私は絶対に許さん!」
野中の激しい言葉に総務会の空気は凍りついた。麻生は何も答えず、顔を真っ赤にしてうつむいたままだった。
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右翼独特の小理屈は、百人斬り・南京・沖縄と続く右翼裁判でも聞き飽きているとは言え、聞く度「変!」と驚かされる。
大体、安倍中川ってコンビでNHK言論弾圧をやった、下痢で辞めた安倍元総理と泥酔中継で辞めた中川前大臣でしょ。
(漢字が違ってるけど、ソレは麻生さんも読めない方だし、右翼はきっと漢字が駄目なんだろうって事でスルーします。)
悪人右翼で根性も無いボンボンから叩かれてたって、普通一般の社会常識では「名誉の負傷」扱いなのに。
何で斯くも社会常識から外れた価値観で、変なヒト達から非難された名誉を傷みたいに言うの?
変わってるねぇ。
魚住氏は少なくともこの差別発言に関して
自分では取材をしていません。
そもそも差別発言があったといわれている現場に
魚住氏はいませんでした。
素性も明かされていない番記者のタレコミを
そのまま鵜呑みにして書いているだけですよ。
野中氏に断りもせず出身であることを公表し
後に激怒されていることもあとがきに書かれてます。
魚住氏は以前に阿部・中川両氏にも同じようなことをして
一時期かなりバッシングにあっていた人物です。
詳しくは魚住昭でウィキペディアをご覧になることをお薦めします
私もこの本(噂の真相記事にも同趣旨あり)を読み、特に批判や否定も無かったのでこれを一応、信じるに足る記述と思ってきました。
ところが最近、これを否定するジャーナリストが論考を各誌で発表しています(一応週刊朝日、週刊文春という有名誌)。
藤本順一氏によるもので、河野グループ内で敗れた政治家や、ある通信社の記者が絡んで怪文書的に情報を流したというのです。
くわしくは
ホドロフスキの記録帳
http://d.hatena.ne.jp/Jodorowsky/20080921
http://d.hatena.ne.jp/Jodorowsky/20080921#1221967320
これを受けての私の感想です。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080923#p3
とりあえず今現在は「魚住説もある・藤本説もある」というふうに私は受け止めています。
(※もっとも藤本氏は最近活躍していますが上杉隆氏によると麻生氏と同郷で、麻生の著書の編集にも関わっているそうですから利害関係者といえるかもしれません。)
参考までに。
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従って、んな匿名のB層右翼がネットで適当なインチキを回数だけ何度も繰り返すのは意味が無いとして無視するが、麻生サイドが野中氏なり河野氏なり魚住氏なりを名誉毀損で告訴し且つ勝訴した場合は、麻生さんは差別発言を『行っていない』と認めてイイよ。
ソレが無い以上、今もコレからもずっと麻生さんは差別発言において限りなく黒に近い灰色で、十中八九発言した!で、決まりだ。
きっと、詳細認定でホジクラれると、痛いんだろう。
へんな相対化するのは やめてください。
「2人のうち どちらが いいか/ましか」という問題設定での議論じゃないでしょう? そもそも野中は引退し,麻生は新首相になった人物。1000歩ゆずって「どっちもどっち」だとしても,警戒すべきは麻生です。
それに,相手が野中だったら差別発言してもどっちもどっちだというのなら,相手が誰なら「どっちもどっち」じゃないということのなるのですか??
野中を批判したければそれに値する材料をもって批判すべき。この件に関しては絶対的に麻生が悪い。ちがいますか?
『野中広務 差別と権力』(魚住昭、講談社)に
「大勇会の議員三人が麻生の差別発言を聞いたと証言しているという。」
というから発言がないという方が信用できないでしょう。
刑事や民事の係争中じゃないのに。
蓋然的に、発言をして居るだろうと疑われるだけの、充分な問題発言の履歴経歴があるのは、公然たる事実だし。
悔しきゃ、今からでも遅くはないから、麻生さんに「お口にチャック!」と躾けて上げればイイのに。
総裁選中の今でさえ、名古屋の立会演説で、先のゲリラ豪雨が洪水を惹き起こしたのが岡崎方面だったので「いいが、コレが名古屋ならコノ辺り一体も洪水」といった、デリカシーを欠く発言しちゃって。
これからも、マスマス思い遣られる事は確か。
野中支持派の底が知れる発言ですね(笑)
>国会答弁で否定したからデマ
別にそのような事を言うつもりはありません。麻生本人の署名した議事録なり、録音なり、その場に居合わせた利害関係の無い複数の関係者の証言なり、何らかの合理的な証拠があれば本人が否定しようが何だろうが信じますよ。
本件に関してはそういったものが無さそうなので信用できない、というそれだけの話です。
>もう片方(野中)も意見を明らかにしていない、ってことですよね
これだから麻生支持のクズはどうしようもない。野中は講演で明らかにしていますし、麻生は国会では一応否定している。が、今発売している週刊文春にも書かれていますし、国会答弁で否定したからデマだと言うなら、国会答弁でP献金を否定し、創価学会の意向で公明党が動いているわけではないと答弁しているのだから、当然創価公明の関係を追及するのをやめるんだな?全く、2ちゃんでもいくら反論してもウジように湧き出てきて「野中のデマ」と言う人が出てくるから嫌になる。
何度も強制連行された人々が脱走やら決死の抗議やら、どんなにより一層非道い扱いを受けようが、せずに居られぬ過酷さだった。
まあ、今時は検索で簡単に出るけど。
歴史を愛好してる立場からは、差別も古代上代の渡来系で皇太神以外の神を祀っていた、富の集約を収奪し易かった地域が故意に『堕とされた』モノと理解しています。
だから、なまじっか無関係ではないですね。
歴史の闇は常にインタレストです。
ウソ臭さにダメ押しをかけているような。。。
事実関係について、当事者の片方(麻生)は否認、もう片方(野中)も意見を明らかにしていない、ってことですよね。
>魚住さんが取材して書いたものです。
>
>したがって、信用性はきわめて高いと思いますよ。
説得力に欠けるなぁ……
こんな理屈がまかりとおるなら「沖縄密約も政府が調査した上でないと言っているのだから、信憑性はきわめて高い」とか言えそうな気がするのですが……
したがって、信用性はきわめて高いと思いますよ。
マスコミにもあれだけの当意即妙の返しをする麻生が野中に言われるがままなんて事は考えにくい。仮に発言が事実だとしても「そんな事は言っていない。真意は~だ。そういうあんただって~じゃないか!」くらいの返しはその場でできそうなもんだし。
というかその一文を読んで下記の文章のようなウソ臭さ(というか都合良く編集された作り話っぽさ)を感じました。
毎日新聞(夕刊) 1998年2月4日 『ナヌムの家』
「好きでやったんだろう」
「売春婦!」
「うるさい、最後まで見ろ!」
先月14日、東京・中野のBOX東中野で開かれた試写会でとげとげしい、やじが飛んだ。
韓国の元従軍慰安婦たちの現在を追うドキュメンタリー「ナヌムの家・パート2」が上映されていた。
やじっていたのは、客席前方に陣取っていた中年の男性2人組だ。会場は騒然となり、収集がつかなくなった。そのとき、会場にいた元慰安婦の女性がすくっと立ち上がって、身の上話を始めた。
日本軍に連行される前からもつらい暮らしだったこと。父親は酒乱で、よそに女性がいて
母親を顧みなかったこと。たまに帰宅すると子供たちに暴力をふるったこと…。
場内は水を打ったように静まりかえった。さて、くだんの男性はというと。なんと、体をがたがたと震わせているではないか。「もういい、帰るぞ」
そのひとは精いっぱいの強がりを吐いて、会場を出ていった。
友人が「ちょっと感動的でね」と教えてくれた。「ナヌムの家」(パート1、2)の
劇場公開は今月14日から。
【佐藤由紀】
http://www.jca.apc.org/usokiji/yuraku.html
↓
毎日新聞(夕刊) 1998年2月5日 <訂正>
4日憂楽帳「ナヌムの家」の記事中、BOX東中野で先月行われた試写会でとげとげしい
やじがあったとあるのは、一昨年の別の試写会での出来事でした。先月の試写会は平穏に行われました。また元従軍慰安婦の女性が身の上を語ったとあるのは、映画の中のことでした。確認不足のため関係者にご迷惑をかけたことをおわびします。
http://www.jca.apc.org/usokiji/teisei.html
だって、差別発言の常習犯で(コレが西欧なら幾ら政治生命があっても足りない)、しかも洒落抜きで幹事長になった内閣改造以降だけで、もう口害を調子扱いてブッ飛ばしてますから。
まあ、私が一番問題と思ったのは大分前の、事もあろうに九州で博物館新設のレセプションで、館の方針と真っ向対決する「日本単一民族説」をブチ上げたのが、館が気の毒だったです。
瞬間的に「呼ばなきゃ良かった!」と心から思ったろうなと、責任者とか。
しかし、実際に麻生が首相になり、総選挙になれば、この情報を載せます。それまでは、今載せても影響があまりないので。他にも、「庶民の皆さんには~」などの、完全に特権階級意識の発言や、麻生財閥の元の炭鉱では朝鮮人強制労働があった事実なども、総選挙まで温存しておきます。
また、へたにそういうことを言うと、愚かなB層は、反韓国感情から麻生支持に回る危険も考え、表現は慎重にするべきだと思います。
馬鹿は馬鹿ですから。一方でうまく表現すれば、国民たちをさげすむ麻生の本質を暴くことができるでしょう。
ま、これから国政に害を与えそうな、麻生さんの方が怖いっちゃあ、怖いですが。
どうせ、口害で早期総選挙でしょ…。
でも私たち真のプロテスタントからすれば
カソリックもサタンが創った偽キリスト教なんだけどな~
ま どっちでもいいか~~
どういうことかと言えばアメリカ追従=まもなく共倒れって具合ですかな…
自己保身のための売国政治家ではなく日本国及び日本国民に利益をもたらす真の愛国政治家はもはやどこにも存在しないのでしょうか…
どっちにしても,カトリックに列せられているのは母親の影響に過ぎず,父親はしょせん飯塚のセメント暴力団に過ぎない.この二人を結び付けたのがもし統一協会だとしたら,カトリックは自ら謝罪するべきだ.現に麻生氏の秘書の一人は統一協会員である.
# これは私たちプロテスタントの方へも,特に福音系教会に "Power for Living" という,統一協会系のカルト団体が浸透し始めていることからもわかる.最近,韓国ではプロテスタントが強いというデタラメを振り回す連中もこの"Power for Living"である.韓国は基本的にカトリックの国で(日本に国家神道を押し付けられたため),たまたまソウルで統一協会が"Power for Living"を蓑の笠にして活動しているだけなのである.
野中という人も
どうなのかな~~
と思いますけどね。