国際的なジャーナリスト団体「国境なき記者団」(本部パリ)が、24日、168か国を対象に報道の自由に関する調査結果(←英文クリック)を公表した。日本は、37位から51位まで転落した。2002年には26位だったから、それと比較するとかなりの下落だ。
この原因を国境なき記者団は、
Rising nationalism and the system of exclusive press clubs (kishas) threatened democratic gains in Japan, which fell 14 places to 51st. The newspaper Nihon Keizai was firebombed and several journalists phsyically attacked by far-right activists (uyoku).
(日本は14ランク落ちて51位となった。その原因は、ナショナリズムの高揚と記者クラブシステムが日本で民主主義が進展することを脅かしていることだ。日本経済新聞は火炎瓶を投げられ、数人のジャーナリストが右翼uyokuによって負傷させられた)
と説明している。
記者クラブについて最近問題が悪化したということは聞かない。したがって、ナショナリズムの点が問題とされたと言うことだ。
しかし、それにもかかわらず、読売(←クリック)は、【日本については、記者クラブの存在とナショナリズムの高揚を順位低下の理由として指摘した。】などと欺罔的な記事を書くから、腹が立つ。きちんと問題点を伝えないといかんだろ。同じ新聞社やジャーナリストへの攻撃が問題とされているんだ。それくらい、きちんと伝えてほしいもんだ。
読売は、米国についても、【当局と記者団との関係悪化で前年比で9位後退して53位だった。】と淡々と書くが、実際には、【the president used the pretext of “national security” to regard as suspicious any journalist who questioned his “war on terrorism.” 】(大統領が国家安全保障を口実として、彼のテロとの戦いに疑問をぶつけたあらゆるジャーナリストを疑わしいと見なしたこと)を関係悪化の原因だとしているのに書いていない。
北朝鮮が最下位だなんてことは明白であり、そこにスペースを割くのもいいが、少なくとも日本のことはきちんと伝えないとね。
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Rising nationalism and the system of exclusive press clubs (kishas) threatened democratic gains in Japan, which fell 14 places to 51st. The newspaper Nihon Keizai was firebombed and several journalists phsyically attacked by far-right activists (uyoku).
(日本は14ランク落ちて51位となった。その原因は、ナショナリズムの高揚と記者クラブシステムが日本で民主主義が進展することを脅かしていることだ。日本経済新聞は火炎瓶を投げられ、数人のジャーナリストが右翼uyokuによって負傷させられた)
と説明している。
記者クラブについて最近問題が悪化したということは聞かない。したがって、ナショナリズムの点が問題とされたと言うことだ。
しかし、それにもかかわらず、読売(←クリック)は、【日本については、記者クラブの存在とナショナリズムの高揚を順位低下の理由として指摘した。】などと欺罔的な記事を書くから、腹が立つ。きちんと問題点を伝えないといかんだろ。同じ新聞社やジャーナリストへの攻撃が問題とされているんだ。それくらい、きちんと伝えてほしいもんだ。
読売は、米国についても、【当局と記者団との関係悪化で前年比で9位後退して53位だった。】と淡々と書くが、実際には、【the president used the pretext of “national security” to regard as suspicious any journalist who questioned his “war on terrorism.” 】(大統領が国家安全保障を口実として、彼のテロとの戦いに疑問をぶつけたあらゆるジャーナリストを疑わしいと見なしたこと)を関係悪化の原因だとしているのに書いていない。
北朝鮮が最下位だなんてことは明白であり、そこにスペースを割くのもいいが、少なくとも日本のことはきちんと伝えないとね。
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報道の自由に関しては、当事国の公益性の感度精度に依存するものであり、国家間の差異だけではなく、個人間の差異において非常に触れ幅があるわけである。どこまでを報道許容範囲として理解しえるのか?というアウトラインは法理で律するものであるべきだろう。
ちなみに、報道の自由は、もう一方で報道する側の信用度の問題があることを忘れてはならない。暴露ジャーナリズム時代の再燃(写真週刊誌の隆盛期)などの醜態を晒すことなきよう、報道の自由のあり方を考えることが先だと思う。律することも重要だが、律せされる側のモラルも課題であると、日本の報道の自由に関しては感じている
確かに、イラク戦争関連、自衛隊関連などの報道を筆頭に非常に制約的環境にあることは否定しえない。しかし、これはジャーナリズムの発展の低さも否定しえないが、市民社会がディスクローズ意識が低いという問題点に集約されるのだと思う。
ちなみに、韓国よりも下位である事実に関してはその回答を用意できないのだが、一方で報道で人権侵害が発生する事実に対して、上位の北欧諸国では問題が発生したことも忘れてはならない。(ムスリム風刺表現事件)
報道が自由であることは否定しえないのだが、自制できないメディアであってはそれは暴露ジャーナリズムとして第四権力としての暴走の可能性を締めていることを忘れてはならないと思える。この反省はアメリカとイギリスの暴露ジャーナリズムによる政治不信から見ることができるのであるが、日本はその歴史を経ていないので、おそらく留意する人は数少ないのだろうが・・・・
アパ隠蔽事件は、凄いらしいですよ!