情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

このポスターについて私が疑問に思うことは裁判員制度のことではないんですよ…

2006-09-24 00:04:48 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
裁判員制度を批判したいのではないのです…。(ちょっと不親切な聞き方だったかもしれませんが)



【追記】コメントで私の疑問と同じ疑問をいただきました。



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22 コメント

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本人達の問題ではありませんよ (ヤメ蚊)
2006-10-07 10:19:16
【実際に、女性の魚屋さんや男性の看護士さんはそういう問題で悩んでいるのですか?

とりあえず、私の周りにはそういう悩みを持つ人はいないのですが…

保父さんは結構知ってるし、男性の看護士もいるんですが。

建築系の女性は労働環境の悩みはあるみたいですけど。】



ポスターを見た人に、固定化した意識を持たせることが問題だと指摘しているのであって、女性の魚屋さんが嫌悪感を持つとかそういうことを問題しているのではないですよ…。

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Unknown (izumi)
2006-09-29 15:06:24
>ヤメ蚊さん

そうですね、主目的のわかりやすさの範囲内でそういった努力を求めていくのであれば、確かに有りだと思います。



…でも実際のところ、『問題』ってあまり思えないんですよね。

好きでマイノリティやってる人には、

「そんな恩着せがましい配慮なんていらん」

と思う人もいるんじゃないかな…

こういう運動って、本当に本人達の為になっているのでしょうか。

仕事ではないけど、マイナーな趣味をいくつか持っている身としてはそんな事を考えてしまいました。

実際に、女性の魚屋さんや男性の看護士さんはそういう問題で悩んでいるのですか?

とりあえず、私の周りにはそういう悩みを持つ人はいないのですが…

保父さんは結構\知ってるし、男性の看護士もいるんですが。

建築系の女性は労働環境の悩みはあるみたいですけど。



>レイランダーさん

前提として「伝えたいことをちゃんと伝えるのが広告」というのがありますので。

そこからずれてはいないと思うのですけど…ずれてるのかな。

すみません、ちょっと考えてみます。
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izumiさん (レイランダー)
2006-09-29 14:16:42
>その問題は既に述べておりますが。



僕が書いたのは全然「その問題」についてではありません。

もう一度概略化して説明しますね。



Aという問題をヤメ蚊さんが指摘した。

Bという問題もあることをizumiさんは指摘した。

これだけなら何もおかしなところはない。

Bという問題をもっと考えましょうよ、とか、

Bの方が大事ですよ、とか主張するのも、別におかしくはない。論点は枝分かれしますが、こういう論点もあるよと並列的に持ち出すのは、議論としては普通のことだと思います。



ですが、izumiさんは「Bという問題があるのだからAを言うのは不当だ、偏っている」というようなロジックを展開していると僕は感じました。それはまずいだろう、と僕は書いたのです。おそらく無意識にやっているのでしょうけれど、それは結果的に論点をぼかす、またはすりかえることだと思うのです。



同様に僕へのレスの中でも、izumiさんは

>自分たちが気になる事にだけは配慮してほしいっていうのは、ちょっとどうか

と書いていますけど、ヤメ蚊さんにしろ誰にしろ、「だけ」をわざわざ主張してなんかいないし、優先順位を特に主張してもいません。たまたまこのエントリーでは「ジェンダー」について触れた「だけ」だと思います。

また、その前のヤメ蚊さんへのレスでも、ポスターに出てこない職業の人たちについて、

>自分たちの職業の存在が無かったことにされてるんですから

などとおっしゃってますが、これは明らかに飛躍でしょう(ただizumiさんは、むしろヤメ蚊さんの問題提起がそもそもこうした飛躍を生むんだからそっちに責任がある、と言いたいのでしょうね)。

いずれにしろ、ここでもまた、飛躍を通じて無意識に論点をぼかす、あるいは自分の意図する方向にねじ曲げるような心の働きがうかがえます。

違いますか?
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できることからはじめましょうよ (ヤメ蚊)
2006-09-27 21:58:14
【わかりやすさを優先してステレオタイプになるのは仕方ないんじゃないですかね】



例えば,魚屋の大将を女性として描くことが分かりにくくしますか?
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>レイランダーさん (izumi)
2006-09-27 15:48:37
その問題は既に述べておりますが。



>このポスターがイラストで伝えたい事の第一は『裁判官』と『それ以外の仕事』の差異が少なくなる事でしょうから、それぞれの職業についての『わかりやすさ』が優先されるケースだと思います。

>確かに、それぞれの職業には老若男女いるわけですが、一つ一つの職業に対して全パターン書いていたらわけがわからなくなりますので、わかりやすさを優先してステレオタイプになるのは仕方ないんじゃないですかね・・・



とね。

自分たちが気になる事にだけは配慮してほしいっていうのは、ちょっとどうかと思うと言っているのですよ。
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横から失礼 (レイランダー)
2006-09-27 15:28:23
『出てない事が問題だ』と言っているのはizumiさんであって、ヤメ蚊氏が指摘した問題は「出ている人の描かれ方」です。そこで、「出てない人がいること」だって問題なんだから「出ている人」の問題は考えるな、というのであれば、それは「論点のすり替え」と呼ばれるべきものです。

「どっちも問題だからどっちも考えよう」という積極的な意味であればいいのですが、そういう雰囲気ではありませんよね?izumiさんの発言は、そこが問題だと感じます。



ヤメ蚊さま、こんな場面から失礼ですが、自分のHPでこちらのブログのリンクを貼らせていただきました。今後ともがんばってください。
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いいえ? (izumi)
2006-09-27 03:04:37
『出てない事が問題だ』と言っているのに、レベルの違いも何も無いんじゃないですか?

むしろ、自分たちの職業の存在が無かったことにされてるんですから当人たちの思いはジェンダーのそれより強いかもしれませんよ?
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男性と女性はこのポスターに (ヤメ蚊)
2006-09-27 02:33:26
登場しているんですよ。それと出ていない人物とは問題のレベルが違うでしょう?
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>ヤメ蚊さん (izumi)
2006-09-26 12:17:17
そうすると別の方向から

「車椅子の人がいない。障害者に対してだけは配慮して欲しかった」

「老人がいない。高齢者に対してだけは配慮して欲しかった」

「画家、音楽家などが(略)」

「スポーツ選手(略)」

「(略)」

「(ry



となるわけですが。

ジェンダーだけ優先するという事は、他への差別になるんじゃないですか?
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少なくとも (ヤメ蚊)
2006-09-26 02:49:53
このポスターに描かれているのは一人の主婦を除いて職業を持った人ばかり…。そのいずれもがジェンダーバイアスがかかっている状況だけは,避けて欲しかったですね…。
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個人的に (metola)
2006-09-25 19:44:02
髪をツンツンに逆立てたミュージシャンとか入れてくれたらおもしろかったなぁw
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限定しちゃダメでしょう (izumi)
2006-09-25 12:01:36
一つに配慮するなら、他についても配慮しないと。

…で、思い付く限り全部に配慮したポスターは、何を伝えたいのかさっぱりわからないものになる上、思いつかなかった点を指摘されて差別助長と責められるわけですね。
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性の問題に限定していうと,例えば (ヤメ蚊)
2006-09-25 00:41:09
ポスターの魚屋の大将を女性にするだけでいいんですから難しいことではないように思います。
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言わせときゃいーんじゃねーの (白片吟K氏)
2006-09-25 00:27:46
外野には言わせときゃいーじゃん。

クライアントさえクリアすればいいんだし。



女装してる奴や男装してる奴はこの中に居ないって見る方が勝手に思いこんで、自分で価値観を固定してるって面もあると思うよ。

このポスターは、ハセキョウ使ったやつよりは裁判員制度の意図を伝えようって言う気力が見られるし、それなりに気をつかったんだろうよ。

あくまでも「それなり」だけどな。



>車椅子のひとつも混ぜておくべきですか?



混ぜればポイントアップしたと思う。

このまえ、検察審査会で要介護者が審査員に選ばれた場合、最高裁が介助費を全額負担する方針を決めたばっかりだし。



ま、いい機会だから、全部をクレーマー扱いせずに、ちょっと考えてみたら?

・・・って、最初と言ってること違うな、俺。
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いちいちこの程度のものが気になってしまうのですねぇ・・・ ()
2006-09-24 22:07:37
デザイン会社で仕事をしている私の立場から正直なところを言わせていただくと

「いちいち気にしすぎな人がクレームをつけてきて仕事がやりにくくて仕方が無い」

というところです。

ポスターの限られた紙面に伝えたい情報をシンプルに収めるのは大変で、クライアントからもわかりやすさを求められます。

そもそもこの人物たちの中に「何をやっているかよくわからない人」をわざわざ混ぜるのはポスターの意図としてどうでしょう?

そういえば健常者ばかりってのも気になったりするんですか?車椅子のひとつも混ぜておくべきですか?

多数派をシンボル的に図示したからといって少数派を貶めるものでも強制するものでもありません。それをジェンダーだの価値観の固定だのと言われますと、なにやらまるで犯罪者・差別者扱いされたような気分になります。

と、いうわけで現場では日々

「あ、悪役にサングラスかけさせるとクレーム来て面倒ッスよぉ。」とか「この女の人スカートじゃなくてパンツにしとく?」「この絵柄だと性別わかんなくならね?」とかいう不毛な会話が繰り広げられております。

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ジェンダー意識そのものは、自然な事だとは思います (いいげる)
2006-09-24 12:01:45
「ヒトラーの予言 (完全バージョン)」 

http://inri.client.jp/hexagon/floorB1F_hss/b1fha400.html

には、こんな言葉が



『 今世紀末から来世紀はじめの文明国では、きみのように結婚もせず、子どもも生まず、一生、男以上の働きをする女性が増えるよ。しかし、それは当然、女性の見かけの地位の向上とともに、その民族の衰亡──ひいては人類の破滅につながるワナなんだけどね。 』



まあこれはともかく、「 男らしく、女らしく 」 という、無意識的な、しかし根強い “ 私の感覚 ” に沿った、大変 “ 裁判員制度らしい ” ポスターだな、と思いました。



僕は 「 男らしく、女らしく 」 が好きなので、ポスターの構図そのものはさして気にならないのですが、問題は 「 男らしく、女らしく 」 を拒否することが、日本では “ 許されぬ罪悪 ” のように扱われていることだと思います。国歌斉唱の強制問題もそうですが、「 良心的に違う行動をとる権利 」 が認められていないことが恐ろしい。



多くの日本人にとって 「 ジェンダー意識 」 に “ 囚われた ” 生き方のほうが、社会生活が円滑に進みます。それはそれで、僕は結構なことだと思いますが、一方で、 「 ジェンダー意識 」 に “ 囚われない ” 生き方のほうが適している人も必ずいます。これは近年に始まった事ではなく、平安時代に金融業で成功した(そして糖尿病になった?)女性や、戦国時代に家長として家を継いだり、戦場で武将として活躍した女性の記録が残っている事からも明らかです。(アマゾネスという人々もいますね。女性は戦いに行って、男性が子供の面倒を見る、という)



こういう “ 違う人 ” を認めない、認めるのが怖い、この意識が解消され、 “ 違う人 ” が普通に認められ、敬意を払われる世の中になればいいのですが、どうすればいいのでしょうかね。このポスターに手を入れて “ ジェンダー・フリー ” 化すると 「 最大多数の最大幸福だろう!“ フツーの人 ” よりも少数派の“ 違う人 ” に配慮するのか! 」 という感情的な反発を招いて、現状をより悪化させるだけのように思います。もっとも、現状を追認するだけでは、ジリ貧なだけですが…。
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難しいですねぇ (izumi)
2006-09-24 11:34:38
このポスターがイラストで伝えたい事の第一は『裁判官』と『それ以外の仕事』の差異が少なくなる事でしょうから、それぞれの職業についての『わかりやすさ』が優先されるケースだと思います。

確かに、それぞれの職業には老若男女いるわけですが、一つ一つの職業に対して全パターン書いていたらわけがわからなくなりますので、わかりやすさを優先してステレオタイプになるのは仕方ないんじゃないですかね・・・
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なるほど (ヤメ蚊)
2006-09-24 07:03:21
そりゃそうだ。

でも,確かに性の固定っていうのは,そういう点からも問題になる。真面目に考えてみると,そういう問題をクリアしようとするならば,同性同士のカップルを描けばいいのかな…。
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いや (白片吟K氏)
2006-09-24 01:21:46
女装している男性や、男装している女性が混じってるかもしれないじゃないか。

見てくれだけで決めつけるもんじゃないよ。



弁護士にだって、そういう人、いるとゆー話聞いたことあるし。
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引用元は (ヤメ蚊)
2006-09-24 00:50:41
http://news.goo.ne.jp/news/nishinippon/chiiki/20060921/20060921_local_FK_001-nnp.html



です。
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そう思ったのです… (ヤメ蚊)
2006-09-24 00:49:47
このポスターは,男女の役割が固定的なんだよね。男性はいかにも男性がつきそうな職業の服装をまとい,女性はいかにも女性がつきそうな職業の服装をまとっている。裁判官に女性が混じっているのを除けば,全てジェンダー意識にとらわれている…。



西日本新聞によると,【18歳以下専用の相談電話を開設している市民団体「チャイルドライン北九州」(北九州市)が、寄せられた性の悩みを分析した結果、背景に「男らしさ」「女らしさ」のジェンダー(社会的・文化的性差)意識があることが分かった。また、男子の相談件数は女子の3倍以上。性を身近な人と語り合うことが難しい現状も浮かび上がった。



 同団体は、性の悩みの根を明らかにし、問題を社会に発信しようと初めてジェンダーの視点で調査。2003―05年に受信した392件を分析した。



 件数を性別でみると、女子89件(22.7%)に対し、男子は303件(77.3%)と圧倒的に多かった。同団体は「女性は育児など生活課題を政治の場で論議してきたように、私的な悩みを真面目に口にできる。性の悩みも母親や友人と話せる」と指摘。半面、男性にとって、性は語るほどのものではなく、周囲に相談できずに電話をかけてくる傾向にあるという。



 内容別にみると、最多は「体や性に関する悩み・知識や情報」115件(29.3%)。次いで「異性関係」89件(22.7%)だった。



 体の悩みで男子に目立ったのが「性器が小さい」「水着に着替えるとき意識する」など。性器の大きさを「男らしさの象徴」とする考え方が読み取れるという。一方、女子は「彼氏に『やせろ』と言われ食べることが嫌になった」「かわいい服を着るなど女の子っぽくなりたい」など、男性の好む女性像に固執しているケースが少なくなかった。】



ということらしい。



最高裁も少しは気をつかってほしいねぇ…。

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ステレオタイプというか (しみずみな)
2006-09-24 00:36:17
職種別(つまり「主婦」以外は働いてる人だけ)、しかもそれぞれ性別が固定されてるし、医師(?)以外は若い人ばかりだし・・・どこが「みなさん」?と私は思いましたが。違うかな?
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