情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

新特措法成立の報に接せしも筆を折らず。亜富汗斯坦人民の平和を祈り書く決意を新たにす

2008-01-11 20:11:31 | 有事法制関連
我、本日地下鉄電車中にて新特措法成立の報に接す。携帯電話に飛来し速報はわずか23文字にてその短さに涙す。送信者は23文字によりて何を伝えんとせしか。

顧みるに、昨年来、我国に在る報道機関は3度自死せり。
一度は、岩国市新市庁舎建設費国費交付金の防衛省による突然の差し止めなり。国が自治体に約束せしことを羽毛を払うかのごとく安易に破りし様は、まるで、地方に人無きがごとき暴挙なり。幾社の報道機関がこの人無きがごとき暴挙を直視せしか。

二度は、弾道弾対応防衛体制に対する1兆円予算を実現させるための洋上の猿芝居実験なり。報道機関は「自走弾による迎撃成功せし」との公式発表を何ら吟味せず、そのまま掲載せり。政府は茶番に何ら実効性の説明も付せぬまま、1兆円の予算発動を内定せしも、その濫費を報道機関は何ら指弾せず。幼児にても値にそぐわぬ物は買うことなきなり。

三度は、本日成立せし新特措法なり。必要性なきこと明白なり。自爆攻撃せし者がなぜ、その身を捧ぐか、命を賭した若者の動機も歯牙にもかけぬまま伝えし記事・番組によりて、新特措法は通過せり。

我国報道機関が甘受せし報道規制体制の影響を考慮せしも、三度の自死は正当化しえず。事実を伝えずば、否、事実を聞かずば、何をもって報道機関と自称しうべきか。

戦前、軍の暴走を扇動せしは報道機関なり。戦前の報道機関は自らが過ちを犯す途上にあることを知ることかなわずといえども、我ら及び汝ら報道機関は現時、報道機関が戦前幾億の市民を戦禍へ導きことを知れり。今次法案の成立を受け、我は三度の暴挙に抗わざりし編集責任者を非国民と呼称するに毫も痛痒を感ぜず。

…我、猶、筆を置かず。彼の地では今まさに訳も知りえぬままに戦禍に遭う者あり。その者の平和のために闘わん。その闘い、すなわち、我らの平和を実現するものなり。


と、やや時代がかってしまいましたが、それもこれも…。






★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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2 コメント

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月やあらぬ花や昔の花ならぬ我が身一つは元の身にして (田仁)
2008-01-11 23:56:26
呑気なのび太首相はどう思ってるか知りませんが、伊藤忠&シェブロンへのお布施が以前通りと考えるのは、余りに国際情勢音痴でしょうね!

ブット暗殺以来の、パキスタン情勢不安定化は激しく、従来のようなパキスタン海軍への牧歌的給油(&横流し)は難しいでしょうから。

イランとホルムズ海峡で一触即発とか、あの辺り一帯が結構殺気立ってますよ?欲呆けだとアウト・オブ・眼中か知れないけど。

大概、アフガニスタンと大して変わらなくなってると思いますがね?自衛隊は遣れないって政府見解の。

ま、伊藤忠って既得権益の有無が最大の差異っちゃあ、アフガニスタンと大違いなのかも。
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後ね、サウジアラムコなんだって。 (田仁)
2008-01-12 13:20:05
欲惚けが自己中にパーティ券の事しか考えないのはさて置き、伊藤忠商事が、ま、言えば政商ってのもロッキード以来の常識で。
で!もう一方の、お布施のアガリを受ける先としての旭日通産ってば、昭和シェル石油の系列で、その親側の昭和シェルの第二株主が、サウジ国営のサウジアラムコなんだって。
今更ですが、英国やドイツの軍需利権汚職でも、サウジの企業は名前が挙がってるんですけどね…。
バンダル・ブッシュ恐るべし?!
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