情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

橋下弁護士の口車に乗って光市事件弁護団の懲戒請求をしたあなたへ取り下げるべきだとアドバイス~その5

2007-06-29 18:50:12 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 報道されている情報だけでも、十分、光市母子殺人事件弁護団に対する懲戒請求は濫用だということがますますハッキリしてきたが、念のため、弁護団の一員に話を聞いたので、ご報告します。すでに知っていた内容もありますが、そのまま再現します。【その1その2その3その4は、それぞれをクリックして下さい】

 弁護団員【まず、第1に、言いたいのは、弁護団の基本的な主張は、検察側が出した死体検案書が従前の認定事実と違うということ。つまり、①母親については両手で絞め殺したと認定されたが、口を塞いでいた手がずれたという説明が検死結果にあっていること、②子どもについては、高く持ち上げてたたき付けたと認定されたが、たたき付けられたような傷はないことを述べている】
 
 ヤメ蚊解説【これは、犯行態様の無惨さなども原因となって死刑が争われている事件において、弁護団として当然なすべき主張である。客観的データが、無惨な犯行という検察のストーとは違うのではないか、という主張は当然、なすべきことでり、その点が批判されるなら、弁護活動はできないこととなる】

 弁護団員【次に、犯行の動機などの点について、いかにも、差し戻し審になってから、弁護団主導で主張されているというような報道があるが、それは違う。すでに、家裁の調査記録に今回の主張と同じような内容のものがある。それを報道していない】

 ヤメ蚊解説【確かに犯罪心理鑑定人は、「山口家裁が作成した被告の調査記録に触れ『調査結果を精査していれば母胎回帰のストーリーが見えてきたはず。なぜきちんと吟味しなかったのか』と、差し戻しまでの審理に対して疑問を投げかけた」(下記産経)と報道されている】

 弁護団員【第3に、では、1審、2審の弁護人がそのような主張をしなかったのはなぜか、ということが問題視されているが、いかなる弁護方針をとるかはそれぞれ違うことはありうる、特に死刑事件であれば、全面的に認めるという場合もありうるだろう。いずれにせよ、以前の弁護人がなぜ、従前の弁護方針をとったかは不明だが、そこで主張していない主張をいまするのはおかしいという報道は一面的だ】

 ヤメ蚊解説【以前の弁護人が主張していないことを主張するのはおかしいと言われると弁護人は一定の主張するしかないことになる。弁護人ごとに事件に対するアプローチが違うのはむしろ当然だ】

 弁護団員【また、少年の経歴には、情状すべき点が多々ある。それが今回主張された経緯と関連している部分もある(詳細はいまは書きません:ヤメ蚊)】

 ヤメ蚊解説【確かに時事通信は、「加藤教授は『親密な関係にあった実母が自殺したため、孤立して12歳から自立できず、通常の18歳の人格ではなかった』と述べ、心と身体のアンバランスな成長を指摘した」と私が聞いた話の一端を報道している】


 …どうでしょうか?勝手にインタビューし、勝手に掲載しているので、微妙なことは書けませんが、報道されていることとは違う雰囲気が伝われば幸いです。





■■産経引用開始■■

山口県光市の母子殺害事件で、殺人などの罪に問われ、最高裁が1、2審の無期懲役判決を破棄した元会社員の男性被告(26)=事件当時(18)=に対する差し戻し控訴審の第4回公判が28日午前、広島高裁(楢崎康英裁判長)で始まった。前日に引き続き犯罪心理の鑑定人への弁護側の証人尋問が行われ、「被害者を死亡させた行為では、パニック状態で正常な判断ができなくなっていた」と証言した。

 鑑定人は、被害者の本村弥生さん=当時(23)=に抱きついて抵抗にあった際の被告の心理について、「癒やしてほしいという感情を阻止され、自分勝手に腹を立てた。他者からは理解されない感情だ」と分析。一方で、動かなくなった弥生さんの胸を触るなどの行為については「性的欲求が起きてもおかしくはない。(欲求がなかったという)被告の主張は必ずしも適切ではない」との見方を示した。

 また、被告の更生可能性について「自分を正当化する意識が強く、反省は全く足りない」としながらも、「心から謝罪できるための専門家のサポートが必要だ」と述べた。さらに、山口家裁が作成した被告の調査記録に触れ「調査結果を精査していれば母胎回帰のストーリーが見えてきたはず。なぜきちんと吟味しなかったのか」と、差し戻しまでの審理に対して疑問を投げかけた。

■■引用終了■■

 
■■時事通信引用開始■■

山口県光市で会社員本村洋さん(31)の妻弥生さん=当時(23)=と長女夕夏ちゃん=同(11カ月)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われ、最高裁が一、二審の無期懲役判決を破棄した当時18歳の少年で元会社員の被告(26)に対する差し戻し控訴審第3回公判が27日、広島高裁(楢崎康英裁判長)であり、弁護側が申請した加藤幸雄・日本福祉大教授(犯罪心理学)の証人尋問が行われた。
 被告の心理面について、加藤教授は「親密な関係にあった実母が自殺したため、孤立して12歳から自立できず、通常の18歳の人格ではなかった」と述べ、心と身体のアンバランスな成長を指摘した。

■■引用終了■■
 














★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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70 コメント

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コメントは「その6」にお願いします (ヤメ蚊)
2007-07-04 03:19:39
 混乱を避けるため、コメントは「その6」へお願いします。このエントリーについては、コメントはできないようにします。
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結局他人事 (中村)
2007-07-04 02:18:52
殺してやりたい、と、死刑にしてやりたい、が別物というのが
ヤメ蚊さんの理性あるご発言ですが、
「殺してやりたい」という気持ちが仇討ち制度のない現状
死刑をと求める気持ちになる流れも(正しいとは言い切れませんが、しょうがない、だって制度がないんですから)理解できないのでしょうか?

誰でも、自分が被害者になっていない段階でキレイゴトを言うのは簡単です。
実際それができるかどうか、です。
私が何度も岡村さんの話を出したのは、そこです。
「自分が被害に遭うまでは」キレイゴトをいうのは誰でもできます。
もし、それでも自分が揺らがないと言うのであれば、言葉遊びではなく、宣言されたらいいと思います。
橋下弁護士の態度にたいし、常軌を逸した(エントリ5つも使ってまで)反論をした貴方ならそれだけの崇高な理念をお持ちなのですよね?

どれだけキレイゴトを並べようと、橋下弁護士の行動に対し、他のエントリと見るからに違う態度(脊髄反射とも言うべき過剰な反応)を示したことは消えないと思いますよ。
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ほえほえさんへ (ヤメ蚊)
2007-07-04 00:53:38
 私は、真剣に書いているからこそ、断定的表現をとらないのです。そこをお分かり下さい。

 私はこの事件について、裁判所に提出された証拠をみているわけでもなければ、被告人から直接話を聞いているわけでもない。そういう状況の中で、●という条件のもとでは×だ、なんて言い切れるはずがない。もし、そうだという弁護士がいたら、その人は本当に厳しい事件、無罪をとことん争ったり、情状に関してとことん争ったりしたことがない人でしょう。

 事件は、個別具体的に判断されなければなりません。●という条件のもとでも、ほかの様々なファクターがあります。その弁護方針をなぜとったのかは、その事件の判決が確定したうえで、弁護方針を明らかにすることに被告人が同意などした場合に、弁護団から説明があって、初めて、ある程度の全貌が明らかになるのです。

 そのような全貌が分かってからでなければ、うかつな判断はできない。だから、断定しないのです。例えば、松本サリン事件の河野さんは、サリン事件をオウム真理教の犯行だとすることについて断定的な表現をとることにいまだに反対します。自らが体験していないことについて断定的な判断をすることが危険であることを十分に分かっているからです。

 私も同じことです。

 私たちは一件、一件が違うからこそ、弁護人として、また、代理人として、真剣に活動するのです。簡単に割り切られるなら、裁判の意味はない、そう思います。
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たびたびすいません (ほえほえ@実は死刑廃止派)
2007-07-04 00:27:45
つーまーりー、ドラえもんがどうした、魔界転生を読んで生き返ると思って死姦した云々といった話は、実は弁護団側が考えて、それを被告に主張させていたと『しても』「それならば懲戒請求をすることにも一理あるかもしれない」という程度の認識でおられるのですか?驚きました。それはさすがにヤメ蚊さんの常識を疑ってしまいます。
私は何も被告を死刑にしたいとは思ってはいませんし、今回は無期が妥当だとは思います。現在の日本の司法制度が被告に対して不利だとは思います(映画「それでも僕はやっていない」も見ました)。被告に不利な事実は隠してもいいと思います。でも、やはり積極的嘘はだめでしょう。被告にとってもどうですか?嘘を言わされて、被告の良心がとがめても構いませんか?
弁護士が正義の味方であれ、とは言いません。が、被告に自分たちの作りあげたオハナシを押し付けるようなことがあっても、スピード違犯程度であるという認識(文面からはこのようにしか感じられませんでした)しかないような方が弁護士と名乗っている状況は、正直背中がうすら寒くなります。はああんだけのことがでたらめだったとして、「懲戒請求をすることにも一理あるかもしれません」って…「一理ある」と言い切ることすらしねえのかよ。もうおいら疲れたよ。。

最後に。みなさん、冷静に考えれば今回の事件は無期懲役でもおかしくありません。弁護士たちの活動、言動でお怒りの気持ちもわかりますが、ぜひそれに流されませんよう、そして死刑廃止に関してもどうぞ感情的にならずお考えいただきますようよろしくお願いします。

ヤメ蚊さん 自分達にももっと厳しくなってね。
返信する
しゅうさんへ (ヤメ蚊)
2007-07-03 23:51:07
 「殺してやりたい」というのは、「自らの手で殺したい」と思うことであり、「死刑にしたい」というのは、「国家によって殺したい」と思うことです。この二つは、まったく違う意味ですよね。もちろん、死刑という方法で殺すことも殺すことの一種ですが、私がこの二つを別物として述べている文脈からお分かり頂けると思います。説明不足だったとは思いません。

 ただ、誤解を招かないように、二つの違いを説明しましょうか。目の前で大切に思っている人が殺された場合、もし手段があったらその場で犯人を殺したり、無惨な殺され方をした場合に被告人が刑務所から出所した後で本当に殺したのかを自ら確認して殺したいと思うことはあるかもしれないが、死刑にしてくれと国家に求めることはないということです。

【何で、言い切れるだ!?】…では、伺わせる事実としてほかに何があるのでしょうか?あれば、指摘して下さい。

【理解できないでもありません】…文字通りです。死刑にしたいと思う気持ちは理解できないでもないが、私はそうは思わないということです。これは矛盾していないと思うのですが…。 
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死刑執行を要求する弁護士が刑事弁護できるのか? (東西南北)
2007-07-03 23:49:11
「凶悪犯の弁護に比べて、守るものは小さいですが、大切なことには変わりがないと思いますが。」
 
 というか、橋下徹氏は凶悪犯に対し、涙を流して謝罪させた後に死刑執行せよ、と主張しているのですよ。まったく凶悪犯の弁護などできないではないですか?だから、そのような者に弁護士の資格があるのか、という問題が被告人になるかもしれない庶民から提起されるのは当然ではないでしょうか?彼は弁護とは金儲けの手段であり、事務所と家族を養う手段である、という態度ではないですか?ゆえに、司法試験に合格しても弁護士の資格はないのではないかとなるわけです。
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あああ・・・ (しゅう)
2007-07-03 22:19:19
>私は「その3」で、【私自身、光市母子殺人事件の被告人を死刑にするべきだという気持ちを持つこと自体は、理解できないでもありません

・・・・・
>>理解できないでもありません

どっちなんだよ?
「詭弁野郎」・・・
返信する
バカ 丸出し (しゅう)
2007-07-03 21:57:15
>もし、弁護団があなたが書かれているような不適切な弁護をしていることが分かったならば、懲戒請求をすることにも一利あるかもしれません。しかし、現時点では、そのようなことを伺わせる事実はないのです。

>>そのようなことを伺わせる事実はないのです。

何で、言い切れるだ!?

お前、「お釈迦様」かァ!?

「馬鹿、丸出し」ジャン ♪

返信する
心外 (しゅう)
2007-07-03 21:43:42
「心外」→期待を裏切られて、残念に思う様。

ヤブ蚊。
お前は、こちらに何を期待してる訳?
ふざけるな!

>「殺してやりたい」ということと
「死刑にしてやりたい」

どう「別物」なのか、キチンと説明してみろ!
ただし、中学生クラスに理解出来る、分かり易い言葉でだ!

明確に述べていますだと!?
のぼせ上がるなよ!!!!!!
エリート馬鹿が!!!!!!!!!

返信する
コメントをいただいた方へ (ヤメ蚊)
2007-07-03 21:10:50
小島さんへ
 例えば、日本は、捜査段階で得た情報が捜査側にとって有利なものは出すが不利なものは出さなくてよい制度(決定的なアリバイがある旨の報告書があっても、捜査側はそれをオープンにしなくてよい制度)を採用しており、被告人側にとって著しく不利な(不公平、不正義)な制度になっています(「その4」参照)。したがって、弁護側はそれに対抗するために法に触れない範囲であらゆる手段を尽くすのは当然です。弁護側を責める前に、取調の録画という先進国では当然の制度すら導入していない日本の司法手続の問題点を責めるべきだと思います。捜査側は、不合理どころではなく、不正義なこと(犯人でないことが分かっていても犯人にでっちあげる)をしてくることがあるのです。http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/11714abb85130f477ce2d958fddc47a0参照

ほえほえさん、そよかぜさんへ
 もし、弁護団があなたが書かれているような不適切な弁護をしていることが分かったならば、懲戒請求をすることにも一利あるかもしれません。しかし、現時点では、そのようなことを伺わせる事実はないのです。それにもかかわらず、「そうかもしれない」という理由で懲戒請求をするのはおかしくないですか?「あいつはいまは証拠はないが犯人かも知れないから、とりあえず、逮捕しておこう」ということが横行したらとんでもないですよね。あなたが言っているのはそれに近いものがあるのではないでしょうか。

しゅうさんへ
 私は「その3」で、【私自身、光市母子殺人事件の被告人を死刑にするべきだという気持ちを持つこと自体は、理解できないでもありません(個人的には「殺してやりたい」ということと「死刑にしてやりたい」ということは別のものだと理解していますので、「死刑にするべきだ」という気持ちはどのような被告人に対しても持ちませんが)】と明確に述べていますよ。詭弁と言われるのは心外ですね。
返信する
質問はこれで最後にします (そよかぜ)
2007-07-03 18:00:14
弁護士の世界では 弁護方針にタブーは無いのですか?
被告人が主張している事であれば どんな内容であっても
それを支持し弁護する。被告人が主張している事であればそこにタブーというものは存在しないのですか?
返信する
詭弁野郎! (しゅう)
2007-07-03 15:50:37
>「殺してやりたい」と思うことはあっても、「死刑にしてやりたい」とは思わない。「是非」なんて書かなくても回答済みです。

なあにが、回答済み、だよ。
自分の書いた文、読み直せ。
こう言うのを「詭弁」と言うのだよ。

「馬鹿」は、死んでも治らんな・・・。
ハイ、もう結構です。
これ以上、エラそーに、訳の分からん事、書かないで下さい。
慇懃無礼な恫喝もするな。

ヤブ蚊 へ
返信する
議論の残り (ほえほえ)
2007-07-03 13:43:22
弁護法については議論済みということだけど、まだ俺的には未消化の部分が。ハズカシさんがその2のコメントの『主張そのものは弁護士が言い出したもの(創作)だけど、(死刑回避という)利害関係上、被告人がその主張(作戦)に乗った』場合はどうなるのかという問題、俺も気になってたんだけど、ヤメ蚊さんが「蓋然性がない」ですませてんのはちょっとガッカリ。これはヤメ蚊さんがいってた2つのケースとは違う新たな論点なのに「うるさ~い。そんな証拠がどこにある!!」じゃあ話になんないっすよ。
俺としては手紙の内容と今回の主張の整合性は全然見受けられないし、被告がこれらの主張を全部創作したとは考えづらい、よって弁護団がストーリーを創作したことが疑われると考えてるし、弁護士会の自浄能力を補完する意味での懲戒請求の趣旨からも、例の判例を踏まえたうえでも、今回の懲戒請求は必ずしも不法行為にはあたらない、と思ってる。で、今回懲戒請求を出した人の多くはそんな感じだと思う。
それに対するヤメ蚊さんの主張が(1)弁護士に懲戒請求するには証拠が不十分と考えているのか(2)そもそも弁護士がストーリーを創作し、被告にそれを主張させるのは問題にあたらないと考えているのか、それが今ひとつはっきりしないんですよ。主張の対立点を明確にする意味でもそこを明らかにしてほしいな。
蓋然性は大きく変化する可能性もあるでしょ。今後例えば被告が「ドラえもん」や「魔界転生」は弁護団が言い出したことだと告白することもありうるし。
返信する
Unknown (小島)
2007-07-03 13:35:42
質問してもいいですか?
その3で「弁護人が不合理と思われる主張をしてはならないことにはなりません。」とおっしゃってますが、弁護士法では「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」と書いてあります。
不合理とは文字通り理にかなっていないことであり、理にかなわない主張がまかり通る世の中は社会正義から最も遠いものだと思います。
それでもあなたは「弁護人が不合理と思われる主張をしてはならないことにはなりません。」とおっしゃるのでしょうか?
弁護士の使命というものは人を弁護することですか?
それとも社会正義を実現することですか?
もし、不合理なことを通して道理を引っ込めても実現できる社会正義があるのなら教えて下さい。
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こんなことで (ためいき)
2007-07-03 10:09:45
本当に裁判員制度なんて導入できるんだろうか?

ここでのいくつかのコメントをみてると、刑事裁判のシステム、刑事訴訟法の理念が民間に浸透しているとはとても思えない。

報道管制めいたことは好きではないが、マスコミやらがこの調子で騒ぎ立て、それに乗せられる人が山ほどいるようだと、どこかの国でやっているという「裁判の審理中は関連報道を一切禁止」というのを立法化せざるを得ないのではないだろうか?(いっそそこまでやった方が、被害者側の人権だってもっとスマートに守れるだろうし。)
返信する
あのね (Unknown)
2007-07-03 08:16:07
事件は昭和31年1月18日、国会の証言は昭和31年5月10日、刑が確定していない時です。
磯部弁護士は頼まれれば被告の弁護をするとまで言っているんですよ。
ちゃんと読まずに自分の思い込みで否定するのはやめたらどうですか。
返信する
>こんな弁護士も (Pinpin)
2007-07-03 00:39:01
>磯部常治という弁護士は死刑廃止論者でしたが、昭和31年1月18日、奥さんと娘さんが殺され、犯人は死刑になります。

死刑になったからこそ、言えるのでは?
死刑にならず、反省していない犯人を前にしても、死刑を望まないのであれば、凄い精神力だと思います
ただ凄いとは思うけど、尊敬はしません
返信する
Unknown (Unknown)
2007-07-02 22:20:23
>被告を反省させて遺族に謝罪させ、罪を償う姿勢を堅持させるような弁護士が増えれば、死刑廃止に賛同する国民は増えるでしょう。
安田一派がのさばっている内は説得力ゼロですものね・・・心ある死刑廃止論者は嘆いていることでしょう。


安田弁護士は、その実績があります。
だからこそ彼に重大犯罪の依頼が集中しているのでは?
名古屋アベック殺人事件などがそれにあたると思います。
返信する
その答えはすでに何度も書いていますよ (ヤメ蚊)
2007-07-02 21:59:39
…「殺してやりたい」と思うことはあっても、「死刑にしてやりたい」とは思わない。「是非」なんて書かなくても回答済みです。

返信する
コピペにマジレス (白片吟K氏)
2007-07-02 21:53:45
えー、Unknownさんのコメント「死刑回避か、真実か」(2007-06-30 22:52:43)が、別ブログのコメントにコピペされまして、それにマジレスしてしまいました。

せっかく書いたので、こっちの方にレスをコピペしておきます。
・・・以下ほぼコピペ

確かに1.死刑回避の為の弁護団の入れ知恵ではないでしょう。死刑廃止運動とは関係が薄すぎるからです。
でも、「2.今になってようやく本当のことを自分で語り出したので、一見 詭弁であっても、それが真実ならば、表へ出さなくてはならない。」というのもちょっと違うな、と思います。

大体、法廷は被告人の脳内ワールドの説明会ではないので、「真実」であっても法律の適用と関係ない真実は別に「表へ出さなくてはならない」わけではありません。
むしろ訴訟の円滑な進行を妨げます。

儀式とか、母体回帰とか、その辺のことは、心理学的、または文学的には重要な意味を持ちえても、法律的な文脈においては余り重要ではありません。
この事件の場合、重要なのは「故意があったか無かったか」です。
そしてどういう場合に故意があったとするのかは、法律の文脈において要件が形成されています。本人が行為当時どういう感覚を抱いたか、ということとは、厳密にはさして関係ありません。
本人の感覚を余りに重視すると、単にぼーっとしてる人が得をする(故意なしとなる)ことになって、不公平だからです(責任能力あることを前提としますが)。

安田弁護士のやり方は、文学的な文脈の言葉を無理矢理法律の文脈に置き換えて語っているように思えます。


>検察に牢屋に入れられて、「やっと休めると思った」という程過酷な活動をしている弁護士に対して、タレントをしている弁護士が「彼は懲戒に値する」とコメントする。

タレントをしている弁護士は安田弁護士を批判してはいけないのでしょうか。
タレント業だって、決して楽ではありませんよ。
橋本弁護士の言うことは、「何だかなー」ってことが多いですが、家族のため、事務所の維持のため、彼の出来ることでがんばっているのだと思います。
凶悪犯の弁護に比べて、守るものは小さいですが、大切なことには変わりがないと思いますが。
返信する
聞いておきたい (しゅう)
2007-07-02 20:53:21
少し、感情に任せた「ご無礼」が有ったかもしれません。

しかし、一つだけ「ヤブ蚊」殿の質問したい。

■自分の愛する家族が惨殺されたとします。
■犯人は、快楽殺人。
■反省の情など微塵も見せない。
■貴兄は、どのような行動を取りますか?

理想、空論はいらない。
コ難しい文章も必要ない

貴兄の考えを、「是非」聞きたい。
返信する
くどいネ・・・ (しゅう)
2007-07-02 20:45:07
>被告人を弁護することは、当然、被害者にしてみれば、辛いことも多いでしょう。しかし、被害者が辛く思うからという理由で弁護人が被告人の言いたいことを封じ込めたりしたら、それは弁護人としての職務を果たしていることにはなりません。

 私自身、被害者が悲惨な目に遭った事件の弁護活動をするときには、いつも感じます。被告人の言い分を言うことは被害者に嫌な思いをさせることになるだろうな、と。しかし、嫌な思いをさせるから、弁護しないというのでは、弁護士失格だと私は確信しています。

 他方で、弁護士は当然、被害者の側に立つこともあります。悲惨な事件を起こした責任を問うこともあります。そういうときには、悲惨な状況の被害者と接したり、無惨な遺体を目にして、どうしたら、この被害を回復できるのか、全力を尽くします。

 時には、警察・検察が刑事事件として裁判にすることを諦めた事件で、民事訴訟という手段で加害者側を訴えたりすることだってあります。

 また、時には、被害者に対する警察の配慮のない行為を裁判で問うこともあります。

 しかし、このような活動をしていても、被告人の弁護をするときには、被告人の主張を封じ込めることは、被告人の弁護人として、してはならないことなのです。それらの活動をすることは、決して矛盾することではないのです。

 私は被告人の弁護をきちんと出来る人こそ、被害者側に立った時には、被害者のために全力を尽くせる人だと思います

うっわあ~・・・。
くどくて、反吐が出そう・・・。
お前が書いた文章だよ、ヤブ蚊ァ!

じゃあ・・・。
「ドラえもんが何とかしてくれる・・・」
「殺意が無かった・・・」
の、犯人、福田孝行の供述は、100㌫、本人の意思だな?
弁護団は、何も「入れ知恵」してない訳だ?

不思議だね~・・・。

変だと思わないのか?

ヤ・ブ・蚊・

将来が怖い、糞便漉士になりそうだな・・・
お前・・・


返信する
Unknown (Unknown)
2007-07-02 18:44:01
被告を反省させて遺族に謝罪させ、罪を償う姿勢を堅持させるような弁護士が増えれば、死刑廃止に賛同する国民は増えるでしょう。
安田一派がのさばっている内は説得力ゼロですものね・・・心ある死刑廃止論者は嘆いていることでしょう。
返信する
こんな弁護士も (Unknown)
2007-07-02 08:21:46
磯部常治という弁護士は死刑廃止論者でしたが、昭和31年1月18日、奥さんと娘さんが殺され、犯人は死刑になります。
磯部弁護士は昭和31年5月10日に行われた法務委員会公聴会で次のように語っています。
「抽象的に申しますならば、私はやはり死刑廃止に賛成なんであります。廃止論者なのであります。これは、先ほど委員長のおっしゃった一月の妻子の、私の被害者の立場、現実に被害者の立場になった、その身になっても、なお私は死刑は廃止すべきだという論なんであります。」
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/024/0640/main.html
死刑廃止論者だった弁護士が家族が殺されたら死刑反対派になったという話を目にします。
そういう弁護士さんが実際にいるんでしょうか。
返信する
政党問題って… (ヤメ蚊)
2007-07-02 03:02:20
 普通の成人なら政治・政党について考えるのは当然のことで、支持する政党があるのも当然のことです。支持政党とここで私が議論していることとの間には、何か特別な関係があるわけではありません。政治・政党について語ることが何か偏っているかのように宣伝するのは、幼稚な方法だと思いますよ。それって、私が、上の方で指摘した「人格攻撃」の一種ですから…。政策に依拠した政党談義を、家庭でも職場でも近所でもみんながするような成熟した民主主義社会に早くなってほしいものです。

 「この鑑定を行った加藤という教授が安田弁護士と共著で死刑反対論の本を出している」というのも、まず、それ自体、誤報でしょう。加藤教授と安田弁護士がほかの二人とともにシンポジウムか、討論かをしたものを収録しているだけのようですよ。

 同じ事件について、違う立場から取り組んだ者がその経験を踏まえて検討し、それが書籍として出版されることは、「弁護人を懲戒請求するべきだ」って煽る行為よりも、よほど社会的に有意義な行為だと思いますよ。

 そういう意味では例え共著を出していたとしても問題ないでしょう。

 弁護の方法については、すでに議論済みですから、これまでの議論を踏まえても、なお、特に懲戒請求に値するほどの問題があるというなら格別そうでないなら、コメントの必要はないと考えます。
返信する
Unknown (さらしる)
2007-07-02 02:07:52
>自民党の一党支配(その後公明党参加)が長く続き、

政党問題まで持ち出してきた時点で、そろそろ本性が見えてきましたね。

>結果、国の法を守れないような者は、敵であり、国の庇護を受ける資格はない。
>そういう人を助ける弁護士は、敵だ…というように思いますが、どうでしょうか?

まったく違いますね。
たとえ被告が「殺人」という罪を犯した「法を守れない人間」であったとしても、
彼につく弁護人は悪だ…などと主張している人はいません。
みなさんが問題にしているのはその弁護の方法でしょう?

で、この鑑定を行った加藤という教授が安田弁護士と共著で死刑反対論の本を出していることは、
鑑定結果の客観性を疑わせるに充分だと思うのですが?
http://www.jca.apc.org/~impact/cgi-bin/book_list.cgi?mode=page&key=nenpo2006
返信する
Unknownさんへ (ヤメ蚊)
2007-07-02 00:11:41
【貴方は遺体の写真を見たのですか?この主張を最高裁が一蹴したのは何故でしょうか?】

 私は遺体の写真は見ていませんが、弁護団のあの図について検察側が「事実と違う」という主張をしているということは聞いたことがありません。あの図を前提にいかに解釈するかは、見解が分かれるところであり、弁護団の見解が懲戒請求されなければならないようなものではないことははっきりしています。懲戒請求するほどの事情にあたるか否かというテーマを常に念頭に置いてコメントして下さいね。

また、まったく、本件とは関係なく、回答する必要はないと思いますが、窒息が原因と思われる刑事事件の弁護人を務め、大学医学部の図書館に通い文献などにあたったうえで、医師を尋問した経験はあります。
返信する
死刑=被害者の権利? (Leviathan)
2007-07-01 23:52:11
ヤメ蚊さんの仰るとおりだと思います。被告人を死刑にするべきか否かという議論と、今回の弁護人の行為が正当か(懲戒相当か)どうかという議論が完全に混同されていますね。

被害者については、アメリカのメディアの報道の方が、ずっと被害者の方に向いているように思います。ただ、それが犯人を糾弾する方だけには流れない。しかし、日本の世論は、被害者擁護=犯人に対する憎悪(=死刑)になってしまっていて、復讐の感情で満ち溢れているようです。今回の懲戒請求もそういった発想に基づくもので、自分達の社会の問題としては捉えられていないようですね。

また機会があれば、ヤメ蚊さんにはこの辺も分析してもらえると嬉しいです。
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Unknown (Unknown)
2007-07-01 23:23:44
>「両手で絞めた」という筋書きで、残るはずの右順手の痕が残っていないのは事実でしょう。



貴方は遺体の写真を見たのですか?この主張を最高裁が一蹴したのは何故でしょうか?

ちなみにヤメ蚊さんは窒息殺害というものが、どういうものか知っていますか?例えば、どういう過程で死亡するか。



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Unknown (uoz)
2007-07-01 22:30:24
 unknownさんの仰ることに激しく同意します。

 この事件(に限ったことではないかもしれませんが)のマスコミの扱い方はひどすぎると思います。テレビなんか見ていると、最初っから「超極悪人VS悲劇の一家」「超極悪人の味方VS執念の遺族」という構図で騒ぎ立てていてげんなりします。だいたい、一家の写真使いすぎ!確かに、そういう構図で描けば大多数の方の同情心・正義心をあおり、批判なく視聴率も稼ぐことができるのでしょう。しかし、世の中勧善懲悪で単純に割り切れるものではないでしょうし、その複雑さを掘り下げていくのがジャーナリズムでしょうに、何というていたらく。
 
 せめて我々世論が冷静になれなくても、広島高裁の裁判官の方々だけは、冷静に審理して下さることを祈ります。
 
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中村さん、ほかの方へ (ヤメ蚊)
2007-07-01 19:19:58
 中村さん、【橋下弁護士の発言にたいして舌鋒きわめて糾弾しながら】、【「死刑廃止の思いがなければ弁護士を志すな」と言っておきながら、岡村氏のことについては、言葉を濁す】というのは、誤解があると思います。
 まず、「死刑廃止の思いがなければ弁護士を志すな」と言ったことは一度もありません。次に、私は、橋下弁護士が懲戒請求をするよう煽ったことを批判しています。岡村弁護士はそのような行為をしていないはずです。ですから、ここで岡村弁護士を批判することこそ、論点がずれるのではないでしょうか。

 そのほかの批判的コメントについては、被告人を死刑にするべきか、弁護側の主張が事実と違うのではないかということをテーマとしたものであり、ここでのテーマである「懲戒請求すべき事情があるか否か」とはあまり関係ないようです。

 ちなみに、扼痕について書かれた方がいましたが、検察側のいう「両手で絞めた」という筋書きで、残るはずの右順手の痕が残っていないことは事実でしょう。そうだとすると、弁護側の見解のみを切り捨てることはできないのではないでしょうか。検察側の筋書きも十分おかしいように思います。いずれにせよ、痕跡からいかなる事実が導かれるかは、最終的には裁判所の判断に委ねるしかないでしょう。ここでは、あくまでも懲戒請求にあたる理由があるか否かですので、あまりつっんで議論しても仕方ありません。強姦の意思の有無にしても同様です。

 弁護団の主張に対する批判も含め、批判的コメントの多くは被告人を死刑にするべきだという観点からの主張なのではないかと思います。

 被告人を死刑にするべきか否かについては、①死刑制度自体の当否、②本件における死刑の可否、という二つのテーマに別れると思います。

 私は、①について議論することは出来ますが、②については、裁判記録を読んでもいないのですから、議論することはできません。②の議論をしたいのでしたら、ご自分のHPやブログでなさってください。①についても、この一連の記事に対するコメントとしてはお控え下さい。議論が混乱するだけだと思います。

 ①については、いずれ、別途、エントリーを立てますので、そちらへどうぞ。
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Unknown (Unknown)
2007-07-01 18:48:29
殺人者の思想が詭弁であるということ、それは不自然なことではないと思います。逆に、人を二人も殺した殺人者が、流暢に誰もが納得するような言葉を発したり、一般的な思想を持っている…そっちの方が不自然だと思います。

「猟奇殺人犯の、事件直後の流暢で合理的な供述が真実であり、刑事裁判の経験が豊富な弁護士20人がそろいも揃って、世論を敵にまわす入れ知恵をしている」

「事件の結論を急ぐ警察が、とりあえず世論に通用する調書をだした。しかし、弁護士が変わって刑事裁判の経験が豊富な弁護士20人が揃い、今になって、殺人者の心理や、調書の矛盾が明るみにでてきた。」

世論は前者ですね。
私は、今の弁護団に変わるまで、この事件に真剣に向き合ってきたのは本村さんだけだと思います。
その結果、「死刑廃止に利用しようとしている」という本村さんの発言を世論が信じてしまうのも無理はないと思います。(私はそうは思いませんが)
しかし、そうだとしても、私たち世論が批判すべきは、今まで誰一人としてこの加害者に真剣に向き合ってこなかったということなのではないでしょうか。
今私たち世論が批判、問題追求すべきは、下級審に関わった弁護士、裁判官、検察だと思います。
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Unknown (Unknown)
2007-07-01 18:15:43
>裁判官に向かって「死姦は魔術的蘇生行為」なんて弁護するんですか?
>ドラえもんが何とかしてくれるだの、母体回帰ストーリーだのが弁護ですか?

「死姦は魔術的蘇生行為」や、「ドラえもん」というのは、被告の発言であり、それを踏まえた医学的見解が「母体回帰の犯罪者心理」というのが弁護側の主張であるということだと思います。「弁護する」という表現が曖昧に使われていると感じます。


>幾らなんでも、裁判官の心象を悪くするでしょう?

裁判官の心象を悪くしない為に、何年間も真実を封印してきた結果が今の状況なのではないでしょうか。
心象を悪くしない為だったら事実誤認の方がましということでしょうか。確かに、検察の調書に不当や怠慢がある場合、それを指摘することは、裁判官や世間の心象を悪くして当然だと思います。
しかし、過去にマスコミが関わってくる重要な事件ほど検察の調書に不当や怠慢があることは明らかなので、私たち第三者、世論となる立場の意見は、慎重でなければならないのではないでしょうか。


裁判が被害者遺族の感情を癒す場であるならば、司法などいらないのではないでしょうか。殺されたから殺し返す、目には目を、歯には歯を、です。ハンムラビ法典のような。しかし、同じ罪を犯しても、遺族がいない犯罪者の方が有利になる。もちろんこの理論の欠陥はそれだけではないと思いますが、人間の正義感として、同じ罪を犯した人は同じ罪を受けるのは当然、ということから、罪を憎んで人を憎まずという司法を適用する裁判というものが生まれたのではないでしょうか。


>裁判で確実に負けるよって言えば良いんじゃないですかね?

刑事裁判を勝ち負けと認識している弁護士自体、弁護士失格だと私も思います。そして、もしその様な弁護活動をした場合、本当に悲しむのは本村さんなのではないでしょうか。


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Unknown (´・ω・)
2007-07-01 17:21:23
死刑が政府による殺人であることは認めますが、個人による殺人に関してはどう判断しているのでしょうか?

個人による殺人では被害者に落ち度の無い場合もあり、落ち度のある加害者側の罰の方が軽いことは誰が考えてもおかしいと思います。

殺人が認められる例としては、登山などで複数が命の危機に直面した場合、少数を故意に殺しても緊急避難として罪に問われない場合がありますが、これと同じく反省の見られない殺人者で改心する見込みが無いとされる被告人が出所の可能性のある刑になった場合、出所後犠牲者が出る可能性を考えた場合緊急避難として国家の殺人が認められても良いのではないかと思います。

テレビで民主党のネクスト法務大臣が言っていましたが、殺人を犯した人にも事情があるそうです。
出所後に殺される人にも事情があり、どちらの事情を重要とするかによって考えが分かれるものではないでしょうか?
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更正の期待 (Unknown)
2007-07-01 17:12:07
正直に真実を話し、それに対してシッカリと謝罪や反省をする人間と、嘘を述べたり精神異常者のふりをして罪を軽くしようしている人間、どちらが更正に期待できますかね?
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追伸 (中村)
2007-07-01 17:11:39
考え直したのですが、
一通目のご返事って、やっぱりご返事になっていないように思います。
橋下弁護士の発言にたいして舌鋒きわめて糾弾しながら、
岡村氏のことについては、「そういう経験をされてこなかったのでしょう」って、それ答えになってないと思います。
論理のすり替え?
一方で、「死刑廃止の思いがなければ弁護士を志すな」と言っておきながら、岡村氏のことについては、言葉を濁す。
やっぱり弁護士さんらしく、言葉が上手いなと思いました。
ご自分のご家族が殺されたときにも、今のお考えをつらぬけるなら本当にご立派だと思います。
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強姦の意思について (Unknown)
2007-07-01 16:30:01
強姦の意思は始めからあった。

只、甘えたく頭を撫でてもらいたいのなら背後に回り込む必要はない。

スリーパーホールドの件も、抵抗している相手を気絶させている時点で偶発的とは考えにくい。しかも、上告審の弁論要旨に、弥生さんの首に擦過傷が見られると書いてあることから、弥生さんの必死の抵抗に対して、それ以上の力で締め付けたのは明らかである。
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Unknown (Unknown)
2007-07-01 15:56:57
弁論要旨の資料の中に扼痕(手で締めた痕)が書かれたイラストがあります。記者会見でも使われたアレです。弁護側は右手逆手で締めたと主張していますが、右手逆手状態で向きを合わせると親指の痕が一致しません。それに、イラストの親指の痕は左手順手で締めた時に残る痕です。

あと、中指と人差し指の痕が同じような長さで書いてあるけど、数字を見ると中指6センチに対して人差し指が11センチって何?。人差し指の痕の方が長いのなら、それらしく描けよ。本当いい加減だな!だから最高裁に一蹴されたんだよ。
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ご返事ありがとうございます。 (中村)
2007-07-01 15:11:21
真摯なご返事の態度は、リスペクトします。

これまた論点がずれるかもしれないんですが、
ありとあらゆる手法を駆使して外に出した犯人が
再犯し、罪もない人が命を落としたとき、
弁護士さんや裁判官さんは、胸が痛むのでしょうかね?
それとも、そんなことは関係ない?

(私の記憶によれば、同様に陰惨な事件を言い逃れとしか思えない
論法で、上告しようとした被告に、弁護側が「やめたほうがいい」と諭して罪に服させた事例があったように思います。
直接は関係ないですが、良識ある弁護士だと感じました。)
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アルトさんへ (ヤメ蚊)
2007-07-01 14:53:59
被告人の主張や客観的事実に基づきいかなる弁護をするかは、弁護団と被告人が協議して決めることです。結果的に、被告人にとって不利益になることになるかもしれない。しかし、だからといって、その主張をしてはいけないということはありませんし、その主張をした弁護団を懲戒請求しなければならないという理屈にはならないでしょう。

 問題は、弁護団を懲戒請求するだけの事情があるか否かです。弁護団の主張が常識的かどうかとか、被告人に有利か否かとかは、懲戒請求の理由にはならないでしょう。それが懲戒請求の理由となるとしたら、被告人及び弁護団の主張、弁護が内容によって制約されることになり、防御権・弁護権が侵害されるからです。

 …というようなことは、実は、すでに議論ずみのことですので、コメントをされる際は、これまでの議論を踏まえてからにされるようお願い致します。
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常識的に考えてありえないから (アルト)
2007-07-01 14:35:05
あなたは裁判官に向かって「死姦は魔術的蘇生行為」なんて弁護するんですか?
幾らなんでも、裁判官の心象を悪くするでしょう?
ドラえもんが何とかしてくれるだの、母体回帰ストーリーだのが弁護ですか?
俺はあれがまともな弁護活動とは、思えないんですが。

> 自分では、●●という主張をしたいと思ってい>たのに、弁護士が「いいや、そんな馬鹿な話はで>きない。したら、被害者が苦しむし、苦しむから>という理由で私が世間から非難される。君もだよ。だからやめときなさい」と言われたら、どんな>に絶望することでしょう。

裁判で確実に負けるよって言えば良いんじゃないですかね?
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岡村弁護士は… (ヤメ蚊)
2007-07-01 14:27:00
 奥様の事件の前に、死刑求刑されたり、被害者の苦しみを正面から受け止めなければならないような厳しい刑事弁護事件を自ら経験することがなかったか、あるいは、それらの経験を悲惨な事件で忘れてしまったか、のいずれかでしょう。

 何度も述べますが、個人的には、弁護士は、「殺してやりたい」と思うことと「死刑にしたい」と思うことは峻別しなければならないと思っています。

 国家による死刑の実行に対しては、政府の犯罪の原因を追及し対策をとる義務を軽減する結果となるという意味で慎重にならなければならないうえ、日本では、http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/47b5e245c0d2dfa04b44dccd20fb81eaで述べたように、冤罪が生じるシステムが改善されないままになっていますので、無罪の人を死刑にする可能性がほかの国よりもはるかに大きいことを弁護士は日々体験しているからです。

 なお、「壊れた人間の存在」と光市弁護団に対する懲戒申請は、無関係のように思います。死刑が必要だからといって、弁護士が弁護人としての職務を遂行することに反対する理由はありません。そこのところを混同している方が散見されます。
返信する
ご質問 (中村)
2007-07-01 14:10:25
ご立派なご意見をお持ちのようですが、

岡村 勲 弁護士について
どうお考えか聞きたいです。

彼の「転向」は、所詮人は自分の身に降りかかったらという
いい見本ですよね。

ついでに、コンクリ殺人の犯人がむごい再犯をした、
大阪姉妹殺人事件の犯人の少年時代の信じられない犯罪等々
についても、お考えを聞きたいです。

私自身は、世の中には数パーセント 「壊れた」人間が
生まれてしまうと思っています。その人達が何もせずに寿命をむかえればそれはそれでいいですが、罪をおかしたら犯した罪の大きさに従って罰するしかないと思いますね。
いるんですよ、どうしようもない(更正などありえない)人種というのが。
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ここまでのコメントで (ヤメ蚊)
2007-07-01 14:06:11
 もはや、私に対する批判は、人格攻撃的なものしか残されてないことがはっきりしたのではないでしょうか。
 
 一度コメントしましたが、光市事件の弁護団が、被告人本人が主張していることを主張させなかったら、例えば、レイプの訴えをする被害者に対し「お前の言っていることはでたらめだ。どうせ、お前が誘ったのだろう」などと言って、被害申告を受け付けようとしない警官と同じことをしていることになると思いませんか?

 死刑の可否がテーマになっている裁判で、被告人席に座り弁明する立場になって考えてみて下さい。
 自分では、●●という主張をしたいと思っていたのに、弁護士が「いいや、そんな馬鹿な話はできない。したら、被害者が苦しむし、苦しむからという理由で私が世間から非難される。君もだよ。だからやめときなさい」と言われたら、どんなに絶望することでしょう。

 被告人を弁護することは、当然、被害者にしてみれば、辛いことも多いでしょう。しかし、被害者が辛く思うからという理由で弁護人が被告人の言いたいことを封じ込めたりしたら、それは弁護人としての職務を果たしていることにはなりません。

 私自身、被害者が悲惨な目に遭った事件の弁護活動をするときには、いつも感じます。被告人の言い分を言うことは被害者に嫌な思いをさせることになるだろうな、と。しかし、嫌な思いをさせるから、弁護しないというのでは、弁護士失格だと私は確信しています。

 他方で、弁護士は当然、被害者の側に立つこともあります。悲惨な事件を起こした責任を問うこともあります。そういうときには、悲惨な状況の被害者と接したり、無惨な遺体を目にして、どうしたら、この被害を回復できるのか、全力を尽くします。

 時には、警察・検察が刑事事件として裁判にすることを諦めた事件で、民事訴訟という手段で加害者側を訴えたりすることだってあります。

 また、時には、被害者に対する警察の配慮のない行為を裁判で問うこともあります。

 しかし、このような活動をしていても、被告人の弁護をするときには、被告人の主張を封じ込めることは、被告人の弁護人として、してはならないことなのです。それらの活動をすることは、決して矛盾することではないのです。

 私は被告人の弁護をきちんと出来る人こそ、被害者側に立った時には、被害者のために全力を尽くせる人だと思います。
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ヤブ蚊へ (しゅう)
2007-07-01 13:34:46
「ヤブ蚊」じゃなかったか・・・(・・)ヾ
あ、「ヤメ蚊」・・・。

>国の法を守れないような者は、敵であり、国の庇護を受ける資格はない。
そういう人を助ける弁護士は、敵だ…というように思いますが、どうでしょうか?

全然違うよ。
「敵味方」の考えしか持てない単細胞は、ヤブ蚊、お前だろ?
犯罪者の弁護をするのは、弁護士の仕事だ。
その「仕事の内容」が問題だと言ってるのだ。

お前、頭、悪いじゃネ?
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死体検案書の損傷状態 (ヤメ蚊)
2007-07-01 11:26:49
 検察も弁護団が主張している遺体の状態自体は争っていないはずです。検察側が提出した証拠ですから…。

 そういう遺体の状態の評価を巡っての争いです。最終的には裁判所が判断するわけですが、少なくとも、弁護団が主張すること自体がおかしい…などと軽々しく言えるような状況ではない、のは事実です。
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Unknown (Unknown)
2007-07-01 06:23:45
遺体鑑定について検察の主張より弁護団の主張を信用する人たちへ。

その根拠は何ですか?実物や写真を見たのですか?弁護団側の鑑定人が有名な人だからですか?

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反映しなかったコメントについて (ヤメ蚊)
2007-06-30 23:11:46
趣旨説明をしていただきました。引用元となる書籍は何でしょうか?確認させて頂きたいと思います。
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読んでて感じたのですが (フマキラー)
2007-06-30 23:01:20
初めまして。

貴方が第一回目のアドバイスで書かれた

「懲戒請求が弁護士懲戒制度の趣旨目的に照らし相当性を欠くと認められるとき」

というのは弁護士会が認めることで、貴方には何ら口を挟む権限はありません。

更に

「多くの懲戒請求者はそのことを知らないまま、懲戒請求したのだろうが、知らなかったと言って、責任を免れるわけではない。」

という請求者の不安を煽り

「直ちに懲戒請求を撤回すれば、法的にも損害賠償義務は軽減される。」

と、請求者の不利益の回避を条件とする脅迫じみた文章が見られます。

これは、弁護士会が設けた懲戒請求制度を悪意に妨害しているように見受けられます。
そして数百件に及ぶ懲戒請求に対し、「冷静に考えて出すべき」ではなく「懲戒請求の撤回」を求めるということは、担当している部署に対して更なる負担となることが容易に予測可能です。
即ち、貴方は弁護士会に対し不利益を齎す行為を行っているように見受けられるのです。

貴方の行為が弁護士会の懲戒請求制度に対して妨害工作にあたるかどうか、弁護士会へメールして尋ねてみたほうが良さそうですね。
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「死刑回避か、真実か」というコメントの前に (ヤメ蚊)
2007-06-30 22:58:08
ひとつコメントがありましたが、趣旨が不明でしたので、反映していません。
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死刑回避か、真実か (Unknown)
2007-06-30 22:52:43
今回、実際に法廷で被告が発した、一見詭弁とも思える発言の数々について。


1.死刑回避の為の弁護団の入れ知恵
 (→死刑廃止運動に利用しようとしている)
2.今になってようやく本当のことを自分で語り出したので、一見 詭弁であっても、それが真実ならば、表へ出さなくてはならない。
 (→検察の自白調書作成時のアンフェア、事件調査の怠慢)


私は2だと思います。
実際、オウム事件の時、安田弁護士は検察の怠慢を指摘した結果、お縄になったワケです。また、安田弁護士が担当しているカレー事件も、検察側の事件調査への批判がでています。このように、今まで彼が担当してきた事件は2のような事例が沢山あり、実際法廷で新たな事実がでてきたり…と、今回と同じような事例がいくつもあります。
一方、1の死刑廃止運動に利用しようとしている、という意見の方に質問したいのですが、この根拠は何でしょうか。過去に安田弁護士が死刑廃止運動に利用しようとした事例があるのなら別ですが。仮にあるとして、なぜこの山口裁判で?そして、死刑廃止運動に利用するならば、過去に彼が担当していたオウム事件の方がよほど知名度があるので宣伝効果にはなります。
しかし実際は、山口裁判同様オウム事件でも安田弁護士の、検察の怠慢を指摘するという弁護方針は一環しています。そして実際、その姿勢はオウム事件の一部の被害者遺族からも支持されている。
この経歴を見ると、死刑廃止運動に利用しているという意見は、「山口裁判だけ突然死刑廃止運動に利用しようとした」ということになり、こっちの方が不自然な発想なのでは?と思います。

検察に牢屋に入れられて、「やっと休めると思った」という程過酷な活動をしている弁護士に対して、タレントをしている弁護士が「彼は懲戒に値する」とコメントする。それに便乗し、一斉に牢屋に石を投げる世論。
これが今の日本の縮図なのでしょうか…
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Unknown (Unknown)
2007-06-30 21:57:59
今回の裁判でハッキリした。この被告は極悪人だ。

少年法に続いて刑法39条を利用して罪を軽くしようとしている。反省の色は全くなく、更正の余地なし。絶対に社会に出すな。死刑にさせたくなかったら、すぐにでも終身刑を作れ。

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本村氏は会社に操られた蝋人形です (kaetzchen)
2007-06-30 21:45:43
いまトラックバックした記事の中で,ヤメ蚊さんの記事を6本ほど勝手に引用させて頂きました.すみません.

私も個人的に何回か弁護士を利用して思うことは,白黒つける2分法でしか物事を考えられない人には法律は向かないのではないかなと…….

自然科学でも生物学や地球物理学になると,どうしても単純な2分法では済まないことが分かります.これは高校時代,大学の生態学を予習していて,非線形微分方程式という,大学1年までの数学では理解できない,くねくねした世界に放り込まれて,驚いたこと.こりゃこれ以上深入りすると大学受験に影響すると,本を閉じたくらい面白い世界ではありましたが…….

法律も多様な人間社会を扱う以上,単純な2分法では罪悪を確定できない場合がどうしても出て来ます.特に最近は精神医学の発達と共に,永山則夫のようにふてくされて犯行に及んだのか,元少年のようにアニメの世界に浸っていたのかを峻別することが可能となっています.

皆さんももう少し冷静になっては如何でしょう.

# それと,ハンドルネームでも宜しいですから,無責任な書き方はやめて下さい.その人の印象を悪くします.必ずハンドル名と url は忘れずに.なお,私のメルアドは kaetzchen@mail.goo.ne.jp です.
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Unknown (Unknown)
2007-06-30 19:40:00
>言いだしっぺは誰だったのか。

本村さんという気がします。
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メディアに下では (Toshi)
2007-06-30 19:38:49
>もしその批判が不当であるというのであれば、それは正当な議論と宣伝活動によって専門家集団の側が弁明を行なえばいいだけであり

この意見には賛同しかねます。
このページを含め様々な弁論は行われていますが、それが浸透する以前にTVや新聞等のメディアによって一方的な印象が浸透してしまうので、やはり批判すべきはマスコミだと思っています。
彼らは日常的に世論誘導を行い、悪者を強引に作り出し、視聴者の怒りを煽り、又は同情心を煽り、自らの利益を向上させる事しか考えていません。
そして、世論はあるある納豆でも分かるとおり簡単に世論誘導に乗ってしまう性質を実際持つんです。
善悪二元論な世の中にしたのもTV等のメディアだと思っていますし、ネット等を徘徊しているとまるで中世の魔女裁判時代を彷彿させます。
今の国民は正義の名の元に魔女を作り出し叩く事に喜びを見出す傾向が強く、これがいじめ根性へと繋がっていると考えています。
どうしたら客観性を持てる世の中になるのかいつも悩んでいます。今の所は自分のHPで主張する程度が関の山ですが・・・
この事件に対する世論の異常性も、いじめ問題も根底は同じだと思っていまして、全てメディアのプロパガンダと善悪二元論が根本原因だと感じています。

参考(私主張のURL):ttp://secret.ddo.jp/planets/Toshi/ijime.html
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犯罪応援団へ (Unknown)
2007-06-30 19:34:27
被告人の獄中書簡を読んでみれば反省の色はまったくないのは明白ではないか?
弁護士の欠席は単に裁判を引き伸ばし、その間に被告人の自然死させて死刑にはしなかったという名目を保ちたいだけなのだろう
おまえらのような考えでは司法に対する国民の信頼は失墜してしまうでしょう
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Unknown (taro)
2007-06-30 15:05:28
弁護団のお話は貴重な情報でした。
いろんなニュースでトップで扱われている割に、弁護団の主張は見つけにくいですから。

しかしようやく「弁護団はこの裁判を死刑廃止運動に利用している」とかいう意見だけは徐々に沈静化してきたようには思います。
弁護人の思想信条に関わらず、死刑を回避しようとするのは当然のことですから、こんな意見にはそもそもなんの根拠もないわけで。

言いだしっぺは誰だったのか。
その人こそが、この裁判を政治目的に利用しているとも思えます。
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新日鉄は (田仁)
2007-06-30 13:37:39
中国にも早くから合弁の高炉を建設し、韓国にも技術供与など、アジアでの鉄鉱連合に積極的ですが、一方で安倍さんのサラリーマン時代って、ココで過ごしてたんですよね?!
ソレはさて置き、ヤッパリ今の年金問題で、アヤフヤにしたまま責任逃れの民営化を強行採択、土地転がしじゃないけど企業転がしの内に更に年金の目減りが「期待」され、遂に国民総番号製導入!が目論まれてるのを見るとね…。
こういう「騒ぎ」で、陪審員制度の「忌避」が正当化され、でも逆に、お上に冤罪などと楯突く人間の排除が正当化されないかと、危惧します。
返信する
どの程度同じようなものなのか? (そのよかぜ)
2007-06-30 12:18:24
>家裁の調査記録に今回の主張と同じような内容のものがある。

とても興味深いですね もうしそうなら安田弁護士に対する私の個人的評価も大きく変ります。

当然 キーワードとなる 復活の儀式、蝶結び、ドラえもん、魔界転生 といった単語がちりばめられている と解釈してよいのでしょうか? 
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>> Leviathan氏 (アルファメイル)
2007-06-30 10:28:21
>また、かつて日本人は、自分があまりよく分からない専門的な分野で、専門
>家に真正面から批判するということはあまりしませんでした。しかし、ネッ
>トの匿名性の弊害の部分かもしれませんが、本当に素朴に攻撃してくるよう
>になった。で、それを利用するマスコミや、一部の「有識者」がいて、火を
>付けて回っている、そういう構図でしょうか。

 これはあながち悪い変化とは言えないのではないでしょうか。
 つまりかつては「お偉い専門化の方々しか知らない/よく分かってない」分野であったものに関する情報が玉石混淆ではあるといえ流布し、それに関して一般大衆が違和感を感じれば批判の声が上がるようになってきたわけです。このこと自体は、むしろ以前より健全な状況と言えるのではないですか。
 もしその批判が不当であるというのであれば、それは正当な議論と宣伝活動によって専門家集団の側が弁明を行なえばいいだけであり、そもそも「一般大衆から批判の声が上がる」こと自体を問題視するというのは間違っていると思いますが。
 ようは法曹界に限らず、専門家が一般人の情報不足にあぐらを欠いて仕事をできる時代は終わったということです。今後はどんな分野においてもネット上で批判や議論が行なわれ、それに対してきちんと対応できる人物や企業、団体のみが生き残るという時代がくるでしょう。
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弁護士に対する批判 (Leviathan)
2007-06-30 09:50:49
>今は「敵」は、ばっさり切り捨て御免

仰ることに同感いたします。企業叩きの問題も然りです。現在の弁護士批判に関して言えば、これも日本特有の「連帯感」に端を発していると思います。一応、「悪を懲らしめる」という姿を纏っていて、その多勢に乗らなければ、何だか自分が非常識であるかのような気がする。書き込みを見ても、そういった素朴な感情に基づいたものが多いようです。

しかし、今回の問題もそうですが、物事はそう簡単ではない。その「複雑」な部分を考えることが安易に放棄されている、これは非常に危ない傾向ですね。例えば、懲戒請求を正当化するような弁護士なり法曹実務家の意見を調べてみればいい。自分の考え方がどうなのかを客観的に見ることもなく、ネットで流されている「批判」を受け売りしているのがほとんどで、しかもかなり法的に問題のある行為までしていることに少しは気付くはずです。

また、かつて日本人は、自分があまりよく分からない専門的な分野で、専門家に真正面から批判するということはあまりしませんでした。しかし、ネットの匿名性の弊害の部分かもしれませんが、本当に素朴に攻撃してくるようになった。で、それを利用するマスコミや、一部の「有識者」がいて、火を付けて回っている、そういう構図でしょうか。
返信する
弁護士に対する批判… (ヤメ蚊)
2007-06-30 04:44:26
 弁護士に対する批判が増えているのはなぜでしょうか…。恐らく、敵味方二分論が浸透してきたからではないでしょうか?昔は「敵」にもその行為をとらざるをえないことに対する洞察があったが、今は「敵」は、ばっさり切り捨て御免っていう感じ。

昔は、戦争で負けたことによって敵味方の二分論では割り切れないということが体験的に共有されていたのかもしれません。しかし、自民党の一党支配(その後公明党参加)が長く続き、政権交代による「お上」の変更がないから、お上に対する信頼が厚くなり、国によって守ってもらうという認識が強くなりすぎた。

 結果、国の法を守れないような者は、敵であり、国の庇護を受ける資格はない。そういう人を助ける弁護士は、敵だ…というように思いますが、どうでしょうか?

 なお、前の弁護人と今度の弁護人との方針が違うことによりいずれかが懲戒されるということにはならないでしょう。それぞれの弁護方針について、被告人と十分に協議した結果であるのが通常だからです。被告人もそれぞれの方針について、自分の意見を述べ、理解した上で、賛同したのでしょうから、懲戒事由とはならないでしょう。
 弁護団が最高裁の弁論を欠席したのは、弁護団交替に寄る準備期間を最高裁が与えなかったからであり、弁護団が批判される理由はないでしょう。
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Unknown (Unknown)
2007-06-30 04:23:51
安田弁護士は、私の知っている有名な事件だけでも、和歌山カレー事件、ヒューザーの事件、山口事件、そして安田事件と、少なくとも弁護活動で、日本で指折りの忙しい弁護士だと思うのですが。

弁護活動をしている弁護士を、タレント業をやっている弁護士が「懲戒するに値する」と言うのは、世の不条理に思えてなりません。
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Unknown (Unknown)
2007-06-30 03:07:17
懲戒請求は裁判を突然欠席した事を問題にしてるようですが
そういった理由で行う事は濫用なんでしょうか?
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Unknown (弁護士を嗤う)
2007-06-29 23:41:47
>橋下弁護士の口車に乗って光市事件弁護団の懲戒請求をしたあなたへ取り下げるべきだとアドバイス

余計なお世話。
もともと橋下弁護士なんか存在しなくても、誰もが安田弁護士の言動や行為に疑問を持っていた。橋下弁護士はそれに疑問を投げかける方法の一端を提示しただけで、国民の大半は自分自身で考え行動している。社会正義の実現を目指す弁護士が、一般大衆を無能ですぐ他人の口車に乗るしかない馬鹿だと思ってもらっちゃ困る。

近親憎悪をする暇があったら、まずご自身の立場を鮮明にされるよう弁明されてはいかが?
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では別の面から (私人)
2007-06-29 23:04:54
現時点で伝え聞く情報では
最高裁の口頭弁論時に安田弁護士らへ依頼したのは、控訴審での担当弁護人であるとのこと
つまり、控訴審と差戻審の弁護団は、相互に信頼関係を持った者同士であり、その上で現在の主張を行っているようですね

ところで、そうしますと両者の内どちらかが懲戒事由に当たる(被告への虚偽の発言の教唆、又は被告の主張を無視した弁護過誤)行為を行っていることになりそうですが・・・

結局のところ、現行の弁護団は虚偽の主張を行っているという可能性が極めて高くなるか、または弁護人としての活動を疎かにした控訴審の弁護人に、重大な過失というか故意の弁護過誤があるのを隠蔽若しくは放置している(懲戒請求して弁護過誤が罰せられた事実があれば、被告が下級審でも当初から主張していたことの有力な証拠になりうる)
ということですよね?

仮に、どちらが正当な弁護活動であろうとも、弁護人として問題ある行為なのではありませんか?
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教えて下さい (oyayubi)
2007-06-29 21:38:13
被告人に対する誠実義務とはどのように定義、あるいは解釈されているのでしょうか?
国民の弁護士に対する感情はオウム事件あたりから、極度に悪化しているように思います。根本原因を考えてみたいと思っています。
量刑を下げるために手段をえらばないという構図が見えすぎるので不信感を増幅させているように見えるのですが、いかがでしょうか?
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検察・警察が、信用できないのは確かだけど、 (紅(kure))
2007-06-29 20:32:41
袴田事件や松本サリン事件を考えれば、検察・警察、そしてリーク元に報道するメディアなんて、信用できないのは、当然なんだけど、光市事件弁護団の主張だと、被告の利益にならないような気がするんだよね。

裁判官は、法と良心に従うと言う建前だけど、検察にべったりだし、報道によって影響受けてるとしか思えないからさ。
報道を味方に付けるような主張しないとダメだと思うんだよね。
あー、でも、冤罪事件とは違うから、どんな主張でも、”不当に犯人を庇う”ような報道になってしまうのか。

あと、刑事裁判は、遺族や被害者の感情的な回復のためのものではないって事がわかってない人が多いようですね。
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まだ駆け出しですが (kaetzchen)
2007-06-29 19:53:09
私もこの加害少年は明らかにマザコンだと思います.しかも,母子相姦の…….母親への愛と性愛とが混ざり,しかも知能が遅れていた可能性がある.

と,すれば,永山則夫同様,教育による矯正は十分に可能だ.

逆に言うと,被害者の旦那の裏にいる新日鉄がどれだけ弁護費用を立て替えているのか,という証拠は既に焼却済みだろうことは言うまでもない.つまり,この事件は強盗殺人事件から,企業による冤罪事件へと発展していったとしか考えられない.
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Unknown (ハズカシ)
2007-06-29 19:38:52
> 弁護団員【次に、犯行の動機などの点について、いかにも、差し戻し審になってから、弁護団主導で主張されているというような報道があるが、それは違う。すでに、家裁の調査記録に今回の主張と同じような内容のものがある。それを報道していない】

 この点は非常に興味深いな。「同じような」がどれ位「同じような」のかは気になるけど、これが事実なら、今回の弁護に対する認識は変わるかも知れないね。
 「被告人が言い出した主張ならそれは代弁しなきゃいけない」ってのは橋下弁護士も言ってる事だしね。
 この「山口家裁の調査記録」は興味深いね。どこかで読めないかな?
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