品川駅前の一等地で戦前から営業を続ける京品ホテル。宿泊したことはなかったが、安くてうまい中華や寿司屋に立ち寄ったことは何度かある。そのホテルがなんと外資によってつぶされようとしている…。
毎日新聞(http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081021k0000m040074000c.html)によると、【東京・品川駅前で明治期に創業した老舗「京品ホテル」(東京都港区、小林誠社長)が、経営の悪化などを理由に廃業を決め、20日付けで従業員約130人を解雇した。経営破綻(はたん)した米証券大手リーマン・ブラザーズ(リ社)の日本法人子会社「サンライズファイナンス」(サ社、港区、民事再生手続き中)が債権者だったこともあり、従業員労組が反発し、解雇に反対し職場を占拠して独自に営業を続ける構えだ。】という。
労組の自主営業なんて、久しぶりに聞く感じだ。実際には、いまでも書店などで自主営業の話を聞いたことはあるが、お客さんを受け容れるような施設での自主営業はここのところなかったのではないか?
何か、新自由主義の行き過ぎによって、ベクトルが逆転したような感じがしてわくわくする。
【労組などによると、5月8日に小林社長から廃業と全員の解雇が告げられた。「がらんどうにして売却することが相手との約束」と、営業譲渡ではなく廃業と説明した。債務の累計は約60億円に上り、サ社が分散していた債権を買い取り一本化したことが分かった。
従業員らは個人加盟の労働組合「東京ユニオン」に加入し、京品ホテル支部を結成、解雇の撤回を求めてきた。小林社長との交渉以外にも、「経営に影響力を持つ実質的使用者だ」とサ社にも団交を求めたが拒否され、リ社の破綻で交渉は更に難しくなった。21日には東京地裁に地位保全の仮処分を申請、ホテル内の飲食店で自主営業をする予定だ。】(毎日新聞)
今日、21日からホテルとしての営業も再開するそうだ。
この京品ホテル、1871年に旅館として開業、戦後米軍の接収や火事などに遭いながらも営業を続けたそうで、組合の金本正道支部長によると、昨年も8000万円の利益が出ているそうだ。
ある意味、日本の文化だ。外資の勝手な都合でつぶさせるわけにはいかん!
今日、東京に出張する人はぜひ品川駅前の京品ホテルに宿泊を!特に、労働組合の用事で来るような方はぜひとも!
おっと、近くには、裁判所の判断を無視して日教組に会場を貸さなかった某Pホテルがあるので、間違えないようにね!
そうそう、うちの事務所の声のでかい威圧的な某マダムキラー+売り出し中の優しげボーイもうろうろしているかもしれないので、目撃した方は声をかけてやってください。
※フロントで、「れんた~い」とか合い言葉をいうと、500円割引とかしないかな~。
【PR】
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。
毎日新聞(http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081021k0000m040074000c.html)によると、【東京・品川駅前で明治期に創業した老舗「京品ホテル」(東京都港区、小林誠社長)が、経営の悪化などを理由に廃業を決め、20日付けで従業員約130人を解雇した。経営破綻(はたん)した米証券大手リーマン・ブラザーズ(リ社)の日本法人子会社「サンライズファイナンス」(サ社、港区、民事再生手続き中)が債権者だったこともあり、従業員労組が反発し、解雇に反対し職場を占拠して独自に営業を続ける構えだ。】という。
労組の自主営業なんて、久しぶりに聞く感じだ。実際には、いまでも書店などで自主営業の話を聞いたことはあるが、お客さんを受け容れるような施設での自主営業はここのところなかったのではないか?
何か、新自由主義の行き過ぎによって、ベクトルが逆転したような感じがしてわくわくする。
【労組などによると、5月8日に小林社長から廃業と全員の解雇が告げられた。「がらんどうにして売却することが相手との約束」と、営業譲渡ではなく廃業と説明した。債務の累計は約60億円に上り、サ社が分散していた債権を買い取り一本化したことが分かった。
従業員らは個人加盟の労働組合「東京ユニオン」に加入し、京品ホテル支部を結成、解雇の撤回を求めてきた。小林社長との交渉以外にも、「経営に影響力を持つ実質的使用者だ」とサ社にも団交を求めたが拒否され、リ社の破綻で交渉は更に難しくなった。21日には東京地裁に地位保全の仮処分を申請、ホテル内の飲食店で自主営業をする予定だ。】(毎日新聞)
今日、21日からホテルとしての営業も再開するそうだ。
この京品ホテル、1871年に旅館として開業、戦後米軍の接収や火事などに遭いながらも営業を続けたそうで、組合の金本正道支部長によると、昨年も8000万円の利益が出ているそうだ。
ある意味、日本の文化だ。外資の勝手な都合でつぶさせるわけにはいかん!
今日、東京に出張する人はぜひ品川駅前の京品ホテルに宿泊を!特に、労働組合の用事で来るような方はぜひとも!
おっと、近くには、裁判所の判断を無視して日教組に会場を貸さなかった某Pホテルがあるので、間違えないようにね!
そうそう、うちの事務所の声のでかい威圧的な某マダムキラー+売り出し中の優しげボーイもうろうろしているかもしれないので、目撃した方は声をかけてやってください。
※フロントで、「れんた~い」とか合い言葉をいうと、500円割引とかしないかな~。
【PR】
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。
偶然ですが、先日(10-18)「派遣ユニオン」大会&シンポジウムに参加した際、「東京ユニオン・京品ホテル支部」の方もいらしていました。
今後ともよろしくお願いします。
ところで、弁護士にも売出し中とかそうでないとかあるんですねぇ。。。
要するに,新資本主義というのは「本当の贅沢」から人を遠ざける,ただカネだけ持った「無知」を流行らせるものなのかも.
# 上京して品川バスステーションからすぐの所でした.
なんという悪辣な経営者。まぁ、手放すわけで経営者ではなくなるわけですが。こう言う経営者に、自己破産を含めて、民事、刑事の罰を与える必要があるでしょうね。労組は債権者として、取り立てる側になる。でも、借金だらけなのでしょうか。
年収400万円の会社員が、3億借金して
更に家の建替え費用に何億か必要なんですよね。
年収倍にしないと無理じゃね?
銀行は金貸してくれないし、退職金貰って
やめた方が得なような気もする。
財務状況も公表しないと正確に分からん。
品川近辺で宿泊することはあまりないけれど、次の機会には泊まりたいと思っていたので、ちょっと驚いてます。
今は飲食店しか営業していないのでしょうか?
従業員の方々の温かい対応が
近辺の大きなホテルとは違って
懐かしく思い出されます。
また、宿泊すると無料でつく朝食がとってもおいしかったです。
料理長さんは鹿児島の方なのですね。
同郷なのでよけいなんとかならないのかといつ思いがつのります。
テレビで見ると疲れがたまってらっしゃるご様子でほんとうに気の毒でした。
味わいのあるあのホテルがなくなってしまうなんて本当に残念でなりません。
なんとかならないものでしょうかー。
応援していますが、他に良い方法がなかったのでしょうか?
私は十数年前に京品実業に勤めておりました、いの字の前のアーバンスクエアーです。
そのころ新高輪プリンスの横にあったエグゼクティブ高輪やアムスリゾートなどをつくり大失敗してしまい
そのつけがスタッフにまわりボーナスがなくなり、給料もどんどん日にちが遅くなり、夏休み、冬休みもなく毎日ただ働きの残業の連続でついに疲れはてやめてしまいました。
ただ今となっては残ったスタッフがとても心配でなりません。