情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

LLFPシンポ「何を守るためにもの言えぬ社会にするのか?」レジュメ,アップ

2006-02-14 17:39:50 | イベント情報(行かれた方はぜひご感想を)
2月16日午後6時から,弁護士会館講堂「クレオ」(霞ヶ関)で行われるLLFP第3回シンポ「何を守るためにもの言えぬ社会にするのか?」で問題提起をされる桂敬一立正大学文学部教授のレジュメをアップします。

ご関心おありの方はご参加下さい。入場無料です。

【レジュメ】
このままでは市民はものがいえなくなる
-「小泉劇場」後 政治とメディアに突きつけられている問題-

桂  敬 一

1. 「9・11 総選挙」が浮かび上がらせたメディアの危うさ

◇大都市無党派層の若者たちが小泉自民党を勝たせた
◇結果的に「小泉劇場」のブームをつくったマスコミ
◇あちこちに広まり、エスカレートする小泉的政治手法
◇マスコミは「大連立」をつくり出そうとしているのか

2.「戦後」の終焉と新しい「戦前」への流れは決定的か

◇ 10月17日・錆国参拝、同28日・自民党「新憲法」草案発表、同29日・在日米軍再編中間報告合意、同3l日・第3次改造内閣発足、11月16日・日米首脳会談。
◇改憲は必至か-マスコミも大メディアの動きに惑わされていないか
◇メディアの足並み不一致が「表現の自由」への介入招く
◇「戦後60年」以後-行く手にみえる3本の分かれ道

3.混迷予想される政治・社会情勢とメディア規制の全体化

◇広がり深まる社会不安を培養土とする国家権力の肥大化
◇国策の重点は犯罪・テロ・戦争に対する予防優先主義
◇「敵」と「味方」の峻別-強まる「反日」を許さぬ意思
◇「良民」と「お上」の挟撃に出会うことになるメディア

4.メディアの自由-国家に回収されるのか、国家を超えるのか

◇保守化する若者-人前でホンネをいわなくなったのはなぜか
◇風通しをよくせず、権利の自覚を促さず、道を説くマスコミ
◇この国の中だけで行儀をよくさせておくことがそんなに大事か
◇「もう一つの世界が可能だ」-新しい自由の模索が始まっている

以上





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