tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

湯河原温泉1泊旅行 2日目

2016-02-14 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
昨晩からの雨は、8時半の朝食、10時前のチェックアウトの頃もまだ降り続いていた。窓の外に雨垂れを眺めながらの朝食もなかなか落ち着いていた。ちょうどよいことに、午前中は屋内のイベント、電動ろくろの陶芸体験教室を申し込んでいた。会場である湯河原町内のホテルに向かう。講師が「すぐに手が出てしまう」人で、ダメと見ると即座に直してしまう。ろくろ陶芸初体験の(だから当然すぐにうまくいくわけもない)人間としては、もっと「失敗させて」ほしかった。あれでは自分の作品なのだか講師の作品なのだかわからない。おまけに、ホテルの事務サイドに対する愚痴やら、「10年くらいの経験じゃ人には教えられない」などといったこの手の職人がいかにも言いそうなお喋りが続いたりしたので、ちょっと閉口した。ものを習うに、「師」のありようはやっぱり大切だな。マグカップと湯飲みを作った。焼き上がった作品は1か月後くらいに送られてくるそうだ。愛着が持てそうな物ができるといいのだが。

陶芸教室の後は湯河原梅林に行こうと思っていたが、昨日からの突風と大雨で、今が三分咲きだという梅も相当散っていそうだったし、その上、いかにも季節の変わり目らしい、陽射しが出たり土砂降りになったり突風が吹き荒れたりの不安定な天気はまだ続いていたので、天候が回復するまで、車で行けるところまで行ってしまうことにした。
12:41 大磯、城山公園。三井財閥の別荘跡地。その名の通りの少し小高い山にある。相模湾を望む。風は相変わらず相当強いが、もう雨が降ることはなさそうだ。

国道1号線を隔てて城山公園の向かい側にある旧吉田茂邸。邸宅は改修工事中で入れない。

園内を歩くと海の方まで近づける(西湘バイパスが目の前を無粋に横切っているが)。波が高く、白い大きな飛沫を上げている。

綺麗な梅を見ると春を感じられる。

13:53 寒川神社へ。僕の七五三はここでやった。もしかしたら来るのもそれ以来かも。駐車場がいっぱいになるほど人出が多いので驚く。神社というのは、山の上とか、山を背後にとか、意味を感じさせる地形の場所にありそうなものだけど、この神社は、のっぺりとした、とりとめのない平野の真ん中になぜ置かれたのだろうかと、不思議に思う。

国道134号線を走る。風は依然強烈で、窓を少し開けているだけで細かい砂粒が車内に入り込んでくる。
渋滞する国道から細い脇道に逸れ、「AMALFI DOLCE」でデリッアリモーネ(レモンのケーキ)のおやつタイム。旅館でしっかりした朝食をとってきたので、昼食は食べなかった。
15:33 20分ほどいただろうか、店を出る。

店は江ノ電七里ヶ浜駅の真ん前にある。駅を出る江ノ電。

海辺まで出てみたけど、とにかく風が猛烈なのですぐに退散。帰宅後、風呂に入って髪を洗おうとしたら、すごくゴワゴワになっていた。ひたすら車に乗ってばかりいた2日間だった。

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湯河原温泉1泊旅行 1日目

2016-02-13 23:00:00 | 旅と散歩と山登り
正月明けから桜の開花までのこの時季が、自分にとっては1年でいちばんつらい時季だ。活力が失われ、いくらでも引きこもれ(家の中にも自分の中にも)、いくらでも鬱屈になれる。自分が老いて衰弱して死ぬ時が来るとしたら、きっとこの時季ではないかと思う。とっても裕福ならば、南の島の長期クルーズ旅行にでも出てこの時季をやり過ごせるのだろうけど、あいにくそういう身分ではない。ならばせめて、この時季には「はしご」を掛けて、奈落に落ちないようにしながら、そろりそろりと歩みを進めねばならない。今月頭の伊香保温泉に続く、梯子の2段目。行き先は、移動に負担感のない距離圏で、湯河原。

もともと天気予報は芳しくなかった。雨降りの上、春一番も吹く荒れ模様だと。当初は、箱根の山に登り、空気の澄んだ冬ならではの秀麗な富士山を拝もうかというプランもあったんだけど、それも崩れた。車でダラダラ、途中、横浜で同行者を乗せるので、高速道路も使わずにひたすら下道で、湯河原へ向かう。

シーズンオフの土曜日でも、都内はもとより、神奈川の郊外に出ても、渋滞はどこにでもある。想像はつくことなんだけど、やっぱりそうなんだよなあ。自宅を出たのは朝9時で、午後を回ってやっと、車を下りる。湘南平。展望台の屋内で、麓のベーカリーで買ったパンを、おやつのような昼食として食べる。
14:13 食後、展望台の屋上に出ると、ものすごい突風。海に面した平野にぽつんと立ち上がるこの小山。そりゃあ、あらゆる風という風をまともに受けそうだ。東側、江の島・横浜方面。

北側、伊勢原・大山方面。風は猛烈なのだが、春を呼ぶ南風とあって、寒くはない。

西側、これから向かう小田原・真鶴・伊豆方面。空全体が動きながら雲が割れて、神様でも降臨してきそうな妖しげな光を地上に放つ。

小田原から真鶴への道路もひどい渋滞で(道の片側はすぐ海、反対側は絶壁の崖が立ち上がり、「ここで津波が来たらどうやって逃げる?この崖よじ登れる?」などと話し合う)たっぷり時間がかかり、15:00のチェックイン時刻には余裕で着くはずだった当初の甘い見込みも崩れ、暗くなり始めたころ宿へ到着。山間のためか、雨がたっぷりと降っている。
16:54 それでも、温泉街を少し歩いてみようかと、外に出る。通りに店もなく、歩く人もいない。

万葉公園。山をくり抜くトンネルを抜けると滝があった。

緑に囲まれた散歩道を行く。宿に戻る。温泉を堪能するには、登山のような「歩き疲れ」か、凍えるような「冷え込み」があると、いっそう身に沁みて味わい深いのだけど、今日はそのどちらもなかった。それでもお風呂はいいものだ。温泉はいいものだ。食後、露天の足湯につかると、山の稜線の暗がりにマンション群が建ち並んでいるのが見えた。この温泉街はこうしたマンション群から睥睨されるロケーションにあるのだ。別荘と思しきこのマンション群、部屋の灯りはほとんどついていなかった。隣近所のいないああいうマンションに「本宅」として住むのは、淋しいものなのだろうか、それとも、心安らぐものなのだろうか。未明に雨足は一層強くなった。大正築、国の有形登録文化財の木造旅館。屋根を叩く音は怒涛のようだった。

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毎年のパターンってことか

2016-02-12 18:00:55 | 今日の出来事
やる気が起きないのである。

特に仕事がうんざりする。
別に辛い内容ではないのだ。だが、つまらない。あるいは「楽しめない」と言うべきか。
かと言って、仕事をサボって暇潰しをするのも大変だ。
サボり時間に30分~1時間程度、インテリアコーディネーターの勉強を始めたが、
結構テキストを読み進められている。
こういう時間を積み重ねることができたら、勉強はうまく行くかも知れない。

このやる気のなさはいったい何なのだろう?と、
なんとなく3年前のまさしく今日の日付のブログを読んでみたら、
なんだ、3年前も同じ状態じゃないか。

「季節性」のものだと思えば、気持ちも楽になる。

早く春が来ることを願おう。

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これではまったく役に立たない…電力比較サイト「エネチェンジ」

2016-02-11 11:55:27 | 雑感
4月からの電力自由化を睨んで、電力会社はどこがいいのか、比較してみようと思った。

今、比較サイトとして検索の筆頭にあがる「エネチェンジ」だが、
残念なことに、このサイトはまったく「役に立たない」。

自分の電力使用量の実情を正確に反映させてこその「シミュレーション」のはずなのに、
このサイトでは、一年12ヶ月のうちの、あるひと月分しか数値を入力できず、
そこから勝手に年間値を割り出してしまうからだ。

その結果、僕の場合、年間電力使用量が実情とは「1.5倍」もずれた値になってしまった。
また、年間で最も電気代を使うのは「8月」なのに、
それがなぜか「1月」に書き換えられてしまい、電力使用量の年間グラフも、
8月がピークに来るはずが、正反対の1月がピークに来てしまう、
まったく実態にそぐわないシミュレーションになってしまっているのだ。

こんなトンチンカンな算出値で比較をされても、その比較にはまったく意味がない。

あまり意識せずにこのサイトを使う人は、結果を鵜呑みにしてしまって、
「あっちの電気会社の方が○○円安い!」と飛びついてしまうのかも知れないが、
それは危険だということを承知しておいたほうがいい。

間違った結果を出してしまう比較サイトなら、いっそ「ないほうがマシ」とも言えるのではないか。

<追記>
東京ガスの電気料金シミュレーションは、12か月分の使用量を入力できるので正確だ。
僕の場合は「東京ガスの方が割高」という結論になったが。


インテリアコーディネーターの資格取得の勉強を始めた

2016-02-10 11:54:14 | 今日の出来事
会社のサボり時間などを利用して、
インテリアコーディネーターの資格取得を目指す勉強を始めることにした。
U-CANの通信教育で。
受講料59000円が、会社の福利厚生を経由すると20%分だけ商品券などで還元されるので、47200円に。
講座を無事に修了できれば、ハローワークの「教育訓練給付金制度」が使え、
20%キャッシュバックされるので、事実上、37760円になる。
まあ、それでも結構いい値段だな。

ちなみに、インテリアコーディネーターは今の仕事とはまったく接点がない。
ただの趣味として学ぶのだ。

教材が届いた。最初のテキストを読み始める。
家具、カーテン、カーペットのあたりから話は始まった。
まずはこの資格の学習内容の全容を把握したいので、いきなり細かい暗記などしないで、
とにかくテキストを読み進めようと思っている。

試験は二次まであり、一次は10月。マークシート択一式160分。
二次は12月、論文と「プレゼンテーション」なる製図の実技180分。
受験料は14400円もするので、受かるという確信を持てなきゃ申し込めないな。

6年前には「宅建」の資格をやはりU-CANで学んで取得した。
イメージとしては宅建よりこちらの方が勉強しやすそうな気もするのだが、果たして。

とにかく勉強あるのみ。

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