本当に書きたいと思うこと

夜、退社時。

ビルを外に出た途端、夜気が匂い立つのを感じる。
「雰囲気」や「趣き」の比喩としての「匂い」ではない。実際に鼻で嗅ぐ「匂い」だ。
風向きによっては海の匂いが混じっていることもある。

この「匂い」について書きたいと思う。
高校生、いや、小中学生の頃からそう思っていたような気がする。

まだ書けていない。

いつか書きたいと思う。
生きている証しとして書かなければならないと思う。

それが“mirage”だ。