tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

財布に1万円札は要らない(1円玉も要らない)

2017-06-19 15:21:10 | 雑感
なんとなく、財布の中には1万円札が2枚くらい入っていないと落ちつかない、と今まで思っていた。

「何かあった時」にどうするんだ、と。(こんなことも言っていた)。
しかし「何かあった時」って具体的になんだろう?

僕の中では、「タクシーに乗って急遽移動しなきゃいけない」というシチュエーションが思い浮かぶのだが、
考えてみると、1万円に到達しそうな長距離を「タクシーで急いで」移動するということは、
昼間では考えにくい。急いでいるなら電車を使うだろう。
電車の動かない深夜はまず家にいるわけで、家には自分の車があるし。
そもそも、クレジットカードが使えるタクシーも増えつつあると思う。

そう、万円単位でお金を使う局面では、ほとんどの場合、クレジットカードが使えるわけで、
高額紙幣を持ち歩く意味って、もはやないのだ。

今年初めに家のリフォームを行なった。
支払いが80万円ほどになり、クレジットカードは使えなかったが、
ネット銀行から振り込んだので、現金を手にする必要はなかった。

財布の中に1万円札を入れておいても、日々現金が必要な買い物と言えば、
カードの使えない飲食店か八百屋くらいで、金額は数百円から、行っても2000円くらい。
1万円札で支払ってもお釣りが増えて細かくなるばかりで、煩雑になるだけだ。
店員にとっても面倒なだけだろう。
つまり、1万円札は持っていても使い勝手がよくないということ。
財布を開いた時の自己満足でしかない。
これからは、銀行で1万円札をおろすのはやめて、1000円札×枚数でおろそうと思う。

ついでに言うと、1円玉も邪魔くさい存在だと思う。
1円単位で現金の支払いが必要なのは、僕の場合、八百屋しか思いつかない。
スーパーもコンビニもドラッグストアも、みんなクレジットカードが使える。

1円玉ってもう、廃止してもいいんじゃないか?

個々の商品の値札に1円単位の金額がつくのは構わないが、
現金での支払いの段では10円単位に切り下げ/切り上げを行う、という運用にする。
(現金購入の切符なら10円単位、電子マネー購入のパスモなら1円単位、という、
鉄道運賃の支払い方法のように)

「1万円札1枚をつくるのに1万円はかからないが、1円玉1枚をつくるには1円以上かかる、
だから、1円玉は最もコストが高くつく通貨である」
という話を聞いたことがあるが、1円玉をなくしてしまえば、通過製造の効率の面でも、
お金のやりとりの効率の面でも、ずいぶんすっきりするんじゃないかと思うのだが。