tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

熊本地震と「ミニマリスト」

2016-04-25 17:29:41 | 雑感
熊本地震で、室内で戸棚が倒れて床を塞いでいる被害映像を見ると、
部屋にはなるべく余計な戸棚、特に背の高い戸棚を置かずに、
収納は建物造り付けのクローゼットなどの範囲内におさめることが有効なんだろうなと思う。
今回の地震はあまりにも規模が大きくて、家の構造自体も相当破壊されてしまっているけれど、
少なくとも「家具に潰される」「家具で逃げ道を塞がれる」事態は避けられる。
我が家には衣裳箪笥が一棹あるけれど、
これは、背が高くなく、奥行きのある「でっぷりとした」スタイルなので、
あまり倒れにくいのではないかと思う。
もしも倒れたとしても潰されないようなポジションで寝ることにしたい。
我が家にはないが、背が高くて奥行きの浅い食器箪笥などがいちばん始末に悪そうだ。
食器の重さも相俟って安定感は悪そうだし、食器が飛び出して落下すれば、
割れた破片でそのあたりは歩けなくなるし。

その意味で、ミニマリストが実践している「部屋に何にも置かない」という状態は正しい。
部屋に物が多くなく、それをきちんと整理整頓できていれば、
避難時に持ち出すのに「本当に必要なもの」も素早く見究めることができる。

一方で、水や食糧、ティッシュ・トイレットペーパー・ウェットティッシュなどの紙類、
マッチや蝋燭などの火を熾す道具などは、充分確保しておかなくてはいけないと思う。
食糧については、バラエティーの豊かさなど、
たまに眺め渡してにんまりできるくらいの備蓄量がなきゃいけないんじゃないかと思う。
こちらはミニマリストじゃない、「溜め込み魔」にならねば。

近畿も、北海道も、中部も、東北も、九州も、大きな震災に見舞われた。
今後東京だけが無事でいられることなんて、絶対にないと思う。