tokyo_mirage

東京在住・在勤、40代、男。
孤独に慣れ、馴れ、熟れながらも、まあまあ人生を楽しむの記。

12月でも冷房を使ってる地下鉄って何かが根本的に間違ってると思う

2015-12-04 22:09:28 | 物申す
11月でも当たり前のように冷房を使ってた。
いちいち驚くことでもないようだった。
ご丁寧に、「ただいま“冷房”と送風を使用しています」と案内のアナウンスが入ることすらあった。
まさか12月になっても…?と思ってたら、本当になった。

東京メトロの車内の空調の話だ。

天井から吹き下ろす風が、明らかに「送風」のそれではなく、「冷気」なのだ。
外気よりも明らかに冷たい風が、僕の座っているシートのところまで、しっかりと到達してきているのだ。

…これって、何かが根本的に間違っていると思う。

そもそも、その時の車内は全然混んでいなかった。
つまり、「人の熱気でムンムン」ではなかったのだ。
人がいないから、遮るものもなく、余計に風の当たりも強い、というわけ。
「寒い」とまでは言わない。まあ、冷蔵庫を覗き込んでいる時のようなものだ。
冷気を感じてはいても、いちいち「寒い」とまでは言わない程度の。
でも、明らかに不快だ。必要のない冷気、必要のない風だ。
なんでこうなるのか?

車内のセンサーで、温度が「暑い」と検知されているとしよう。
だとしても、「冷房」がいるのか?
馬鹿みたいなことをあえて言わなくちゃいけないが、今の季節は「冬」である。
「冷房」ではなく、「外気導入」「換気」のようなモードでしのげないのか?
しかも、その冷気を、結構な勢いの「風」にして、送り出す必要はあるのか?
窓を開けて走れば進行方向から風が入るように、「自然」の成り行きに任すことはできないのか?
まあ、実際のところ、窓は開けなくていい。トンネルの走行音が響いてうるさいから。
でも、自動車にだって、窓を開けなくても外気を取り込むための換気モードはある。
そういうものは地下鉄の車両には装備されていないのか?

それとも、車内の空気と入れ替える「外気」たるトンネル内部は、そんなに暑いのか?
だとしたら、いったい何が熱を発しているんだ?
暖房でないのなら、その熱源の機械は、作動する際に、
結構なエネルギーを「熱」としてロスしているということになる。
(まさか、車両で冷房を使っているせいで、
車両の「室外機」の排気でトンネル内に熱がこもってしまうのだ、
というブラックジョークでもないよな?)

物事には「中間」のグラデーションというものがある。
車の運転が「アクセル、さもなくば、ブレーキ」という二者択一に限られてしまうわけではなく、
「惰性走行」というのがその中間にあるように、
車内の空調だって、「スイッチオフ、さもなくば、冷房」の二者択一に限られるわけではなかろう。
なぜ「中間のグラデーション」のところで、適切なコントロールができないのか?

政府は、省エネを目的として、
2020年までに白熱灯・蛍光灯の製造・輸入を禁止するなどと言っているが、
「12月に冷房」、こんな馬鹿げたエネルギーの使い方をしているのを、
もう少し指導したほうがいいんじゃないか。

いつから人々は、「12月に冷房なんておかしいよ」とも突っ込まない環境に身を置くことに、
慣れてしまったんだろうか?

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