せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ジュウニヒトエとセイヨウキランソウ

2010-04-19 | 日記
今日は朝から曇ってはいたがまずまずの天気。先週までは咲いていなかったが、そろそろみられるのではと職場近くの雑木林に分け入ると、思った通りシソ科ジュウニヒトエがあちこちに咲いていた。今年も見ることができてうれしい。
 
花が重なって咲く様子が十二単に似ていることから名づけられている。明るい林内や道端に生える。Ajuga nipponensisという学名の通り日本特産の野生種。茎の先に穂状に花序を出し、何段にも輪生し白色の唇形花をつけ、下から咲き上がる。上唇は非常に小さくて目立たず、下唇は深く3裂し淡紫色の線がある。茎は全体に白く長い縮毛で覆われている。

公園の周りを取り囲むドウダンツツジの植え込みの下にジュウニヒトエとよく似て青紫色のセイヨウキランソウが咲いていた。栽培されているものが逸出して野生化している。ジュウニヒトエは匍匐茎を出さないが、セイヨウキランソウは匍匐する枝があり長く伸びる。別名をセイヨウジュウニヒトエ、ツルジュウニヒトエといいアジュガ(Ajuga)とも呼ばれている。
 
花はジュウニヒトエより少し大きい気がする。

ジュウニヒトエが弱々しく女性的なのに対して外来種であるセイヨウキランソウはいかにも男性的な感じでジュウニヒトエを圧倒しそう。

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