せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ムクゲ、アメリカフヨウとフヨウ

2013-07-25 | 日記
畑地の隅の木陰に農家の老婆が座っていた。近寄っていくと野菜の直売という札がある。しかしこの暑い中一時間に一人も通る人はいないだろう。「何を売っているんですか?」と聞くと目の前の畑でできているナスやキュウリなどを切り売りしているらしい。野菜を買うつもりはないのですぐ横に咲いているムクゲの写真を撮った。今度はそのお婆さんが「花の写真をとっているんですか?同じ種類の花で人の顔くらい大きなものが家の庭には植えてあるよ。」という。そんな大きなムクゲはあり得ないからきっとアメリカフヨウのことだなあと思った。


ムクゲ アオイ科







花の中心部。


八重のムクゲもある。






アメリカフヨウ アオイ科

近くの公園のアメリカフヨウを見に行ってみた。一輪だけ少し形はくずれていたけど咲いていた。


あとはまだつぼみ。これからだなあ。アメリカフヨウは木ではなくて宿根草。


花の中心部。




フヨウ アオイ科

職場と駐車場の間の道端には毎年フヨウが花をつける。毎日少しずつ咲き始めている。花の色が可愛い。


花の中心部。

夏の散歩道 ~ ハグロトンボ、セミの抜け殻、ソクズ、ヘクソカズラなど

2013-07-25 | 日記
懐かしいのでアニメ『タッチ』のテーマを聞いていたらその「青春」の歌詞が耳に残った。

ねえ音もたてず
過ぎてく青春には
さよならがいっぱい
ねえ楽しい日々
お願いこのまま
Stay Stay Stay
時よ動かないで

青春を人生に置き換えてみてもいい。



ハグロトンボ

暑くても午前中は散歩が一番。水辺でひらひらと飛ぶ黒いトンボを見つけた。追いかけてとまったところを撮影。黒緑色に輝く腹部が素晴らしい。



オオシオカラトンボ



田んぼの畦で見つけたオオシオカラトンボ。シオカラトンボよりも腹部の横幅が広くて一回り大きい感じ。力強いなあ。



ヒメギス



沼の近くを歩くと何やら一斉に足元で飛び跳ねる。コオロギかな?とよく見ると背中が緑色をしている。ヒメギスだろう。ヒメギスは全身が黒褐色で背中は緑色または褐色のキリギリス。胸部の後方は、白線でふちどられている。翅は通常は短いが、長いもの(長翅型)もいるらしい。写真では下は産卵管があるので雌だろう。



ハクウンボク  エゴノキ科



公園の中はアブラゼミやミンミンゼミの合唱でうるさいほどで一層暑さが増す感じ。ハクウンボクがたくさんの果実をつけていた。上を見上げて写真を撮っていると散歩する老人が何かいますか?と尋ねてきたので、いやハクウンボクの果実を撮ってますと答えると、フ~ンと不思議な顔をして去っていった。樹木を撮る人は少ないからなあ。


セミの抜け殻が葉裏についていた。昨夜羽化したのかなあ?



シナノキ  シナノキ科

シナノキにも果実が実っていた。ここにもセミの抜け殻が付いている。アブラゼミかなあ?



ハナゾノツクバネウツギ スイカズラ科





公園の生垣にはハナゾノツクバネウツギ(別名:アベリア)が花をいっぱいつけていていい香りがあたりに漂っている。花冠は筒状の鐘形で先は5裂。萼は5枚のプロペラ型。



ソクズ  スイカズラ科

畑地の近くの野原はもう草が生い茂り藪のようになっている。その中に白い花をつけたソクズが群生していた。葉は大型の奇数羽状複葉で対生しておりニワトコとそっくり。別名クサニワトコというのもうなづける。ソクズの下に咲いているのはコヒルガオ。


花にはところどころに黄色の杯状の腺体がある。花には蜜がなく腺体に蜜を貯めるらしい。



コヒルガオ  ヒルガオ科



ソクズの周りにはヒルガオに似たコヒルガオが群生。ヒルガオには花柄の上部には縮れた狭い翼があるのが特徴。つるの巻き方は右肩上がり。



ヘクソカズラ  アカネ科

畑の周りにはヘクソカズラが群生している。つるの巻き方は左肩上がり。


葉柄の根元に三角形の托葉があるのがわかる。


柱頭が2個見える。