子どもの頃(たぶん、小学校時代かなあ) 山羊を時々家裏の川土手に連れて行ってたことがあるんやけど。
ヤギの乳を飲んだり 肉を食べたりしてましたねえ。
![](http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/20121019/201210190006_000.jpg)
雑草の生い茂る公園などにヤギを放し、餌代わりに草を食べさせて除草する-。八幡西区楠橋南3丁目の土木会社「ミクニ建設」が2009年から始めたヤギ派遣事業「エコヤギレンタル」が、日本デザイン振興会が主催する2012年度のグッドデザイン賞(仕組みのデザイン部門)を受賞した。社長の世良勝彦さん(41)は「受賞をきっかけに、全国の企業が同様の事業を始めてくれれば」と期待している。
受賞理由には、機械や燃料を使わないためCO2を削減する効果があり、廃棄物も少ない点などが挙げられた。従順でおとなしく、雑草を食べるヤギに除草させる取り組みは、全国の自治体でも広がっているが、北九州市産業経済局によると、民間企業が事業化するのは珍しいという。
現在、貸し出し中も含め16匹のヤギを飼育する。1カ月のレンタル料は1匹当たり1万5千円。通常の除草作業に比べ、農機具代や人件費、刈り取った草の処分費用もかからず、コストを抑えることができるという。同社ではこれまで、中間市の垣生(はぶ)公園除草事業へのレンタルなど、約20件の仕事を受注した。
好調な事業の一方、悩みも。「ヤギは我慢強い動物で、疲れをため込み過ぎてしまう」と世良さん。飼育するヤギが突然倒れ、そのまま死んでしまったこともあったという。以来、仕事の合間に家族が交代でこまめに飼育場に顔を出すなど、体調管理には細心の注意を払っている。「世話を続けると愛着も湧いて、家族みたいに感じてきますからね」。そう言って世良さんは優しくヤギの頭をなでた。
今後の目標は、小学校や幼稚園でのレンタルを増やすことだという。除草だけでなく、ヤギと子どもが触れ合うことで「情操教育にも生かせれば」と考えている。 =2012/10/19付 西日本新聞朝刊=