京都への行き帰りの新幹線の中で箒木蓬生の『閉鎖病棟』を読んだ。12.3年前に出たものが文庫化されたもの。
精神科病院がようやく変わり始めた頃の様子が書いてある(最も、昔のままの病院のほうがまだまだ多いのだが…)
この中には、ろう者である(だろう)昭八さんが登場する。入院治療の必要はないが行くところがなくて(つまり引き取り手がなくて)入院生活を続けている一人だ。昭八さんがどのような経緯で入院となったかは知らない。
私が精神保健福祉の仕事に就いた20年ほどまえ、県内の精神科病院には一人二人くらいずつこういったろう者がいたものだ。昼間はせっせと病院の作業の手伝いをする。病院やスタッフにとってはとても便利な入院患者が…。
親が亡くなって兄弟の代になり、コミュニケーションが取れないために「直接行動」に出たせいで入院となった…。
箒木さんはもともと本職は精神科の医師なので病院の中の様子はとてもわかりやすい…。
ご一読をお勧めする。
精神科病院がようやく変わり始めた頃の様子が書いてある(最も、昔のままの病院のほうがまだまだ多いのだが…)
この中には、ろう者である(だろう)昭八さんが登場する。入院治療の必要はないが行くところがなくて(つまり引き取り手がなくて)入院生活を続けている一人だ。昭八さんがどのような経緯で入院となったかは知らない。
私が精神保健福祉の仕事に就いた20年ほどまえ、県内の精神科病院には一人二人くらいずつこういったろう者がいたものだ。昼間はせっせと病院の作業の手伝いをする。病院やスタッフにとってはとても便利な入院患者が…。
親が亡くなって兄弟の代になり、コミュニケーションが取れないために「直接行動」に出たせいで入院となった…。
箒木さんはもともと本職は精神科の医師なので病院の中の様子はとてもわかりやすい…。
ご一読をお勧めする。