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住まいは人権! 一般社団法人協働舎
暮らしを高めるのは福祉制度の充実。
福祉制度の充実には私たち一人ひとりの声

アトファルナろう学校のいま

2009-01-10 | まいにち
(写真は去年2月日本でアトファルナろう学校の現状を報告するジェリー校長先生―彼女はアメリカ人です)


今日は朝から寒くほんの少し雪が落ちてきています。
先ほど
アトファルナろう学校の様子を伝えるメールが届いたので紹介します。


BCCで失礼致します。
ご無沙汰、失礼致しております。
これまでにアトファルナろう学校を応援してくださっている方へ、今のろう学校の様子をお伝えします。

ガザ地区は封鎖されていた誰も中に入ることが許されない状況です。
NPOパレスチナ子どものキャンペーンのエルサレム駐在員の方の電話インタビューです。

添付ファイルの「卒業生、今はろう学校の幼稚部の先生のファティマさんの絵」もどんどんお友達に紹介してください。(転送歓迎)

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Subject: ナビールの話----

アトファルナのナビールと夜20時頃、電話で話しました。


「メールと電話をありがとう。
私が住んでいるガザ市内のアパートにはジェネレーターがあり、
今のところ1日5時間くらいは電気が使えます。
メールは毎日2~3時間だけチェックできるので、できるだけ
読んで対応しています。

状況は依然として厳しいですが、空爆が始まって最初の5日間は、
ガザのどこが攻撃されるかわからず、とにかく恐ろしかったです。
とにかく早く終わってほしい、それだけです。
今やガザのどこにいても、誰も安全ではないのです。
世界各地で人々がこの事態に対して立ち上がり、デモをして
くれていますが、残念ながら政府レベルでの国際社会の動きは
遅いと言わざるを得ません。
事態を収拾できるのは政府レベルであるため、国連を始めとした
国際社会が市民の声を聞き、もっと迅速に対応してほしいです。

(東京でもピースパレードやシンポジウムを実施すると伝える)
行動を起こしていると聞き、とても心強いです。
海の向こうにいる日本の皆さんと、連帯感を感じます。

アトファルナは今のところ、不幸中の幸いで大きな被害はありません。
建物自体の損壊は少なく、被害のほとんどは窓ガラスが粉砕したことです。
もちろん今は仕事ができる状態ではなく、いつ復帰できるかは
わかりません。

ただし、状況が良くなり次第動けるように、計画は立てています。
最も優先されるのは、まず子どもたちやその家族へのニーズ調査です。
被害状況と必要品を調査し、ドナーの皆様に支援をお願いすることに
なると思います。

同時に、アトファルナの施設内すべての掃除が必要です。
子どもたちが戻ってくる前に、攻撃を連想させるような残骸を
すべて片付けなければなりません。
これは施設を使えるようにするという意味だけでなく、心理的な
ケアにも影響します。
この2つを優先してやりたいと思っています。

私には幼い赤ん坊がいますが、家族ともども今は無事です。
アトファルナの職員であるスアドの兄弟が、2日前にジャバリアの
学校破壊時に亡くなったと聞き、とてもショックでした。
普段一緒に働いている同僚の身に起こったことであり、人事では
ありません。

今後もできるだけメールや電話でコミュニケーションを取っていきたい
と思っています。
東京や日本の皆さんに、よろしくお伝えください。

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ガザ攻撃に、今、私たちにできること・・・
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ぜひ、皆様もできることでご協力ください。

こんなことがすぐにできます。

1.このメールを知っている人に転送する。
参加しているメーリングリストに送る。

2.停戦を求めるピースパレード(1月10日)に参加する。
     http://ccpnews.blog57.fc2.com/blog-entry-11.html

3.封鎖解除の署名をする。
     http://www.shomei.tv/project-433.html

4.緊急募金をする。
     http://ccp-ngo.jp/bokin.html

5.ボランティアをする。
     ccp@bd.mbn.or.jp にご連絡ください。
     ピースパレード当日のボランティアも受け付けています。

6.その他なんでも

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★新着情報のお知らせ

ガザ現地からの市民の声は、パレスチナ子どものキャンペーンのホームページで逐次ご紹介しています。

掲載 「ガザ攻撃の背景と今後」 ウリ・アブネリ

イスラエル平和運動の長老であるウリ・アブネリさんの分析の翻訳を載せていま
す。現在起きていることの歴史的な意味を理解することができますので、長文で
すがじっくりとお読みください。以下はその抜粋です。

「バラク(現国防相)とリブニ(外相)の二人は、昔ながらのトリックに頼ろう
としている。世論調査によると、今回のガザ侵攻48時間以内に、バラクの率い
る労働党の支持率はクネセット(イスラエル国会)の議席5つ分増えたと言う。

1議席あたりパレスチナ人の死体80人分に相当するというわけだ。だが、積まれ
た死体の山の上を歩くのはやさしいことではない。もしイスラエル国民がこの戦
争を失敗だと考えたら、彼の成功は、瞬時にして霧散消失してしまう程度のもの
だ。例えば、ハマスのロケットが相変わらず、Beershebaの町に着弾するとか、
地上侵攻がイスラエル軍側の重い人的損失を招くなどのことが起きれば。」

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特定非営利活動法人 パレスチナ子どものキャンペーン
Campaign for the Children of Palestine(CCP)
〒171-0031 東京都豊島区目白3-4-5 アビタメジロ603
Tel:03-3953-1393 Fax:03-3953-1394
Email: ccp@bd.mbn.or.jp
HP: http://ccp-ngo.jp/



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