工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

オオキツネノカミソリin多良岳

2019年07月31日 | 登山

 

 

先週末、長崎県大村市・多良岳に登ってきました。

 

登山二回目で いきなりの・・1000m弱級の山へ登ることになるとは。

 

この日は 関東方面に台風が接近している影響もあり

ここ九州北部でも 小雨がぱらつく生憎のお天気。

 

そんな天候の中 初心者の私が登っても

大丈夫か???っと かなり不安もありましたが

それよりも 新しい山に登れるっという楽しみの方が大きく・・

今回は ベテラン登山者も一緒なので安心感もあり

 

いざっ!

 

・・っで

 

登り始めは まだまだ 余裕があるため

あっちキョロキョロ・・こっちキョロキョロ。

 

 

珍しい植物を見つけては カメラに パシャリ

 

 

・・ですが 

だんだん・・山道も険しくなり

 

 

 

石ころのつづく山道を登り

木の根を足場につづく坂道・・。

 

 

 

 

この日は湿度も高く・・暑さで へこたれそうになってきたころ・・

 

沢にたどり着きました。

 

 

 

ここで 冷却タオルを水に浸し

しばし休息。

 

 

そして・・その沢の向こうに見えるのが・・

 

 

 

木立の中・・

 

オオキツネノカミソリの群生が現れます。

 

 

大きな大木に守られるように

 

その足元に咲く

 

 

オオキツネノカミソリ。

 

 

 

緑の木々の間に あざやかなオレンジ色。

 

 

 

この時期にしか咲かないオオキツネノカミソリ。

 

今年は昨年に比べ 多いとのこと。

 

多良岳の他 福岡県糸島の井原山でも

オオキツネノカミソリは見られ

多良岳よりもさらに その数は多いそうです。

 

 

緑とオレンジの対比の美しさ。

 

これが 自然が織りなす天然の美。

 

どんなに人が力を尽くしても 自然の作り出す美しさには

叶わない・・と改めて感じます。

 

 

・・っで 

 

ここで 折り返す登山者も多いとのことですが

山頂を目指して

登ります。

 

 

 

道は・・さらに厳しくなり・・

 

 

 

 

 

ほぼ・・壁。

 

一歩 踏み外せば・・谷底へ真っ逆さま・・という道もあり

気が抜けない・・山道は・・つづく・・。

 

 

 

倒木の間を抜け

 

 

 

獣道をいく・・。

 

 

それでも・・

 

 

 

途中にひろがる

花ばなに癒され

もう一歩もう一歩・・。

 そして・・

ようやく・・休憩ポイント・・

 

 

 突然 視界がひらけ・・現れるお堂。

 

金泉寺に到着。

 

多良岳は 修験者の修業の場。

 

この日は 護摩焚きが行われ

私たちが着いた時は 護摩行の最中でした。

 

この場所には

 

金泉寺だけでなく 

多良岳の山小屋があり

 

 

 

 

 登山者の憩いの場となってます。

 

休憩はもちろん 宿泊もできるそうです。

 

山小屋の中では・・

 

 

 

暖炉に火が入ってました。

 

 

山小屋の前に 休憩スペースがあり

 

 

 

 

ここで 昼食タイム!

 

私は おにぎりを持って行ってましたが

ベテラン登山者さんが

茹でた素麺を持ってきてくれていたので

思いがけず 

山の上で素麺をいただきました。

 

・・で 隣のベンチをみると・・

 

さらに強者。

今まさに 大鍋で 素麺をゆで始めてました。

・・す・・すごい。

 

山の上で・・素麺は 当たり前のことなの??

 それにしても・・

あの大鍋も運んできたのかしら??

 

 

 ・・っで

人も集まるこの休憩地ですが・・

 

 

 

 

ウリ坊も ご相伴に預かりにやってきてました。

 

なんて人に慣れたウリ坊。

1m近くまで寄ってきてました。

 

はじめて あんな間近でイノシシをみました。

小さいうちは可愛いですね。

 

 

 

 お腹もいっぱいになり

さぁ 次は 山頂へ!

そうここは まだ山頂ではなく・・

 

 

 

 

この鳥居が山頂への入り口です。

 

 

 

 

この階段とよぶには あまりにも急な石段を登ります。

 

 

石段だけでなく・・

木の根っ子も 足場にのぼります・・。

 

 

 

 

大きな石の間を潜り抜けていきます。

 

 

 

 

・・ここのどこに・・道があるのでしょうか??

 

初心者の私には

どこに足をもっていけばいいのか・・わかりません。

 

 

 

 

それでも 先頭を行く諸先輩方の足跡をたどり

 

 

 

 

 

なんとか 多良岳山頂への分かれ道へ。

 

 

 

山岳信仰の修業の場。

途中途中で

仏様・石仏が 見守ってくださいます。

 

 

・・っで

 

 

 

 

ようやく 山頂登頂!

 

やったぁ!

 

ですが・・じつは ここがゴールではない。

その先の 座禅岩へ進むことに。

 

そのためには・・ここから 降り 隣の山へと向かいます。

 

 

 

下りは・・ロープでほぼ垂直に降りていきます。

 

登山は・・足だけでなく腕の力も必要のようです・・。

 

 

 

 

ようやく すこしづつ 眺望がひらけてきました。

 

 

・・っが ここで 空模様が 怪しくなってきました。

 

 

 

もろ・・雨雲。

 

 

 

不思議な景色ですが・・

上の方のグレーの部分は

雨雲です。

その下に広がるのは・・諫早湾。

真正面に見えるのは・・干拓の閉め切られた堤防です。

 

 

・・っで 

座禅岩に行くためには・・

 

この梯子を登って・・

 

 

 

 

この岩を超えます。

 

そして・・その先に広がる・・絶景!

 

・・のはずだったのですが・・

 

 

 

 

雨雲が・・みるみる・・迫ってきました・・・。

 

 

 

 

・・・危険な・・雨雲。

 

 

 

 

やばいやばい・・・雨が降ってきた・・。

 

 

 

この時・・すでに 霧の中。

 

この後・・一気に 雨が降ってきました。

 

この後 ・・かなりの足場の悪い中での下山となりましたが

 

しだいに 雨から 霧へとかわり・・

 

 

 

”六体地蔵菩薩”まで 降りてくる頃には・・

 

少し薄日もさし

 

 

 

こんな幻想的な風景も。

 

 

 

 晴れの日には見られない景色。

 

 

 

この後の下りは 

足場ばかり見て歩いたので

写真は撮りませんでした。

 

登りよりも下りの方が

足・膝に負担がくるので

とにかく 注意ちゅういチュウイ!

そう呟きながら

 

無事 下山することができました。

 今回の登山は

雨には濡れましたが いい経験になりました。

 

往復 約6時間。

 

いざとなれば 歩けるもんだぁ・・っと感心してしまいます。

 

平地で歩けっと言われても辛いかもしれませんが

山の景色が 歩かせてくれたのかなっと

感謝しています。

 

帰りに 多良岳の麓・佐賀県鹿島市の平谷温泉に入ってきました。

 

しっかり 脚をほぐしたおかげで

疲れもとれ

筋肉痛にもならずにすみました。

 

 

下山した直後は (あれだけ歩いたので)

しばらくは (山登りは)いいかな・・っと思っていたのに

不思議なものですね・・数日たつと・・

 

また 登りたくなるもので

 

つぎは どこの山に登ろう?!

 

そのために しっかり 日々 足腰鍛えて歩きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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