工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

源氏物語縁の寺・石山寺

2011年10月13日 | 旅行
滋賀県大津にある

石山寺に行ってきました。



このお寺は

紫式部が 

源氏物語を執筆したと言われるお寺で



更科日記の中にも 作者(菅原孝標女)が

“石山詣”をするというくだりがあったり



(今 話題の)秀吉の妻・淀殿が

再建に尽力を尽くしたお寺であるなど・・



様々な形で 

歴史の中に登場する由緒あるお寺です。


厄除け・福徳・縁結びっといろんなご利益があるようで

しっかり お願いしてかえろう!









山門をくぐると

両脇に桜並木

真っ直ぐ続く石畳

風が とても心地よく

のんびり歩くと

自然と心が癒されていくようです



境内をゆっくり登っていくと


目の前に






硅灰石の奇岩が現れます



こんな固い岩の割れ目からも

彼岸花が 顔を出していたり・・

植物の生命力のたくましさに驚かされます・・



そして



岩を取り囲むように木々が茂り

そろそろ

紅葉も始まっていました。


今年は 11月10日くらいが見頃だそうです。









本堂に辿り付くと

“源氏の間”で

紫式部の人形が出迎えてくれます

ここで 源氏物語を執筆したといわれているそうです









参籠して7日目の夜

月を眺めている時に

“源氏物語”の構想が思い浮かんだという紫式部










一千年前の月は どんな月だったのだろう?



昔の月は 今より大きかった・・と そういえば 

聞いたことがあるような・・・





一千年の時を越えても

読みつがれる作品を書かせてしまった月だから

それはそれは キレイな月だったんだろうなぁ・・・・。



そんなことを考えながら



広い境内ぐるり一周していると












桜の花が 咲いていました・・










桜 あり 紅葉 あり・・







コムラサキシキブ あり・・



自然は 本当に 素直ですね


寒ければ 色づき 暑ければ 花を咲かせ

生える土が無ければ 岩の割れ目でも芽を出し

何百年 何千年と 生き続けるんですよね・・




厄除け・福徳・・いろんなご利益を!っと

願って ここまでやってきましたが



最終的には

成るようにしかならないんだから




“やりたいように やれば・・・”



そう 自然に教えられたような“石山詣”でした
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