花々に贈る短歌集

自然に身を委ね小さな息吹を感じていたい

春も本番

2017-03-31 18:10:35 | 短歌
「菜の花の 収穫終わり 老夫婦 代わりに蝶の 優しく舞いて」



「昨日今日 揺れるままなり 雪柳 ハラハラと散る 涙清らか」



「愛らしき ペットの如く 水仙の ぽっぽっと笑顔 振りまく日和」








割烹「辻政」

2017-03-30 18:35:22 | 短歌
「凍えたる 心しんまで 暖まる 締めの穴子で 蕩ける時間」

先週の週末の京都は、芯から冷えました。
寒さ振り切り伏見の「辻政」に連れて行ってもらいました。
カウンターでシェフの鮮やかな手さばきを見ながら、お薦め料理を。

つき出しの鯛の子、よこわのトロ、ふぐのぶつ切りと湯引き、間にうどの酢味噌和えを入れます。





お薦めの鯨ベーコンは絶品、白魚と春野菜の天ぷら、もろこと九条葱もこんがり焼いて優しい、締めの鯖寿司、穴子は皮を少し焼いて身の蕩け具合が芸術的。



京料理水の美味しさもあるけれど、こころに寄り添うような優しい味わいを感じました。

壬生寺

2017-03-29 18:39:40 | 短歌
「春来れば 春に染まりて マイペース 亀に添いて 生きたしときも」

新鮮組ゆかりの寺、壬生寺に行って来ました。





千体の仏塔が厳粛な雰囲気を。








「山里に 鶯一声 風はやる きりりと締る 五感の目覚め」

鶯ではありませんが、無心に蜜を吸う姿が可愛い💛

  

京料理「はやし」

2017-03-28 19:04:33 | 短歌
「京料理 春をいっぱい 連れて来る 寒さにけじめ つける旅立ち」

京都イチオシの和食、娘に連れて行ってもらいました。
いつもはカウンターでシェフの手さばきを楽しみにしているらしいけれど、今日は土曜日で個室を予約。
お陰様で写真オッケーでした。

まずは、満開の桜湯で。


冷酒もお洒落。










なかでも、土筆と湯葉の柳川鍋、甘鯛の兜焼きのアラのお澄ましはヒレ酒のような深い味わい。
素材をどこまでも大切に、心溢れる品々にただ感動でした。

湯葉饅頭のデザートで、京都のほっこり余韻を持ち帰ります。