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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

坂本昌行&安蘭けい 「オスロ」

2021-02-20 09:34:44 | 日記
新国立劇場で上演中の「オスロ」です。
「オスロ合意」の裏側を描いた作品。
と言っても、私、「オスロ合意」って言葉ぐらいしか知らない。
内容については、ほとんど理解していません😔

「オスロ合意」実現の為に奔走したノルウェー人の社会学者•テリエに
坂本昌行。
彼の熱意に動かされ、共に尽力する妻のモナに安蘭けい。
彼女は外交官でもあります。
モナの上司•ヤンに河合郁人。
パレスチナ側を代表する人間に益岡徹。
イスラエル側代表に福士誠治。
ほかに相島一之 横田栄治 石田圭祐 那須佳代子らの出演。

パレスチナとイスラエル。
立場が全く違う両者の争いだけに、交渉は何度も決裂しそうになる。
そのあたりの駆け引きは面白い。
例えば、パレスチナ側の人間が、「アラファトの指示を仰ぐ」と席をはずし
電話を掛けに行くのだが、実際は、掛けておらず、ただ一人じっと考えをまとめている
などなど。
彼らは、交渉の場を離れると、全くのノーサイド。
ともに酒を酌み交わしたりするのも興味深い。
そして、彼らの精神的支柱は、紅一点のモナというのも
面白い。

舞台は、「オスロ合意」が成立した時点で終わり
その後、出演者が合意後の出来事を語っていく。
観客に「現在」を知らせる 良い終わり方だと思います。