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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

井上ひさし&高橋一生 「天保十二年のシェイクスピア」パート2

2020-02-28 10:04:00 | 日記
昨日の続きです。
日生劇場で上演中の「天保十二年のシェイクスピア」
3時間半という長時間の作品でしたが、ただただ圧倒されました。
「リア王」「ハムレット」「マクベス」「リチャード三世」などを、
物の見事に折り込んでいます。

そして、宮川彬良の音楽も、
冒頭とラストに流れる
「もしもシェイクスピアがいなかったら」を筆頭に
ロック風 ミュージカル風など 多岐に分かれたメロディで
楽しませてくれる。

また、井上ひさし流遊び心も。
劇中 きじるしの王次役の浦井健治が、あの有名な
「to be or not tn be」のセリフを
日本最古の訳から 現代の松岡和子らの訳まで
並べて 言い立てるシーンは、とても興味深いものでした。

役者たちも、高橋一生筆頭に、みなさん熱演の限りを
尽くしてくれました。
特に、古希を迎えたという 隊長役の木場勝己。
舞台の案内役を兼ねながらの熱演 お疲れ様でした。

ラスト その木場勝己が、
「これで全作品紹介しました。あ、一つだけ残っていた。
今日は満月? あ、十二夜」
と下げたのは、思わず笑ってしまいました。