とんでもない期待感を
僕はこの一瞬に胸躍らせてきた
幼少期からの淡い思い出
思い出は思い出のままに
薄れゆくものだと諦めていた
僕達の世代の中では
突き抜けた存在、リュー
才能とともに運命を背負った存在
世界を鳴動させる音楽を
君と完成させたいと願った10年
長年待ち焦がれた君とのデュオ
さすがの僕ももう諦めかけた頃
ようやく僕は君に肩を並べた
同じ夢を見続けながら
一早くその才能を見出された存在
君にいつも触発されながら
遂に同じ舞台に上がる僕
僕は自分の晴れ舞台に君を招待する
ある晴れた日、まだ蕾の固い桜の樹の下で
季節はまだ肌寒いけどコートは要らない
僕は君に紺色のジャケットを羽織らせ
帰ろう、と促す
大都会のヘドロに薄汚れた君は
オトナの世界に足を踏み入れすぎた
君は人生の迷子になった子猫のよう
誰に対しても警戒心を解かないけど
君が今頼れるのは僕しかいないんだ
涙をいっぱいに含んだ瞳を
僕の音楽で拭ってあげよう
あのステージの上から最前列の君へ
都会の喧騒の中で自分を見失い
それでも帰らぬ、帰らない君がいる
僕はその頑ななまでに強い意志に
何度も、何度も救われてきた
辛うじて都会の生活者になりすました僕が
君の永遠のヒーローになろう、リュー
いつの日も君が僕のヒロインであるように
なんなら、否、ここには無粋な言葉は不要
僕のステージを観て何かを感じてくれ
僕は帰り道の陸橋でラブソングを歌う
道行く人が時折り振り返るが
この歌はある一人の女性に宛てたもの
早くあのステージの大観衆の前で
他の誰でもない君だけに贈りたい
魂の抜けた君は拍手も忘れ
僕の歌に聴き入っている
僕はリューの再起を願い
今回叶わなかったデュオを
いつの日か必ず実現しようと誓う
第一線で疲れ果てた君の魂は
ひとまず僕が預かっておく
君に返す日が早く来ることを祈って
行き場を失った影が次第に薄まり
アスファルトに同化するよ
誰も及ばない君の歌声を聴きたい
同じステージの上で肩を組んで
僕はこの一瞬に胸躍らせてきた
幼少期からの淡い思い出
思い出は思い出のままに
薄れゆくものだと諦めていた
僕達の世代の中では
突き抜けた存在、リュー
才能とともに運命を背負った存在
世界を鳴動させる音楽を
君と完成させたいと願った10年
長年待ち焦がれた君とのデュオ
さすがの僕ももう諦めかけた頃
ようやく僕は君に肩を並べた
同じ夢を見続けながら
一早くその才能を見出された存在
君にいつも触発されながら
遂に同じ舞台に上がる僕
僕は自分の晴れ舞台に君を招待する
ある晴れた日、まだ蕾の固い桜の樹の下で
季節はまだ肌寒いけどコートは要らない
僕は君に紺色のジャケットを羽織らせ
帰ろう、と促す
大都会のヘドロに薄汚れた君は
オトナの世界に足を踏み入れすぎた
君は人生の迷子になった子猫のよう
誰に対しても警戒心を解かないけど
君が今頼れるのは僕しかいないんだ
涙をいっぱいに含んだ瞳を
僕の音楽で拭ってあげよう
あのステージの上から最前列の君へ
都会の喧騒の中で自分を見失い
それでも帰らぬ、帰らない君がいる
僕はその頑ななまでに強い意志に
何度も、何度も救われてきた
辛うじて都会の生活者になりすました僕が
君の永遠のヒーローになろう、リュー
いつの日も君が僕のヒロインであるように
なんなら、否、ここには無粋な言葉は不要
僕のステージを観て何かを感じてくれ
僕は帰り道の陸橋でラブソングを歌う
道行く人が時折り振り返るが
この歌はある一人の女性に宛てたもの
早くあのステージの大観衆の前で
他の誰でもない君だけに贈りたい
魂の抜けた君は拍手も忘れ
僕の歌に聴き入っている
僕はリューの再起を願い
今回叶わなかったデュオを
いつの日か必ず実現しようと誓う
第一線で疲れ果てた君の魂は
ひとまず僕が預かっておく
君に返す日が早く来ることを祈って
行き場を失った影が次第に薄まり
アスファルトに同化するよ
誰も及ばない君の歌声を聴きたい
同じステージの上で肩を組んで