ラジヘリ空撮

空撮用マテリアルの開発状況に係る情報発信や、現場での出来事及び、日常の情報発信を致します。

ロケ・・・

2012-06-13 06:08:23 | 撮影
先日、ラジヘリのロケがあった。


それは・・・朝6:00から夕方4:00迄、ほぼ通しのスケジュールで行われた。

勿論、撮影機材は・・・弊社で開発が終了した、マルチコプターを投入して行った。


事実上の、新型マルチのデビュー戦である。


ロケに使用したカメラは、通常良く使用されているSONYのハンディーカムとミラーレスではない、
従来型のCANON EOSデジタルの1眼レフカメラを使用した。


通常ラジヘリを使用して行われる撮影はで、止まっている車や構造物、
或いは景色、動きの遅いモノなどを空中から撮影するのが常の様だが・・・。

要は・・・あまりラジヘリを移動させないか、ゆっくり移動させながらの撮影スタイルである。


しかし、今回のロケでは、それらの撮影とは・・・一線を隔していた。

例えば・・・高速で走行している車を、チェイスカーを使わずに並走して撮影したり、
フレームインして来た車を捉えたまま、回り込んで撮影したりと・・・要求レベルが高いので、
撮影難度が高い。


通常は、撮れるモノを何となく写していたのだが・・・実際の撮影時では要求されるレベルが・・・全く違う。


もっとも・・・今回のロケでは、今迄ラジヘリ空撮では行った事がない様な
シーンに敢えて挑戦したので・・・無理も無いのである。


プロの映像クリエイターは、切り口が違う・・・中々・・・手強い。


また、その難度の高い撮影時に於いて・・・使用しているマテリアルに問題点も見えてきた。


それは・・・弊社製の1.2GHzのビデオトランスミッターと比較して軽量だとの理由から、
技適取得済みの2.4GHzのタイプをテストで搭載していた。

先ずこれが・・・肝心な処で・・・役に立たない。


完全にフレームに収め無ければならない様な肝心な処で・・・映像が途切れてしまうのである。


勿論・・・至近距離での撮影や100m程度の離隔で、ヘリと地上ステーションの間が完全に
見通せる時には・・・殆ど問題は無い。

処が・・・100m以上で、ヘリを旋回させたりすると・・・NGの比率が多くなる。

動画撮影では、その様な事態は絶対に避けなければならない。

シーン数も多かったのだが・・・お蔭で・・・1日で約30回もフライトする事に・・・。


マルチコプターを使用した撮影では、至近距離での撮影が多いと決めつけていたのだが・・・
実際の現場では、それ程甘く無い様で・・・少し反省した。

それと共に、使用するマテリアルの選択の重要性を痛感した一日でもあった。

PS:現在、送信出力を下げた・・・新型の1.2GHzビデオトランスミッターを開発中で、
   その開発もほぼ終了していますので、7月上旬から運用を開始する予定です。
   これは超軽量で、マルチコプター専用とも言えるモノですが、携帯局の免許が必要です。
   勿論・・・販売致しますので、ご期待ください。



今回も、写真が有りませんが・・・済みません。







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