ラジヘリ空撮

空撮用マテリアルの開発状況に係る情報発信や、現場での出来事及び、日常の情報発信を致します。

XP3.1を導入したものの・・・

2014-04-15 04:55:32 | マルチコプター
そんな訳で・・・弊社でも、XP3.1を導入した。

しかしそれは・・・現在のWooKongMの様な簡単な物ではなく、
インストール自体が難しかった。

その上、取説が全て英語の為、その制御系を導入した多くの
空撮業者は、当時配信されていた簡単なビデオから、
見よう見まねで取り付けていた様だった。


要は・・・そのビデオを基に、試行錯誤を繰り返しながら、
機体にインストールしていた訳だが・・・その時の経験則からか?
へんてこな理屈も横行していた現状があった。

流石に、そんな状況下で高度な制御系を運用する事は危険が伴うので、
弊社では日本語マニュアルを作成する事にした。

この日本語マニュアルは、T大学のM先生のお力もお借りして
仕上げたものだったが、そのマニュアルに沿ってインストール
した機体は、実に調子よく飛行したのである。

また、弊社用として作成したマニュアルだったので、説明不足の
部分は、オリジナルに勝手に加筆してそれを補った。


ある時・・・懇意にしていた空撮業者のUさんが、XP3.1の
取り扱いについて質問して来た。

その内容から・・・流石に困っていた様だったので、弊社用の
それを差し上げる事にしたのである。

すると・・・多分その日の内に、当時XP3.1を導入した全国の空撮業者に
伝播してしまった。


それは多分・・・XP3.1を購入した皆さんが、喉から手が出るほど欲していた
モノだったに違いない。


因ってその後は・・・おかしな事を言う人もいなくなったのである。


実際にオリジナルのマニュアルを日本語にしようとすると、
スペルの間違いも多く、独特な言い回しや専門用語が多く難儀したが、
それでも何とか仕上げる事ができた。

それを基にインストールしてみると、それまでの手法が間違って
いた事も明らかになったし、オリジナルのマニュアルに於いて
説明不足自体も多々あった。

当時窓口になっていた輸入代理店も、良くやってくれたが、
やはりしっかりとした日本語の取説は必須であった。

その後・・・幻のXP3.2及びGround Stationや、初期のWooKongMやH、
AceOne Ground Stationなどの翻訳を請け負った事もあったので、
もしかしたら、当ブログを御覧頂いている皆さんの中にも、当時は
弊社のマニュアルを利用された方がいるのかも知れないですね。


因みに、富山や静岡の代理店からご依頼を請けて、
弊社が制作したそれらの日本語マニュアルには、
必ず代理店名を透かし文字で入れていた。

この理由は、それらの代理店の業績が、右肩上がりで
伸びて欲しいとの思いから、右肩上がりで斜めに社名を
入れていた訳だが・・・。

しかし、代理店が増えた昨今では、そのスタイルのまま踏襲し、
自社の名前と入れ替えて日本語マニュアルを作成している所もある。

しかし・・・それらの日本語マニュアル作成に関しては、
弊社は一切関与していない。

もっとも・・・その業者が開業する時、DJIから弊社が作成した
WooKogMの日本語マニュアルが渡ったと聞いている。
 実際にその代理店から購入したWooKonMに同封された
日本語マニュアルを確認する機会もあったのだが、それは代理店名が
違うだけで紛れもなく弊社が作成したものだった。

多分、DJIから供給された日本語マニュアルが、弊社がデザインした
モノとは知らずに、そのスタイルを踏襲したのだろうと思われる・・・。

そんな状況下で、日本国内でも急激に市場に浸透してきた
マルチコプターだが、昨今、非常に多くのマテリアルが氾濫していて、
その組み合わせ不良や取扱い上の瑕疵によってトラブルに発展している
現状がある。

そこで・・・前々回の様なブログのタイトルになったのであって、
経験豊富な方にとっては、一体何を言っているんだ・・・と言う事にも
なったかと思うが、その様なレベルの方々に申し上げる事は、
勿論何もないのでご容赦頂きたい。

現実には、まだまだサードパーティー製品の寄せ集めで、
機体を制作する際には、制御系を初めとする各マテリアルの
インストール時の勘違いや、インストールミスなどが、経験不足や
認識不足等により現実に発生している現状があるので、
思い当たるふしのある方は一度見直されては如何だろうか?・・・続く。









最新の画像もっと見る

コメントを投稿