Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

怪談

2008年08月17日 | Weblog
映画「怪談」は、一言でいうなら、
とても、綺麗だった。

言葉も、美しい。
黒木 瞳が使う江戸言葉の
美しさ。
背中のことを「背な」という。
衣装の美しさ。
黒澤和子さんである。
しぐさの美しさ。
煙草売りの売り声の
張りがある、美しさ。
菊之助も、黒木瞳も
鍛えられた所作を、自然に見せてくれる。

菊之助は、7年前に新国立劇場で
歌舞伎をみたのだが、その頃は
「菊之助ちゃ~ん」っていう感じだったのに、
見事に色男になっている。

菊之助 演じる「新さん」は、
悪い男ではない。

綺麗で、一途で優しくて・・・・。
女に惚れられてしまうことが
罪なのだ。

そして、豊志賀と新さんは、親が、仇。
新さんは、なにをしても災いになっていく悲しさ。

私は、歌舞伎のファンでもなく、
チャンスがあれば、見る程度。

海老蔵の荒事と菊之助の和事。
これは見ごたえあるかもしれない。
チャンスないかなあ?

プライベートは、別にして、
すばらしい歌舞伎の後継者には
違いない。

さて、一昨日は家に、子どもが借りてきた
「魔法にかけられて」があったので、子どもたちとみた。

こちらも、とても面白く、
私って、雑食だなあ~と思った・・・。