Travel for Fishing and Music

徒然なるままの雑記集+

芋日記2

2009-02-25 22:12:42 | 日常
芋命!
あっ、別に人生賭けているわけじゃないんですが、やっぱいいよね。芋。

で、芋(薩摩焼酎だよな。これの方が良いんだけど、芋って響きが良いので)は
ご多分に漏れず、「白波」から幕を明けた。
いまから20年前だから、まだ未成年だなぁ…。

まぁ、当時は訳も判らずなんだけど、とにかく臭くてね。
そんな印象しかない酒って感じで、まだ味も知らないし、鹿児島に縁もないし、
おまけに未成年だし、なんでその出会いはまぁ顔見せ程度なもんだったかな。

それから芋にまた再開するのは実に10年の月日を要した。
10代から20代までは疑いのないロックな人だったので、酒はストレートで、
テネシーウィスキー頂戴!マスター!みたいなイージーな馬鹿だったと思う。
が、しかし酒飲みの興味がひとたび「つまみ」に変わると、
途端に酒が楽しく、賑やかになったのだ。

この頃、同様に日本酒をかなりいただいたが、蒸留酒好きは変わらず、
自然と焼酎に辿り着いた。
(もっともこの時期、低迷期のホッピーの味を知り、またストレスフルな仕事
 を続けていたこともあり、味わう酒ではなかったと思う)

この間に芋は劇的な変化を遂げていた。
麹に幻と言われた「黒麹」を復活させていたのだ。
初めていただいた「黒白波」のうまさと言ったら…。
いまでこそ、なんだけど、あの衝撃は「貧乏人の酒」と称された芋が
市民権どころか、いきなりWBCの4番に抜擢されるようなもんで、
味、香り、こく、のどごしと凄い強い衝撃を受けた記憶がある。

いまだに「白波」を愛飲する関東在住の隼人は多いと聞く。
時にそれは「白波」で、「黒白波」となり豊かな「飲み」を楽しませてくれる。
ここに原点はやはりある。
鹿児島の大手メーカーだが、精神はやはり枕崎という「港」を感じさせて
くれる酒だ。
ここから見る東シナ海の夕陽は格別であることを書いておこう。
もちろん、白波をグラスに持つ事が最低限の条件だが。