Travel for Fishing and Music

徒然なるままの雑記集+

リーダー(ハリス)再考(その5)

2008-09-30 22:04:06 | 釣り
フロロは、かつて、いまでは遠い昔のような言葉になってしまった感のある、
バス釣りに多用していた。
特にのめり込む釣りではなかったが、手軽さが好きで近所の釣り場には
良く行ったものだ。

その時、「ゴム」釣りの奥義をいろいろ開発したのだが、
その最たる物が「超ディープのノーシンカー」という極めてファンの少ない
(いない)釣りをやっていた。
これは単純に、ノーシンカーワームをひたすら沈むのを待って、
着底まで、これでもか!という位にフォールするワームを魚に見せ、
底についてもすぐに動かさない、究極の「誘わない釣り」だったんだけども、
じらし作戦が結構聞いて、センシティブに反応するワームを使い、
そして伸びの少ないフロロの特性を活かし、小刻みに震えるような
アクション(例えるならおじいさんの震えみたいな!)で魚を誘っていた。

これが結構効くようで、当時は冬場で、しかもクローズされた池で、
スレきった魚に良く効いた。
フロロの感度みたいなものを感じた釣りだったが、あまりにもじれったいので、
飽きるのも早かった釣りだ。
でも、良く釣れたのは確かだ。

これは良い作用だけども、実は当時のフロロなんてはっきり言って
キャストすれば、ジャミングするような代物で、上記の「ノーシンカー」も
投げるとトラブルから、下に放ったのが偶然釣れたので、始めたようなもんだ。
とにかくトラブルが多く、使えない代物だった。

時は流れたが、道糸(メインライン)としてのフロロは
海の釣りでは使う事もなく、いまに到るが、
基本的にはフロロの特性を活かすのはリーダーとしての機能しかないと
ようやく思うようになった。

ハワイの釣りでは、ガイドがこれみよがしに
「シーガーグランドマックス」を使用していたし、
その性能と信頼は厚い。
やはり耐摩耗性では群を抜く。

淡水ではインタミ気味に沈むが、海ではむしろ水面になじむ感じが
して宜しいと思う。トップウォーターのルアーでもその影響はないだろうし、
フライならなおさら、軽い引き感よりもなじみがもたらす抵抗が、
釣りの集中力を増してくれると思う。

おっと、またフロロの話を・・・。

<つづく>