車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

備前国総社宮 in 岡山県岡山市中区

2021年08月24日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・岡山県

岡山市中区祇園に鎮座される「備前国総社宮」 御祭神は『大己貴命、須世理姫命』『神祇官八神 (神祇官で祀る8柱の神々)、備前国内128社(『備前国神名帳』に記載される神社)』

由緒「創建年代は不祥ですが、平安時代の初期と推定されています。備前国庁の祭典の場所として設けられ、備前国内(北は赤磐郡吉井町、東は和気郡・邑久郡、南は玉野市・小豆島、西は岡山市一宮)128神社のご祭神が合祀されています。そのことから当宮へお参りすると一度に128の神社にお参りしたことと同じといわれております。昭和五年十一月の陸軍大演習の際には昭和天皇陛下が玉歩を進め遊ばされました。」岡山神社庁HPより

かってこの場所には江戸中期に再建された社殿が有り、その姿は江戸時代当時の一般的な神社建築の形態をよく残していたと言います。しかし私達の前に鎮まるのは、木の香も新しい社殿。

丁度ご挨拶できた宮司様から、その経緯について色々とお話頂く事が出来たのですが、1992年2月16日の未明、何物かの放火によって社殿が焼失してしまった事・・・・ただもう言葉を失いました。あろう事か、神の鎮まる社に放火とは!!。こんな時、優しく無い私は本気で思います。神罰を畏れぬ不届き者は、真剣に神に祟られれば良い!と・・

氏子の皆様の想いは如何であったか・・けれど、それから八年後の2010年に、御本殿が再建。さらに五年後の2015年に拝殿が再建。耐用年数500年以上といわれる日本初の平安様式の社殿の完成です。そして明後日「平成27年4月29日」に拝殿の竣工を祝う「拝殿竣工祭」が開催される事になりましたと・・。竣工祭のお話しをされる宮司さん御夫妻の晴れやかで嬉しそうなお顔を、今でも鮮明に思いだします。

嬉しいあわただしさの中に居合わせた幸福を、備前国総社宮の神々に心の底から感謝申し上げます。滞在を延ばせるのなら二日後にもう一度と思いましたが、外せない予定が後に控えています。ですが、こんなタイミングで参拝できた事は何にも優る神の加護かもしれません。

明後日になれば沢山の人たちが、晴れやかに上気した顔でこの参道を行き交う事でしょう。

参道から神域を守護される狛犬さん、どうぞしっかりと人々の願いと思いの篭った神域をお守りください。

参拝日:2015年4月27日


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