そして今日は過ぎ行く

このブログを一番下までずずずいーっとスクロールすると、右側にナマケモノがいます。更新が遅い当ブログにぴったり(笑)

記念日ディナー

2005-03-31 00:14:21 | 日々のよしなしごと
 昨日はうちら夫婦の結婚記念日だったので、夕食は久しぶりにクラシックな和食に挑戦しました。いつもの料理はテキトーに調味料を入れてるのですが、今回は失敗しないよう、ちゃんとレシピ通りに
 
  懐石風に書くとこんな感じです↓。

  食前酒   フォション香り紅茶酒(カシス&ローズとアップルブランデー&ハーブ)
  先付け   焼き筍
  蒸 物   カブラ蒸し 菜の花添え
  揚 物   レンコンと甘エビのはさみ揚げ
  御 飯   アマダイの鯛めし(最後にはだし茶漬けに)
  汁 物   生ワカメのお吸い物
  焼 物   サーロインステーキ ウスター風味のソース
  デザート   焼きみたらし団子(中にタレの入ったやつ・スーパーで買いました!)

 文章だけ読むとウマそうに見えるかもしれませんが、カブラ蒸しは火が強すぎて形崩れしちゃうし、土鍋の代わりに深めのフライパンで炊いた鯛めしは、鍋底のごはんが全部黒焦げになっちゃうしで、とても写真でお見せできるようなシロモノは作れませんでした。やっぱり慣れない料理はダメだねー
 いつも通りテキトーに作ったはさみ揚げとか、フライパンで焼くだけのステーキは割合うまくできましたよ。
 皮ごと焼く筍は、エビスビールのCMでやっていておいしそうだったので、小さいのを買って真似してみたんですが、皮をどんどん剥いていったら、食べられるところがほんのひと欠けしかなかったよー。でも栗やさつま芋にも似たホックリ感がGOOD。うちでは炭火焼なんてとてもできないし、魚焼きグリルで焼くのも大変なので、ストーブの上に乗せて焦げ目がつくまでじっくりと焼いてみました。ホント香ばしくておいしかったです。お家にストーブのある方はぜひ試してみて!

カフカ読了報告

2005-03-30 23:58:45 | ほんの、本の、話
 今朝は天気が良かったので、春の恒例、窓辺のひなたで読書♪ ちょっと風は冷たかったんですがね~。キモチ良かったですよ。
 今週はお休みが多かったので、読みかけで放ったらかしていた『 海辺のカフカ 』を全部読みきることができました。これまで、あえてムズカシイ言葉を使わないようにされていた村上さんですが、この小説はわざと(?)哲学的な言葉をたくさん使われてたので、何度も脳みそを休憩させないことにはついて行けませんでした
“ かたちというものがない観念的客体 ”なんて言われても、何のことだかサッパリ解りませんが、「 それまでちっとも面白いと思わなかった音楽が、なんていうのかね、ずしっと心に沁みるんだ 」なんて言い方されちゃうと、何となく感じが伝わるんですよね~。
 いつものごとくバタバタと人が死んでいく終わり方は好きじゃなかったけど、とにかく最後まで読めてよかった。口当たりのいい、噛み砕きやすいものだけじゃ人生は物足りないんだねー、とシミジミ感じた小説でした。

翌日のお楽しみ

2005-03-29 10:28:03 | 日々のよしなしごと
 昨日、お友達が作ってきてくれたカレーピラフを、レンジで温め直して早めのお昼ごはん。お肉と野菜から出たおいしいエキスをふわりと包んだご飯、立ちのぼるカレーの香り。ウマさは昨日と変わりませぬ~♪。
 そのおいしいピラフを、使いやすくてオススメだというジップロックの容器に入れて持って来てくれたのです。それがあまりに丈夫で便利なので、ついお借りした容器そのままでチンしてしまいました。すんませ~ん。でも、ホントにコレいいですわ。普通のタッパだったら、カレーの黄色いシミがついてなかなか取れないんですが、これはサッと洗っただけで全部キレイに落ちましたよ。私までジップロック容器のファンになってしまいそうです
 こうやって、お友達が遊びに来てくれたあと、たくさんいただいたお土産を少しずつ試してみるのもまた楽し。
「 これオススメだよ! 」と、買ってきてくれたものを、そのまま自分も好きになって、また人にオススメしたくなる。そういう風に好きなものがドンドン増えていくのってウレシイな♪

友と囲む食卓

2005-03-28 23:22:26 | 日々のよしなしごと
 今日は、ブログ仲間のメイちゃんが家へ遊びに来てくれました。雨の中美味しいおみやげをいっぱい持ってきてくれて大感謝でした! 
 写真の手作り胡麻クッキーに、最近ハマっているという食感とろとろのプリン、クロワッサンの店で買ってくれた可愛いパッケージのビスケット、ご近所で売っていてオススメだというフワフワのゆで卵入りコロッケや、それにそのコロッケによく合うウスターソースまで。初挑戦のいかなごくぎ煮も、生姜の香りが効いててGOOD! ちゃんとお鍋で炊いてくれた、とても手の込んだカレーピラフもすごくおいしかったです。
むっちゃおいしいよ~! とthlaspiが褒めると、「 レシピ通りに作っているだけ 」なんて謙遜しちゃってましたけど、ほんとにプロみたいなお味でしたよ。
 特にカレーピラフは、「 お店で出せそう 」と、わが夫にも大好評で、最近、見たことないくらいの勢いですぐに食べちゃいました。ホントご主人がうらやましいですぞ。家にもお嫁さんに来て欲し~い♪。

 彼女のブログを見せてもらったら、胡麻クッキーの方は、前日の夜遅くから焼いてくれたみたいですね。ありがたいことです。ズラリと並ぶクッキーたちの写真が可愛いのでリンク張っときます。甘みあっさりで、黒胡麻の香りもよくて、食べる手がついつい止まらなくなっちゃうのです。またレシピを教えてくだされ~。

 このところ、お互いにブログで毎日の暮らしを見ているのに、女ふたりが寄るとやはり積もる話は尽きず。おいしいものに限らず、いい音楽や、面白いマンガや、オススメのブログ、気になる春の新ドラマなど、お気に入りのものを分け合えるっていいですね
自分の好きなものだけ、繰り返し見たり聴いたりしていると、ついつい好みがマンネリ化して面白くなくなっちゃうので……。
 料理の方も最近テキトーになって、目分量で同じような味のものばっかり作ってる気がするので、そろそろ新しいレシピに挑戦してみよっかな♪なんて殊勝な気持ちになりました。

 それと強力にオススメしてもらったマンガ、二ノ宮知子さんの『 のだめカンタービレ 』。音大を舞台にしたラブコメで、主人公は片付けられない女、お部屋は心すさむような荒れよう。なのに、猫のひなたぼっこみたいに明るくて可愛くてあったかい世界。それにストーリーとは無関係なコマの隅っこに笑いのツボが隠れたりしているのも好き。全然ドロドロしない四角関係、続きが気になりますぞ。しばらくハマってしまいそうです~。

げっつ!\(…^o^)/報告

2005-03-27 20:32:29 | 好きキャラ☆系
 きのう、ついに見つけました! 先週からずっと探していた、ユースキン製薬『 ブルーナスキンケアシリーズ 』のリーフレット。プレゼント企画の応募シール台紙は、やはり商品を買わないともらえないようですが、このリーフレットにまったく同じ絵が載ってるから、それで満足なのです。お風呂に入るミッフィー。やっぱりじかに見ると愛しさが増しますね。商品を買うともらえる応募シールは、お風呂上りでパンツ一丁のミッフィーなんですって。うふ。
 写真では見えにくいのですが、今年の6月に50才(!)の誕生日を迎えるミッフィーが、ケーキのロウソクを吹き消しているアニバーサリー・ロゴまでついてます。
さっそく、いつもお気に入りのチラシなどを貼っている冷蔵庫の扉、そのいちばんいい場所に飾ってみました。これでお料理タイムが楽しくなりますわ♪

春だなあ

2005-03-27 19:23:43 | 日帰り・食べ歩き・おでかけ気分のレシピ
 1970年、大阪万博のときに植えられたちいさな木々が時間とともに少しずつ成長し、今、万国博記念公園では、自然のものと見紛うようなリッパな森が出来上がっています。その森の木々の上を歩いて観察できる、歩道橋のような形をしたソラード( 森の空中観察路 )という遊歩道が、5年前に作られていまして。少し冷えた森の空気を吸いながら、つり橋状の歩道を渡っていくと、少しずつ探検気分も盛り上がるのです。
 そこのメインは、グルグルとらせん状に階段を登っていく展望台。頑張って8割ぐらい登ったところには、空へ向かって看板が立てられていまして、そこにthlaspiの好きな詩人さんの詩がババーン!と書かれていたのでビックリ。ひとりちょっぴり感動して、写真なぞ撮ってしまいました。個人的には、ここまで登ってきたご褒美みたいで何だかウレシイ。
 いちばん上まで登りきった先には、とってもキレイな風景が……、と書きたいところなんですが、まったく普通のビルの屋上と変わらぬ眺めです。現実は、キレイな詩みたいにうまくいかんもんです。ホントは桜が咲いてたらもっともっといい眺めだったろうけどね。まだつぼみも小さいので今週はまだ開花しないかも。
 それでももう、ほかの花々は満開ですよ! 辺りにふわりと心地良い匂いを漂わせる梅園。鮮やかなきいろときみどりと空の青だけが目に焼きついた菜の花畑。
 まだ緑も少なく、寂しげに見える水草の池でも小さな春が。メダカでもいるかな~、と上から覗いてみたら、あわてて逃げまどうちっちゃな影がたくさん。小さな小さなオタマジャクシたちが、すくすくと育ち始めているようです。
 万博の森には、野鳥もたくさん住んでいて、エナガやコゲラなど可愛い小鳥の声と姿を間近で楽しむことができました。( 小鳥の写真はコチラで見れます。声はコチラ。これからの行楽シーズン、いつでも見れるようにブックマークからもリンクを張っておきますね。 )

 いま開催中の『 愛・地球博 』。自然との共生がテーマなのですよね。予約がいっぱいでもう中には入れないという、『 となりのトトロ 』サツキちゃんとメイちゃんの家( 実写で完全再現版 )は、会期が終わってもぜひとも残していただきたいものの一つですが、その何十年かあとにも、トトロが住めそうな森を残せてこそ、博覧会は成功したと言えるのかもしれません。


※ 写真の詩を書かれた高階杞一さんのHPはコチラ。リンク先の“ その他の仕事 ”で、この詩が読めます。

インテリアのヒント、あります!

2005-03-26 23:59:39 | 日帰り・食べ歩き・おでかけ気分のレシピ
 先ほど紹介した、みんぱくの『 きのうよりワクワクしてきた。 』展。展示品の中にも、流行の昭和レトロ的でジャンキーな雑貨がいっぱいありました。
 真っ赤なビニールポケットによくあるポチ袋を無造作に突っ込んだだけ、とか、鶏用の籠を電気の傘にしていたり。それに、フジタマさんというアーテイストが、“ おまけのキーホルダーをゴチャゴチャと並べて飾れる、まるごとコレクションケースみたいなガラス張りのテーブル ”なんて、私的にはツボ直撃なものを作られていました。そういうものたちが、さりげなく可愛い。いつものごとくソク影響を受けて“ こんなキッチュな遊びごころ、インテリアで真似してみたい! ”と、おめめウルウルになっちゃいました。
 写真は、巨大リリアン(なつかし!)の実演体験コーナーにて。その巨大リリアンで編んだふかふか毛糸のクッションカバーがまた可愛いんだ! できることなら、座布団カバーでも一枚編み上げて持って帰りたかったですわ。

 まだまだ可愛いもの、いっぱいあったんですが、アートのよもやま話はこれくらいにして。明日は万博公園でみつけた小さな春の話題です。

さわってもいい芸術、変えてもいいゲージュツ

2005-03-26 23:13:36 | 日帰り・食べ歩き・おでかけ気分のレシピ
 あたたかな土曜日。万博会場に行ってきました。と言っても、名古屋の『 愛・地球博 』じゃないですよ。そんな時間もお金もありません。長時間並ぶのも嫌いですし。地球博ファンの皆様、ガッカリさせてごめんなさいね。今日行ったのは、大阪府 吹田市 千里-35年も前の-かつての万博会場の方です。
 万国博記念公園内にある、国立民族学博物館で3/17(木)~6/7(火)まで開かれている『 きのうよりワクワクしてきた。 』という企画展。先月のエル・マガジンや3/19日付の朝日新聞などにも紹介されていて、早く見に行きたい!と思っていたのですが、うちから電車で行くのはけっこう大変なので先延ばしにしていまして、今日やっと、夫の運転する車で見に行くことができました
 展覧会の名前だけでは、どんな内容なのかサッパリわかりませんよね。夫婦ふたりしていったい何を見て来たかというと、ズバリ、“ 変わりゆく自分の心 ”。 そのへんにあるものをテキトーに取り混ぜて、何だか新しく見えちゃうものに変えちゃえ! という辺りを目指してるアートの祭典です。
 奇抜なポリネシアの仮面や、韓国の美しい布靴や、立派なトナカイの剥製など博物館のありがたい収蔵品と、箕面リサイクルセンターから大量に借りてきた干支の置物や、型落ちのパソコンや、使わなくなったギターなど、何だか身に覚えのあるジャマなものや古着などをごっちゃ混ぜにしてリミックスしたような、そんな展示でした。そこに置いてあるもの、何でもかんでも触ってもいいし、展示品に座ってもいいし、場所をちょっと動かしてみてもいいし、もちろん写真撮影もぜんぜんOK! 展示品を触って中を開けないと気づかれない趣向や、触って参加する体験コーナーなどもたくさん設けられていて、むしろ「 どんどん触って、あなたの価値観を壊しちゃってください! 」という感じの、明るくオープンな空気でした。
 ゲージュツだからって何かテキトーに意味を見つけて有難がったり、触ると怒られちゃったり……そういうビクビク感が少しずつ無くなって、ものの見方の角度もどんどん変わっていく。展示品そのものよりも、そういう自分の心の動きを見ているのが面白いのです。
 そこでチョーシづいたわれら夫婦はどんどん大胆になり、そのあと行った常設展示場でも、アフリカのド派手な棺おけまで触ってしまい、( 巨大なロブスター型でね、とっても可愛かったの )、学芸員さんにやんわり怒られる始末
 写真は、展示スペースの裏で、なぜかえんえんと雑誌を切り抜き続ける乙女ふたり。作品の準備なのかしら? ともかくゲージュツというのは、こういう根気の要る作業の積み重ねなのね、という裏側を見せられた思いです。それともこれも展示の一部なのかな? “ 見るべきものは何か? ” それを決めるのも、もしかして観客なのかもしれないね。そんなことを思って、たっぷり触って遊んで楽しめた一日なのでした

ケチャップ派?

2005-03-25 23:15:03 | 手料理・買い食い・ウマイもの好き♪
 いやはや。2日連続で買ってしまいました。『 水野屋 』のコロッケ。仕事帰りによく寄る百貨店では、いまだけ催事で販売しとるのですよ。昨日は残業だったので、超人気のカレーコロッケはすでに完売。売れ残って完全に冷めきったビーフコロッケを少しだけ買って帰りました。これはお弁当のおかず用にすぐに冷凍庫へin。
 今日はコロッケのために( それだけのためじゃないけど、 )さっさと仕事を済ませて家路へ。今日はかろうじて6コだけ残ってました。ぎりぎりセーフ! 周りにお客がいないのをいいことに全部買い占めましたわ。フフッ
カレー粉の香りと、お芋のモッチリ感と、ラードの旨みが生きてます。ざっくりとした粗めパン粉の歯ごたえ。チンして楽しむアツアツとホクホク。う~ん、たまりません。

 コロッケには普通に何もつけない派なのですが、うちの夫はケチャップ派。ソレって変わってません?だって肝心の芋の味、わかんなくなっちゃうでしょ。
 コロッケは夫の大好物なので、新婚初日の食卓にはりきって手作りコロッケを並べたところ、いきなりドバババッとケチャップをふりかけられてかなり哀しい思いをした記憶が。今はスッカリ慣れちゃって、ときどき真似してますけどね。写真のは、撮影向けにちょっとフンパツしてかけ過ぎちゃいました。たとえウマそうに見えても、ここまでやるとケチャップの味しかしません。ご注意あれ!

 でもね。かぼちゃコロッケには、ぜったいケチャップたっぷり付けた方がウマイ。何でだ?!

ぬくぬくさんサヨウナラ(涙)

2005-03-24 22:46:06 | 日々のよしなしごと
 3月ももう末、そろそろ暖かくなるだろうと、買い置きするのをやめていた灯油のポリタンクがついに空になってしまいました。こういうときに限って冷え込みが厳しくなるというのが世の常です。こんな細かいところまで、人生はアイロニーに満ちています

 寒さをグチるのはこのぐらいにして、仕舞い込んでいたぬくぬくの靴下を出して履きます。これは神戸・旧居留地にあるmont-bellで買ったものです。底が合皮、上がフリース生地の切り替えになってるので丈夫であったか、軽くて履きやすい! 冬の間はスリッパ代わりに履きたおして酷使してました。足首のところも切り替えにしてしっかりと縫ってあるので脱ぎ履きも楽チンなのですよ。スリッパとしても破格の3,000円もしたので、買うか買うまいかずいぶん悩んだんですが、今冬だけで十分モトが取れるぐらいはお世話になりました。「 自分への誕生祝いやと思って買え! 」と背中を押してくれた夫に感謝。
(グダグダ悩むthlaspiに待たされて単にイラッときただけかもしれんけど )

 ところで、少しずつ気温が暖かくなってきて、ふくらみ始める花のつぼみや、さくら色に彩られたお菓子や薄物の洋服なんかを見かけて「 春だな~ 」という感じをシミジミと噛みしめるこの頃ではありますが、その一方で、ついこの間まで身近に感じてたシアワセを、少しずつ手放しつつあるのにも気づきます。お鍋からブワーっと立ち上る湯気で温まっていく朝の台所だとか、バスの窓を曇らせる誰かの吐息だとか、チンして食べるおやつの蒸し芋とか、雪の中、鼻水たれそうになりながら帰って家のドアを開けたときの、あのホッとする感じ! エサを求めて手のひらに乗ってきたハムスターの体温なんかも何だか妙に愛しかったりする
 あったかいだけで、なんかシアワセ感じてたのにね。今頃はそれほど嬉しくなくなっちゃって。まあ鼻水は、春恒例の別の原因でたれそうですけど。春は、シアワセな暖かさが周りに満ち満ちている、ホントに幸福な季節なはずなのですがね。
 まあそのうちに、桜餅の匂いだとか、ほろ苦さを愉しむ春野菜、お布団と一緒に自分まで干したくなるとてもいい日和だとか、ベランダで読むお気に入りの本、そういうものの誘惑にかられて、冬のぬくぬくのシアワセなんてスッカリ忘れちゃうんだろうけど。

 今は、愛用の靴下、通称『 ぬくぬくさん 』との別れが近づく、それがちょっと淋しいのです。お世話になるのもあと数日。お役目が終わったら、長く辛かったお勤めのご褒美に、おしゃれ着洗い洗剤でやさしく洗ってあげようかな。

My* sweetさくら名所

2005-03-23 23:50:30 | 日帰り・食べ歩き・おでかけ気分のレシピ
 休日にお気に入りのカフェでお茶を飲むみたいに、誰にも邪魔されずにゆっくりと好きな桜が見られたらいいなあ。なんて、思ったことはありませんか?
これからの季節、国民こぞって桜の花を愛する日本。名高い名所は数あれど、人ごみに揉まれ、後ろから押し寄せる人波に先を急がされ、宴会の空気にまで流されて、肝心の桜は遥か彼方。癒されるより疲れます。そういうことはよくあります。

 上町台地。ここのご近所の方でなければ、ピンと来ない地名かもしれません。北は大阪城から、南は天王寺公園あたりまでの、歴史的町並みがたくさん残されている地区。おととし撮ったこの写真の場所は、大阪市営地下鉄・谷町線の『 四天王寺前 夕陽が丘駅 』の近くです。
 清水坂、口縄坂、愛染坂……このあたりには年代物の名前を持った、旧い石畳の坂がいくつもあるのですが、桜のハイシーズンでも平日にそこを訪れる人は少なく、しんとした佇まいだけがただそこにあるのです。道沿いにあるお宅の庭に植えられた一本の桜から、音もなく落ちるたくさんの花びら。それが一面に散らばって石畳を覆い、止まった時をわずかに動かしています。本当に凛とした、美しさ。
 じっと桜に見とれていたら、そこへご近所猫が一匹。桜を独り占めできる絶好のビューポイントは彼女(彼?)お気に入りの場所だったらしく、thlaspiがバシバシ写真を撮っていても一向に逃げる気はなしでした。

 明日からまた少し、冷え込むようですね。ふたたび遠のく桜の開花。ひだまり。あくび。うんと伸びをする。そんな春のお楽しみは、もう少し先延ばしになりそうです。

ミッフイー*萌え*

2005-03-22 22:54:17 | 好きキャラ☆系
 好きなんです、ミッフィー。思えば子どもの頃、最初に買ってもらった腕時計はピンクのうさこちゃんでした。若い人は知らんと思うけど、その昔、ミッフィーが“ うさこちゃん ”と呼ばれていた古めかしい時代があったのですよ。
ふだん持ち歩いているクシも、手鏡も、お部屋のティッシュカバーも、壁の掛け時計も、全部ミッフィー。いつも一緒にいたいので、パスポートのカバーだとか、スーツケースの鍵につけるキーホルダーまでしっかりとミッフィー。もうけっこういい歳になってるんですがね。やめられまへんな
 そんなわけで、ミッフィーがついてる商品って、ついつい買っちゃうのですよ。パッケージの中身はミッフィーと何にも関係ないって、解っちゃいるんですけどね。写真はずいぶん前に買ったマウスウオッシュ。“ こども用 ”とハッキリ書いてあったってそんなもん気にしません。中身だけ何度も入れ替えて、容器だけをヘビーユーズしてます。
 そんなワタクシが出会ってしまいました! ユースキンブルーナスキンケアシリーズ。
これもまた、赤ちゃん&キッズ向けのスキンケア用品みたいなんですが、ううぅ。あまりに可愛すぎて泣けてしまいます。パッケージに使われたイラストの選択もなかなかキュートで個性的。カメの背に乗る浦島ミッフィー。オレンジ色のパンツ一丁で立ち尽くすトップレスミッフィー。首をクロスさせた2匹のきりんなど、ちょっと他にはないセンスです。
 でもでも。お店で現物を見たけど、量がちょっとでお値段が高いよー。(嘆)だってだって、ワタクシ中身の質はどうだってよいのです。ただ入れもんが欲しいだけなんだべよ。
 欲しいけど高いしなー、と未練タラタラの状態でユースキン製薬のホームページをあちこちといじくってるうちに、またまた発見してしまいました! このスキンケアシリーズを20個買うと、もれなくもらえるトートバッグのプレゼント企画! みなさん当然、このあとは “ トートが可愛い~、欲しい~ ”、って言いだすと思ってるでしょ? いやいや、そうじゃありません。応募シールを貼る台紙の方がムチャムチャ可愛いのです。ミッフィーが風呂で身体洗ってるよ。萌えますな~。コレ、ただでくれるんでしょうか? ムッチャ欲すぃ~い(涎)。明日からは、仕事の帰りにこの台紙をもらえそうな薬局、がんばって探しますわ♪

伝えたい夜景☆*。.゜★

2005-03-19 17:47:42 | 日帰り・食べ歩き・おでかけ気分のレシピ
 夕べは、thlaspiが前に勤めていた会社でのお友達とお食事会して来ました。メンバーはもう半分以上がそこの会社を辞めているのでいわば同窓会。子育てを終えようとしているお姉さまたちが多いのですが、子どもさんの高校受験をめでたく支え終えた方がふたりもおられて、昨日はそのお疲れさま会を兼ねていました。なので、予算は少しリッチに。
 場所は兵庫県の宝塚市にある『 明月記 』という京料理屋さん。阪神間に住む主婦の方なら、ちょっと贅沢な会食の席に利用されることも多いのではないでしょうか。上品な味付けと盛り付けが評判のお料理はもちろん、景色の美しさは格別!と何人もの人から聞かされていました。予約をしてくれた方からも、お店は小高い山の上で見晴らしいい場所に建っているから、伊丹空港の滑走路が見下ろせてすごくキレイよ!と聞きおよび、心ワクワクで出かけたのです。
 着いてみたらホントに予想を大幅に超える美しさ! お店の解説によると、六甲山系から大阪湾、和歌山、生駒山系まで見渡せるそうです。空港の誘導灯や阪神高速を走る車のテールランプがひときわ鮮やかな光を放っていました。お友達がいちばん眺めのいい個室を予約してくださっていたおかげで、最高の夜になりました。
 言葉足らずを覚悟で言うなら、両手からこぼれそうなぐらい抱えていたキラキラした夢を、うっかり転んでそこへ全部ばら撒いてしまったような感じ。楽しくおしゃべりしながらの食事会の雰囲気を壊したくなかったので、カメラは持参しなかったのです。ホントお見せできなくてとっても残念だぁ。

 このとき食べたのは5,040円の『 花かがり 』というコース料理。夜の懐石としては比較的お手ごろなお値段ですのに、大きくふくらむ期待を、さらに大きく超える味と内容でした。お店で詳しいお品書きをもらって帰ったのですが、それを参考に、thlaspiの主観をすこし混ぜてメニューを紹介したいと思います。

  食前酒   甘~い白桃のお酒♪
  先付け   抹茶風味の豆腐 おいしいお出汁つき
  前 菜   鰆のプチ寿司・桜色に染めて型抜きした酢漬け大根・ヒジキと海老のしん薯・
サーモン菜の花巻き・三色みたらし団子・うぐいす色の甘いそら豆
  吸い物   桜海老しん薯(筍・若布・木の芽)
  お造り   鰹タタキ・タイ・サクラマス(オレンジの輪切りを飾って)
  煮 物   筍と菜の花の挟み蒸し
  焼 物   つぼ鯛木の芽焼き・こんにゃく蕗みそ田楽・海老
  箸休め   レモンシャーベット
  季節鍋   豆乳鍋(湯葉・やわらか豆腐・筍・蕨・菜の花・赤魚)
  ご 飯   筍とお揚げの炊き込みご飯・赤だし・香の物
  デザート   黒豆入りクリームどら焼き・イチゴミルク寒天・コーヒー(紅茶も可)

 本当に、“ 和食は出汁と香りでこんなに変わるの?! ”って思いました。先付けのお豆腐に添えられたお出汁など、お店自ら“ 美味出汁 ”って書かれてますけど、ホント掛け値なしに「 そのとおり! 」って思いますもん。鰆のお寿司は 口にしたとたん浮かぶ笑みをこらえるのに苦労するほどウマかったです! 寿司飯なのにすっぱさが気にならないし、程よく混ぜられた胡麻の香りもよし。しかし雛寿司だったのでかなりちっちゃかった もう一切れぐらい味わいたかったな。あのモチモチの食感。
煮物碗や焼き物など、温かい料理がアツアツの状態で出てきて食べられるのが、いつもサービスする立場の主婦にとってはすごく嬉しかったですよ。

 ゆっくりとおしゃべりしながら、おいしい料理をいろいろと少しずつ食べるのっていいですね。楽しい子育て話などを聞かせてもらいながら、身体も心もお腹いっぱいで大満足の夜でした。

卒業ソング♪

2005-03-18 23:56:29 | 音モノ♪イロイロ
 今日は通勤電車が妙に混んでいてみんなの服装が華やいでるなと思ったら、あちこちで大学の卒業式があったようですね。黒っぽいスーツにほっそりとした身体を包んだ男子学生。パッと目を引く薄紅、すみれ、少し控えめに緑青、瑠璃、紺。古式ゆかしい色をまとった袴姿の女学生。やっぱり袴には“ 女学生 ”というレトロなお言葉が似合いますね。
 いやいや、懐かしゅうございます。thlaspiも昔は袴、履きましたよ。黒い袴に大振りな花柄のワンポイント。上の振袖はシュガー・ピンクでしたわ(恥)。目がチカチカしそうな配色。若かったのです。一度しか着れないのです。多少の冒険は許してくだされ。

 ところで、もう卒業して捨てるものなど何にもないオトナなのに、周りを流れるセンチな気分に背中を押され聴きたくなるのが卒業ソング。ウチら★十代の懐かしのツボは尾崎豊、菊池桃子、斉藤由貴のトリプル『 卒業 』あたりでしょうか。
 thlaspiの若き友、最初に買ったCD( レコードじゃないあたりが衝撃! )がSPEEDだったYちゃんなら、『 my graduation 』が、ズバリ的中なのかな? オバハン的にはとてもあたらしく感じるものの、“ソレもう懐メロなの!? ” と驚く回数の増えることが即ち、歳をとるということなのかもしれません。
 まだまだウッカリ忘れている名曲があった気がして、インターネットで、“ 卒業ソング ”を検索してみると、オールド金八『 贈る言葉 』、カラオケの〆といえばの『 なごり雪 』、ユーミンの必殺・泣ソング『 卒業写真 』など、別れの定番曲がズラリと並びます。
 かなり新しいんですが、ちと意外だったのがスピッツの『 スターゲイザー 』。コレって別れの曲? 少し前まで恋愛?バラエティー あいのりの主題歌だったでしょ? この歌は好きだけどちゃんと詞を聴いてなかったようで反省。ちなみにスピッツの卒業ソングといえば、王道は『 空も飛べるはず 』なのだそうです。
 卒業ソングに限らず、旅立ちをテーマにした曲でthlaspiのツボを突いてくるのは、ゆずの『 サヨナラバス 』、奥田民生氏の『 イージュー★ライダー 』あたりですかな。

 いま新しい季節を迎えるリアルな卒業世代は、どんな曲を懐メロとして思い出に刻むのでしょうか?
 デミオメロン、じゃなくてロミオレモンでもなく、かなりの確率で言い間違えてしまう“ レミオロメン ”とか? やっぱりオレンジレンジ? アジカン? ケツメイシ?
大事なのは曲ではなく、それを聴いたシーン、いまを流れる気分だったはずなのに、いつの間にか曲だけが残り、気分は抜け落ちていく。せめてもの抜け殻。だから、思い出の曲って大事なのかもしれないな。

sweet&spicy

2005-03-17 22:42:36 | 手料理・買い食い・ウマイもの好き♪
 今日は一日、事務のお仕事。お互いの顔色を見ながら、誰もがうなずく共通の敵と、誰も傷つかない話題を探す。うまくいく人間関係。ココロに少し残る苦味。みんな経験してる当たり前のことなんですが、やっぱり疲れます。こういう日は食い気ダラダラとスイートな懐メロに逃げる! アルバムの11曲目「 HELLO IT’S ME 」は確かポッキーのCMソングでした。( 註:四姉妹物語 )同じグリコながらちょっとズレてます。今日は夫が飲み会なのでひとり堂々とむさぼり食う『 プリッツ ハニーマスタード 』!ビールが欲しい。でも明日も仕事に行かなくちゃ。昔なつかしのビア・プリッツを少し思い出せるピリッとスパイシーなテイストでした。