そして今日は過ぎ行く

このブログを一番下までずずずいーっとスクロールすると、右側にナマケモノがいます。更新が遅い当ブログにぴったり(笑)

お墓と、100年後の相合い傘

2006-03-30 21:38:17 | 日々のよしなしごと
今日は、旦那の伯母の四十九日法要でした
家でお経をあげてもらっているときから、すでにお天気は崩れかけていたのですけれど、そのあとにお墓に向かい、納骨式を始める頃になって、ぼたぼたと大粒の雨に襲われました。
親族一同、大いに慌てまくって、墓前にお供えする花もパアッと放り出して、火をつけた線香に、書いていただいたばかりの卒塔婆に、お経を上げてくださっているお坊さんの頭の上に、雨傘のオン☆パレードを繰り広げていましたら、霊園の職員さんが、気を利かせてくださって、お墓とお坊さんと私たち親族の上に、大きなビーチパラソルを差しかけてくださいました。
風に吹かれてぐらぐらと揺れるパラソルの心棒を、交代でしっかりと支えていても、みんなの身体がちょっとずつ傘からはみ出しているせいで、それぞれに肩が濡れていたりして、そんなくすぐったい一体感の中で、お墓の中へ、伯母さんのお骨をお見送りしてきました。
もし、100年後も同じように3月30日がやってくるとして、そのときにもまた同じようなメンツで、ここに寄り集まっていたりして。風の冷たい日に、そんなことを思いました。

きっと買えるカエル!

2006-03-27 13:50:57 | 物欲
昨日、大阪に行って、一枚も服を買えずに帰ってきました...
だってだって、Tシャツにぴらっとレース付けただけのオバちゃん下着みたいな代物が、なぜ3千円も4千円もするのですかぁぁぁ!!! ババシャツを見分ける新しい基準を、誰か考えてくださいませ~ しかし、景気がよくなってきたせいかもしらんけど、さりげなく物価が上がってませんか?
昨日は一日中、納得いくまで、あちこちのショッピングモール詣でをして、生地が少なくなるほどに値段が上がる、売りモノは肌!のエロかわ1万円キャミソール現象とか、スカスカの編み目にカネを注ぎ込む、それは寒いやろ!2万円カーディガン風説など、たっぷりと拝んで、世間の風を身体に叩き込んでまいりました
じつは最近、近所のスーパーで、↓1,500円のニットを、買おうかどうしようか、ちっさいことでずいぶん迷っておったのですが、

ブチ切れて、買ってしまいました! 1,000円に下がるまで、もうちょっと待とうと思ってたのに~
まあ、最後の1枚だったし、結果的には良かったんかしら


帰りに100円ショップで、“好きなものが買えるという、カエルのお守りマスコットを発見!
背中のゼンマイを巻くと、手に持った団扇をバタバタさせるらしいので、友達のお子さまとこれで遊ぼうと、たのしく画策中...

相当★借りまくり

2006-03-23 15:37:38 | ほんの、本の、話
昨日の日記には、“王ジャパン”なんて一言も書いてなかったのに、わりとたくさんの人が見に来てくださいました~ こうなったら、世間受けはあまり気にせんと、好きなこと書いていきたいと思います


ところで、夕べになって急に、“私が書きたいことを実現するには、和歌のやり方(それも平安時代の、古今和歌集あたりを中心に)学んでいかんとアカンのでは!?”という妄想のかたまりに襲われて、今朝はさっそく、開いたばかりの図書館に、すごい勢いで駆け込んでまいりました

開館後5分、求めていたようなセンテンスを、※『 古今和歌集 』(竹西寛子・著/岩波書店)に見つけました!
“一見無意味な言葉(=音1*)が然るべき秩序で積み重ねられていく手続におぼえる快感が、音楽に耳を傾けるようなこの快感でもあろうか”(1*は、私が勝手に付け加えました)

この一言で、“小説に音楽のやり方を持ち込もう”という私の考え方が、そんなにムチャクチャな妄想ではないのかも、と、安らぐ思いがいたしました

旅行前日に作る味噌汁みたいに、ひとつの言葉に充てて同時にたくさんの意味を放り込める自由さも、和歌の強みだと思うので、貪欲にそのエキスを摂り入れていきたいですわ~
枕詞についてhttp://book.shinchosha.co.jp/books/html/4-10-125824-4.html
掛詞・縁語についてhttp://www1.ocn.ne.jp/~montaro/waka/wakatech.html

そして、トップ写真のもう一冊。
※『 声に出して読みたい万葉の恋歌 』(松永暢史・監修/河出書房新社)

梅が枝に 深くぞたのむ おしなべて かざす葵の ねも見てしがな

「や」「ら」「せ」「て」「よ」 5文字で済むよ 今の世は  ←お粗末さまでした...


↓まだまだたくさん、本を借りまくりましたよ~

※『 小倉百人一首の言語空間 和歌表現史論の構想 』(糸井通浩・吉田究・編/世界思想社)
お付き合いの文化としての和歌も、ちと頑張ってお勉強しなくては

※『 ロックンロールミシン 』(鈴木清剛・著/河出書房新社)
けっこう好きでROMってるブログ主さんのオススメ本。花には団子、アートには、シビアな経営的視点を。小説に登場するすべての人物が、作者の言葉を代弁できるのかもしれません。

あと、この春休みには、川魚大好きな旦那に岐阜県の水族館へ拉致される予定のため、ついでに足を伸ばそうと、※名古屋のガイドブックも借りました。

↓さらに、いままで8年もこの図書館に通っていて、今日、初めてCDコーナーに手を出しました このコーナーは、90年代までで時が止まってるもんで、いままでご縁がありませんでした...

どちらもかなりの懐かし系ですが、あの早口言葉みたいなリズム感を、ぜひ身体で学びたいもんです。
※ポールサイモンの『 ポールサイモン 』(そのままですがな)
Me And Julio Down By The Scoolyard

※ブラッククロウズの『 グレイテストヒッツ1990-1999 』
Hard To Handle
↑これはカバー曲らしいです。オーティス・レディングが歌う原曲はコチラ


以上、長くて目がチカチカしそうですが、すんません。しばらく本を読み込むので、何日か更新をお休みいたします。もうひとつのブログ、『街の疑問を一日調査★隊』は、約束どおり、今週中にはアップしますね!

雨降り

2006-03-22 12:51:47 | 似非小説家的之妄想思考
人生に雨が降ると、誰かの優しさが沁みてくる。ちょっとこそばゆい台詞を、私がズバッと言い切るんじゃなく、私の文章を読んだ誰かの胸に、自然と言葉が浮かんでくるような、そんな書き方ができたらと思って、ただいま修行中です。

いまはストレートな表現ができなくて、周りの人に余計な心配をかけているのが、とても心苦しいです。それでも、すんなりと通じ合えるあたたかい喜びよりも、誤解から生まれる予想外の驚きと楽しさの方が、より大きなものを描かせてくれると思います。

もうちょっと練習したら、素直に日常のあれこれがお話できると思うので、どうかあたたかく見守ってくださいませ

NO MORE FLAG

2006-03-20 15:38:59 | 似非小説家的之妄想思考
友達に、死亡フラグという言葉を教わりました。映画やゲームの登場人物に、ありありと死相を浮かばせる、わかりやすいキメ台詞&仕草のことだそうです。(例* 怪物に襲われる前に、鏡を見る、とか。)
ちなみに“フラグ”とは、英語の“flag”の語意のひとつで、“データに(わかりやすく)標識をつける”という意味なんですって。

もともとは、ゲームのお好きな方々御用達の言葉らしくて、「ここまで攻略した!」とか、「この台詞が出てきた後は、こういうストーリー展開になる」という状況を示したいときに、「フラグが立つ」という風に言うみたいです。

ところで、これからしばらくは、読む人の胸に「フラグが立つ」ような内容を、書きたくないと思っています。発想のリサイクルもできないし、周りの環境にも優しくないので、社会の役には立ちません 新しい書き方に慣れるまでは、更新もかなり減っちゃうと思います
これを読んでくださっている方々に、楽しんでいただける方向に進んで行けるかどうか、とりあえず書いてみないことにはわかりませんが...

あえて旗を立てなくても、南極点は昔からそこにある。そのあたりを目指して、頑張っていきたいと思います。

没ネタ供養の日々

2006-03-19 21:35:57 | 日々のよしなしごと
結婚して8年間、一度も花開いたことのなかった蘭が、今朝になって可憐な花を咲かせました 私がこの頃ずっと家に閉じこもっていて、毎日まめに日光浴させていたのがよかったのかも~根気勝ち!
ところで、このところ、ずっと更新ほったらかしで、すんません
厳密に言うと、決して放置しているつもりではなく、目の前には、お寺でお炊き上げしてもらわなアカンぐらい、無念な没ネタがドッサリとあるんですが、うちの辞書にゃ、“敗者復活”とゆー言葉は載っとりませんので、オモロないもんは、容赦なく切り捨てまっせ~
しかし最近、笑いに厳しい関西人のアドレナリンが激しく出すぎてお疲れ気味...うちにも身内に甘いアメリカ人の審判をひとり派遣していただけないでしょうか?

<ちょいと訂正>
例のボブさんですけれど、決勝戦でキューバに有利な判定をしてたのを見て、あの人に政治的な意図は何にもないんだな~、という気がいたしました。どうやら、いつも守備チームに甘い判定しやはるみたいです。公正じゃないけど、いちおう筋は通ってるんかも!?

月の顔 ЯEVERSE

2006-03-15 23:08:41 | 似非小説家的之妄想思考
今日は高校入試。旦那は採点のため、帰りはたぶん午前様になることでしょうお疲れ様...
という訳で、今晩はひとり、きれいな満月を見て、日本酒を一杯やっとります。今日は本当に、雲ひとつない空で、可愛いウサギさんが見えていますよ~
満月のときに、いつも同じようにウサギさんが見えるのは、月が地球と同じ速さでクルクルと回っているからで、まるで偉大なイエスマンのように、その背中を見せることはありません。(実際は、回り方にズレがあって、裏面の59%は見えているという説もあります。)

私たちが地球上に住んでいる限り、月の裏側について何かを言うことはできませんが、いつの日か、宇宙の視点から、月の裏側が見えるといいなぁ

死者と遺族はサンドバッグではない

2006-03-11 16:05:47 | 似非小説家的之妄想思考
話題の『文芸春秋』の記事、さっそく立ち読みしてきました! 本屋で盗み読んだ内容を全部、無料で公開しちゃったら、それは営業妨害という犯罪(?)になってしまいそうな気もするので、詳しく知りたい方は、雑誌をお買い上げいただくか、知的万引きを実施していただくことにして、サクサク話を進めてまいりたいと思います。

自筆原稿流出、村上春樹さん「一種の盗品」と問題提起 (朝日新聞) - goo ニュース


↑の記事で、村上さんが「僕だけの問題でなくなってきた」とおっしゃっておられますけれど、この事件の底には、日本の企業が抱えている「公私混同」の問題が潜んでいるように感じました。
そのあたりのことを、ご本人が意識して書いておられるかどうかは、文面からは分からなかったのですが...

会社勤めをされたことのある方には、身に覚えのある感覚だと思うのですけれど、仕事に責任を持つということは、隣の奥さんと醤油の貸し借りをするがごとく、きちっとした計量や線引きが難しいことですから、仕事をするときには、公私のけじめをきちんとつけるよう、一人一人が気をつけなくちゃいけないな~、と改めて考えさせられました。
村上さんから非難されている元・編集者さんのような役得の誘惑は、どこへ行っても、足元にゴロゴロと転がっていますからね。

“盗品売買”とおっしゃるなら、社会的制裁を下すのは、警察か裁判所の仕事のような気もします。小説家の仕事として、本当に、公の場で、個人名を挙げて話をする必要のあるできごとだったのでしょうか?

村上さんの書かれた小説に、大好きなフレーズがあります。
「僕は(中略)サンドバッグじゃない。生きた人間です。叩かれれば叩きかえします。そのことはちゃんと覚えておいた方がいいですよ。」

「無思想」という言葉で、本音を隠す日本人

2006-03-09 15:56:54 | ほんの、本の、話
平凡社新書 『 日本の無思想 』(加藤典洋・著)を買いました。
このごろ売れ行き好調!『 超バカの壁 』に、この本から、二重思考(解説は→http://www.janjan.jp/government/0603/0602279993/1.php)が、引用、紹介されていたからです!
普通の文章でニュアンスを説明するのも、さらに小説の行間に掬い上げるのもかなり難しい、本音(ホンネ)/建前(タテマエ)の関係が、すんなりと、易しい言葉で解説されています。
小説では、(特に私のようなアマチュアの書き手は)本音/ホンネ建前/タテマエ、どれか一つの態度をムリヤリ選んで文章を書かなければ、非常にわかりにくく、ゴチャゴチャした作品ができあがってしまいます。
どうにかそうならないように、おととし~去年の1年余り、足りない頭でいっしょうけんめい考えて小説に書こうとしたことが、7年も前に出版されたこの本にほとんど書かれておりました(そして内容はもっと深い) 著者の方は、私が小説を応募した新人賞の選考委員様でいらっしゃいます 明らかな勉強/読書不足ですね。
このところしばらく、自分でものを考えて書くことがアホらしく感じられて、ブログにいまいち力が入っておりませんでした 来てくださった皆さん、ごめんなさい。これから、アホはアホなりに、懲りずにいっしょうけんめい考えて書きますわ~

ちなみに、この本で、本音(ホンネ)/建前(タテマエ)を説明するために引用されていた、与党政治家の失言&それがあわてて撤回される顛末を読んでいると、最近の某・野党の慌てぶりを思い出します 今も昔も、政治家の失言→撤回とおわび、という行動がなぜ繰り返されて終わることがないのか、許せない思いでいっぱいの方には、この本をお薦めいたします。

春のハナの色は...

2006-03-07 23:45:16 | 物欲
去年の花粉症シーズン最盛期、大変お世話になりましたミントタブレット、HINTMINT様様
ソニープラザに行ったら、今年はシナモン味も置いてありました!
ほんまに薬っぽいです...何かこの漢方風味にダマされて、花粉症が治りそうな気もしてきます。
春先の公共工事のように、夜は連日通行止めの、鼻の穴。このまま自己暗示にかかって、コロッと気持ちよく眠りたいですわ

おねだりさん

2006-03-04 21:11:26 | 物欲
実家の両親と兄が結託して、「 ホワイトデーに欲しいもん何でも買うてあげるよ~なんて、援交のおじさんみたいなことを言い出したのですが、最初は安いもんでテキトーに済ませるつもりで、カードケースを指定したのに、結果的には、えらい高級品をお買い上げいただくことになってしまいました
溜まりに溜まったお店のポイントカードや、病院の診察券などが、たっぷり収納できて、使えるヤツを求めてさまよっていたら、吉田カバンの売場に漂着。
カードを10箇所に分類でき、手提げストラップも付いて便利 キーケースとしても使えます

旦那と一緒に、大事に使いまぁ~す

旦那の嫌いな肉を焼きまくり

2006-03-03 22:40:45 | 手料理・買い食い・ウマイもの好き♪
今日は、旦那の晩ご飯がいらなかったので、プチ豪勢な、ラム肉と豚トロで、ひとり焼肉パーティー
旦那が、先日、卒業したばかりの生徒さんたちと焼肉を食べに行くと言っていたので、ひそかにスーパーで見切り品の肉を買い溜めて、この日を楽しみに待っておりました!
うちの旦那は、ラム肉の匂いと、豚トロやタンの歯ごたえがちょいと苦手なようで、いつも留守にしている隙を狙って食べて、窓全開で、証拠隠滅 を図ります。

ところで、高校を卒業したばかりの若い人たちが、焼肉パーティーなんてムッチャ豪勢 どっからお金が出てんねん といぶかっておりましたら、うちの旦那が、全部ドドーン と奢っちまったそうです...
た、食べ盛りの若人にやっ、焼肉を...ひ、ひとクラス分ですってぇ~

くらくらと立ち眩みする頭の中で、ゴチバトル並み、ン十万円単位の請求書がひらひらと舞い踊り始めましたけれど、何てことはない、食べたのは、お一人様あたり¥1,300-(安っ!)の食べ放題コースで、参加メンバーも、卒業記念DVD作成で、特別頑張ってくれた5名の生徒さんだけだったそうです。
そんな少人数だったら、もうちょっといいとこ連れて行ってあげたらよかったのに...

寝言の責任能力!?

2006-03-02 12:53:23 | 似非小説家的之妄想思考
深夜、ふと、些細なことが気になって目が覚めて、隣に寝ている旦那に、至急に確認とりたい気分に駆られてしまったのですが、しかし、もんのすごい気持ちよさそうに寝てはるし、まあ、どうせ返事せえへんやろうと思って、何気なく話しかけてみたところ、ちゃんと、ハッキリした声で即答しはりました
なのに翌朝には、あんだけハッキリ言い切ったくせに、まったく記憶にないんだそうです...
たとえ寝てても、自分の言ったことやからと、ちゃんと約束守ってくれましたけれど



ピュアな日本人として生きてますと、確かにあったはずのことが、急に消滅 してしまったり、どんなにハッキリ見えていても、それが言葉にできないこともありますね
ウソついている人は、記者会見の席で、変なタイミングで水飲んだり、まっすぐに前を見られなかったり、攻撃的なくせにオドオドした物言いをします。
その人の話ではなく、声だけを聞いていれば、簡単に解ることですよ


今日は、「 Hey! Mr.Angryman 」の気分...歌詞は↓でご覧くださいませ
http://www2.kget.jp/lyric.asp?c=0&a=%90%C4%93%A1%98a%8B%60&t=&b=&f=&n=2e27e6297c8b13bfb4db421e79119795%2F32990