そして今日は過ぎ行く

このブログを一番下までずずずいーっとスクロールすると、右側にナマケモノがいます。更新が遅い当ブログにぴったり(笑)

お風呂ですること

2005-03-16 23:42:01 | 手料理・買い食い・ウマイもの好き♪
 突然ですが、みなさんお風呂でものを食べたりします?
 お気に入りの本でも読みながらのんびり温まる、っていうのはセーフだと思うんですが、まったりおやつを食べながら長風呂っていうのはアリなんでしょうか?
 うちは夜におやつを食べることに関しては夫の目がキビしいので、「 それを食うとさらに太る!太る!!太る!!! 」という監視の目を気にせずにゆっくり食べたいときはついお風呂で・・・・・・。まあ、でも、コソッと食べてること、思いっきりバレちゃってますがね。( 夫婦ゲンカのときにズバリ指摘済み )
 最近のお風呂の友は東ハトの『 mobi ハーシュポテト・暴君仕立て 』。袋を開けるときの音も食べる音もうるさくないし、量のちょびっとぐあいも夜のおやつには理想的。まだまだ静かなブームが続くハバネロ種の唐辛子をバッチリ効かせた刺激たっぷりのお味です。
この絶妙な辛さと、お風呂の熱さと、いま夫が風呂の戸を開けたら・・・・・・というたまらんスリルで気持ちのよい汗が流れます(苦笑)。
 先日の『キャラメルコーン抹茶ミルク味』に続いて東ハトのお菓子ばっかり食べてますが、回し者じゃないよー。単純においしいから食べてるのです。

カフカ効果

2005-03-15 23:16:37 | 似非小説家的之妄想思考
 昨日、夫からホワイトデーに『 海辺のカフカ 』文庫版を買ってもらったおかげで、今日はゴキゲン! 晩ごはんがこんなに( うちにしては )豪華になりました! うちでは普通、シチューにプラスおかずは付かないのですよ。
 日曜にお友達の手土産でいただいた魚肉ソーセージは、そのまま食べてもすごくおいしかったのですが、煮込んでみると、ぷりぷりフワフワでとっても美味でした。
 ところで、『 海辺のカフカ 』。現在、上巻のうしろの方まで読んでます。この先も小説がどんどん面白くなってくれば、thlaspiの機嫌もよくなって、毎日の晩ごはんにおいしいおかずがどんどん増えますわよー。
 写真は上から時計回りに、蛸と大根と水菜のサラダ・鮭のムニエル・牡蠣と魚肉ソーセージ(帆立・蟹)のシチュー

ホワイトデーの収穫

2005-03-14 19:33:38 | 似非小説家的之妄想思考
 先月、田舎に住む父と兄にバレンタインのお菓子を贈ったところ、きっちりと今日、宅急便でお返しが届きました。ありがとうごぜえますだ。中身はウマそうなチョコとくるみのパウンドケーキ。チョコレートリッチな見た目のボリューム感とは裏腹に、ひとくち食べると今流行のさっぱりと軽い口当たり。チョコ×ナッツ×パウンド生地=……、と、食感が重たくなりがちな組み合わせですが、どうやってあの軽さを出してるんだろう? 食べたときの感じが少しシフォンケーキに似ていたので、もしかしたらバターを使わずにほかのサラダ系の油を使っているのかな。なんて、ケーキ工場勤務、ちょっと研究魂が入りすぎてます。すんません。
 ここのお店、『 ガトーよしだ 』。うちの家族のファミリー内ブームだけかと思っていたのですが、チーズケーキがおいしいと地元でけっこう有名なお店のようですね。自然がいっぱいのカフェも併設されているそうなので、今度帰るときに連れてってもらおうかな。

 夫からはホワイトデーに何ももらってない!!、とウェブログで吠えてたら、今日、しっかりと買ってきてくれました。袋の中身はお菓子じゃなくて本。村上春樹さんの『 海辺のカフカ(上・下) 』。もう文庫化されてるのですね。早っ!新潮社さん、ちょっと焦り過ぎですよ。少し前までは、村上さんの本の文庫化なんて何年も待ったような気がするんだけど。ハードカバーの部数が思うように上がってないのかな。
 ところで肝心の中身ですが、まだ50ページしか読んでないので何とも言えないですな~。最近映画化された短編『 トニー滝谷 』を収めた『 レキシントンの幽霊 』あたりまでは、夏場にカキ氷を掻きこむほどの勢いでガリガリッと読破してたのにな。『 神の子どもたちはみな踊る 』ぐらいからかしら、読んでてしっくり来なくなったのは。
 主人公である15歳の少年の考え方がシックでシステマチックに整い過ぎてる気がします。たとえば、よくドラマの回想シーンなどで若い役者さんを使わずに、壮年の俳優さんがそのまま青年時代の役を演じたりしますよね。まさにああいう違和感が、読んでいる間中ずっと、頭に付きまとって離れないのです。
 同じ理由で、父から誕生祝いに買ってもらった『 アフターダーク 』も実はあまり進んでません。まあ、でも全部読んでみないことには何とも言えないので、もう少し頑張って読んでみますわ。読書で頑張るのって久しぶりだな~。若いときには、何回か読み直さないと解らないようなムズカシイ本、けっこう好きだったんですがね。

 余談ですが、今まで一番大ウケした若作り回想シーンは、関口宏さんが真っ赤なアロハシャツ着て砂浜で集団レイプする不良少年を演じるというもの。トレードマークのポイント白髪は染められていたものの、不良仲間役の若い役者さんたちに混じっての熱演ぶり。違う意味で感動して泣けました。

 ところでこのところ、ネットの評判とか新聞の書評を頼ることなしに、本屋でヒトメボレ→即購入、ということをしなくなりました。ちと感性が老化したかな? ちょくちょく本屋には行くのだけど、イマイチ引っ掛かりを感じる本にうまく出会えないのです。
 慣れ親しんだ文体と世界観。作家生活25年の手足れにより、完成度高く創られた若者の精神世界。もう一方のトレンドはといえば、リアルな若さをそのまま丸出し、イケメン・ギャル作家による、どちらかというと技術よりも感性が勝ってるように思える最近の小説群。
 さあ、あなたならドッチを読みますか?

雪!

2005-03-13 18:13:43 | 日々のよしなしごと
 今日は、友達二人とご家族が揃って遊びに来てくれたのにものすごい大雪。ふわふわと舞い降りる雪に「 わぁ、キレイ! 」なんて見ほれているうちはよかったのですが、夕方にはそれが猛吹雪に変わり、帰るべき道を真っ白に覆い隠していきます。このままみんなお泊りしてもらわなきゃだわ!!なんて、いっときは本気で考えてしまいました。
 その友達のうちのひとり、彩映ちゃんの連れてきてくれた生後10ヶ月の赤ちゃんが、初めて見る大雪にガラス窓をバンバンと叩いて喜んで、まだ言葉になってないモニャモニャした言い方で、一生懸命にそのコーフンをちっちゃな身体の外に表現しようとしています。
 「 雪 」という言葉がまだこのコの頭の中にはなくて、その降り方のすごさの尺度基準もまだ真っ白で。今は目にする何もかもが言葉に代えられないくらい、“ 人生最高のスゴイもの ”なんだろうな。そういうコーフンを毎日、いや日に何度もくりかえしているのだな。と、つくづくそのコが羨ましくなりました。
 そんなことを考えさせてくれたのは友達が見せてくれた自作の育児川柳。コンクールに応募するためにほそぼそと作り始めたのが、だんだん面白くなって次々と言葉があふれてきて、作品の数は今では50~60句だそう!まだ子どもを生んでないthlaspiにも、“ そのキモチ分かる分かる! ”って思えるものがありましたから、入選するといいな~。詳しい内容はアイデアの丸パクリになっちゃうのでここでは書けませんが、素直に成長を喜び、日々生まれる新鮮なオドロキを描いたものから、幼子がふと見せる愛すべき身勝手さや、つい“ わが子サイコー! ”になりがちな自らの親心を冷静に見つめるツッコミ系のものまで、ホント多種多彩でした。どれも17文字に収まりきらない愛情があふれておりましたぞ。
 日々増えてく成長の実感。育児日記としても残せるしいいねー、って思いました。

 ここしばらくお互いに忙しくてなかなか会えなかったので、もう時効にして流してもらってもいいくらいのthlaspiの誕生会まで、今日はみんなで準備してくれてました。1月の本番を始め、何度もお祝いしてもらえてウレシイぞ。もう一人のお友達、M子ちゃんが選んでくれたフルーツたっぷりのケーキ( 彼女がセレクトするものは絶対ハズレなし! )と、彩映ちゃんが選んでくれた花束( 写真 )をいただきました。やわらかいピンク色のスイトピーも、真っ赤なふちどりが可愛いプチカーネーションも、みんないい香りでシアワセです。たくさんのお花をありがとう。それに留守にしていたうちの旦那の分までケーキを用意してもらってありがとうね。あとでとっても美味しくいただきましたよ。
 彩映ちゃんのご主人もとっても動物好きの優しい方でして。うちのハムスターともたっぷり遊んでやってくださいました。ハムスターまで大満足。ホント感謝です。

 そういえば、thlaspiが生まれた日もスゴイ大雪だったらしい。病院の中で眠っていて見られなかった人生最初の雪はおいといて、雪の降る日のハッピー度をアレコレと比べてみると、今日は人生最高と言ってもいいぐらい!ランキング暫定一位の喜ばしいひととき。これからもっともっとシアワセな雪が、みんなの人生にも降り注ぎますように。そんな真っ白なキモチになれた楽しい一日なのでした。


 ちなみに誕生日ケーキがむちゃむちゃおいしかったので、お店紹介しときます。『羽衣屋』。子どもの頃に、誕生日にしか買ってもらえなかった丸いケーキは大のご馳走でした。そんなことを思い出させてくれるような、あっさりとした懐かしい味わいです。

起死回生……?

2005-03-12 22:33:24 | 甘~いケーキ工場のひ・み・つ!
 今日は久々にケーキ工場でのお仕事。
 先月の末には、春向けの新商品がヒットしなくて、赤字だ!赤字だ!!赤字だ~!!!とエライ人たちが騒いでいたのですが、しばらくぶりに行ってみたら、工場内はすっかりいつも通りの静けさを取り戻していました。
 そして知らん間にこんな新商品が出てました!『 木苺とアーモンドのチーズショコラタルト 』。何やら見かけのウマソげな商品ができとるよのう、と思って製造工程をじっくりと見てみると。
 実はコレ、リサイクルケーキなのですよ。これまで廃棄するか、工員のおやつにするしかなかったショートケーキの端切れが土台になっているのです。その残り物のチョコスポンジをよく練り合わせて、パイ生地の型に詰め、その上にチーズケーキの生地を流し入れて木苺とラズベリージャムとスライス・アーモンドを飾るだけ。
 写真は、試作段階でボツになったデザインのもの。“ 100円にするからどないや! ”と、工場長じきじきに売り込まれて、( ……つくづく暇な工場です。 )、味については半信半疑で買ってみたのですが。
 しかしなかなかウマイじゃん、コレって。土台のスポンジ生地にもともとホイップクリームが混ざっているせいか、しっとり感がよく出てます。ただいま、飛ぶように売れて追加注文が殺到しているようですよ。
 商品開発の部長さんが今のトレンドを意識して考え抜いた新商品は泣かず飛ばず。
テキトーな間に合わせが大いにウケるなんて。世の中、哀しいものですなあ。
 まあでも、とにかく商品が売れるようになってよかったわ。
 このまま大ヒットが続けば、原価ケチケチ大作戦をやらなくて済みますわ。ホッ。
 先月は、ケーキのトッピングのゼリーやココアパウダーをお客さんにバレない程度に超薄にしてケチったり、いままで捨ててたようなクズ栗・割れ栗をそれと分からないようにクリームで貼りあわせて飾ったりとか、けっこう良心が痛むようなプチ悪事を工員全員が犯してきたのですよ。うちのケーキを買ってくれたお客の皆さまごめんなさ~い。

 会社のエライさんたちは予想外の大量注文に浮かれてるんですが、間に合わせとありあわせを混ぜ合わせただけのケーキが、ホントにこのままお客さんの心をつかみ続けて起死回生の起爆剤となりうるのか、しばらく事態の行く先を静かに見守りたいと思ってます。

価値のフィルター

2005-03-11 23:05:59 | 日々のよしなしごと
 昨日は降って湧いたお休み。thlaspiのワガママで急きょ、お友達のYちゃんと神戸ハーバーランドに行くことになりました。
 Yちゃんは日々ここのブログをしかと読んでくれているようで、「遊びに行かへん?」とお誘いをかけると「この前の日曜にも大阪行ったでしょ! 遊びすぎっ!」と、スルドイご指摘が。しっかり者の若い娘に叱られるオバハン。トホホです。
 それでも何とか遊びにつきあってくれる心優しい子でございますぞ。
 しかし、Yちゃんと遊びに行くとホントにお金使わなくてウレシイぞー。
同世代の友達とお出かけすると、3,000円ぐらいする新譜CDだとか、有名ホテルのケーキバイキングだとか、お気に入りの化粧品なんてものに割と気前よくお金が出せたりしちゃうのですが、そんな自分へのごほうび大盤振る舞い、自分に甘い世代のthlaspiだって、安いもの大好き♪ってな、若いYちゃんの影響を受けちゃえば、途端に目つきがシビアに変わって、スゴイ締まり屋さんになっちゃうのです。
どのくらいドケチになるか平たく言っちゃいますと。
 まず、最初に行ったケーキのテーマパーク、神戸スイーツハーバー内、フラノデリスで400円のプリンがもったいなくて食べられず。まあでも確かにちっちゃなプリンに400円は高いですな。いくら雑誌に載っててスゴクおいしくても、それにいくらみんなが行列してたって、物にはふさわしいお値段というものがちゃんとあるのです!
 そのあとお昼しに行ったマクドナルドでは、先日新聞に折り込まれてたクーポンを使ったおかげで、フラノデリスのプリンで節約した分の400円×2人、ダブルチーズバーガーとフィレオフィッシュとポテトMサイズにナゲット5個入りそれにジュースを2つ。これだけ食べれてしまいました。
 来月に出産ひかえた妊婦にマクドのバーガー平気で食わせる悪いオンナでごめんなさ~い。でもふたりとも、大の安もん好き。松屋大好き♪ 100円の讃岐うどんも好物♪ お店で手に取るお菓子はいつも100円以下♪ ですものね。
 そういえば、400円あれば、松屋ではキムチ豚丼にお味噌汁のオマケがついてきますよ。ウウッ、何というシアワセなボリューム感でしょう。それに一緒によく行く讃岐うどんのたもん庵だったら、100円うどんにそのうどん本体より高級な天ぷらが二つもつけられるなんて……、マァ、そんな贅沢かつゴージャスなこと、未だかつてしたことがありませんぞ。
 元町では、400円でケーキセットを食べられる可愛いセルフカフェまで見つけちゃいまして。食べ逃したプリンの代わりにしっかりとクレーム・ブリュレを選びましたよ。これでお茶の代金分、まるまる得しちゃいましたね。まあ、味の方はそれなりでしたけどさ。
 フラノデリスのプリンは、牛乳のように飲めちゃうぐらいトロントロンでおいしいそうなので、今度また食べてみたいな。また行こうね♪Yちゃん。

 流行りだとか、行列ができるとか、雑誌に載ってるとか、誰々のおすすめだとか、ついつい心がグラついてしまうことが多いけど、“ ホントにそれだけのお金を出す価値があるのかな? ”と立ち止まって考えてみる。そんな得がたい機会を与えてくれたYちゃんに感謝の一日なのでした。

春猫恋し

2005-03-10 09:37:46 | いきもの大集合!
 うちの会社のすぐ隣に、一日中ポカポカと陽の当たる駐車場がありまして。
そこがご近所に住む猫の溜まり場になっているのです。何かと忙しかった最近は特に、そこでひねもすゴロ~ンとしたい猫の気持ち、よく分かるような気がしました。ここでお布団干したらキモチよさそうだな~ってよく思いますからね~。
 そんなまったりと昼寝中の猫のシアワセに、とっても大きな邪魔者が入りました。
 年度末には恒例の、予算使いきりのための公共工事!
 どうやら車ギリギリの幅しかなかった道を大幅に広げて通りやすくしてくれるみたいです。毎日大きなダンプカーや工事夫さんがたくさん出入りされるもので、日々まったりを謳歌してた猫たちはみんなどこかへ散り散りに。ねえ、みんなどこ行ったの~?!
 残業の帰り道なんかにその駐車場の前を通ったら、キラキラと光る好奇いっぱいの目が、いっせいにコチラを追いかけてきたりしたんだけど。今はただ静けさだけが、猫たちのいない空間を漂ってます。
 そんな中、会社の裏にあるお宅でかわいがっている猫だけは、元気な顔を見せてくれてます。すごく臆病なコでして、道でバッタリ出会っても ギョッ!とした顔をしてソッコーで逃げられてしまうので、とても写真なんて撮らせてもらえないのです。嫌われるようなことは何もしてないつもりなんだけどな。ちょっぴり傷ついたりします。
 なので、手持ちの写真から体型のよく似てる猫の写真をピックアップしてみました。
ちょっと固太り。写真は三毛ですがそのコは黒と白の二毛です。お顔にはマリリン・モンロー風なホクロがついててちょっぴりセクシーな感じ。
 このコだけも充分かわいいんですけれど、もっと愛想よくてかわいいコもいっぱいいたんですよ。なぜか塀の上からthlaspiに声かけてきた茶トラの子猫ちゃんや、いつも何かくれくれ攻撃を連発してた黒っぽいトラ毛ちゃんだとか。そういえばみんなトラ系ばっかりだったな。もしかしてみんな同じ一族だったのかしら?
 今日の最高気温は17℃。もうこんなに暖かいのに。やっぱり猫がゴロゴロ・ダラリーンとしてないと何だか春めいた気分が出ないですぞ。
 ああ、早く工事よ終われ!
 工事が完全に終わるのは5月。そのころの日差しは、気持ちのよいポカポカからアスファルトの地面が妬けつくジリジリへと変わってしまっているのでしょうね。

抹茶★パーティー

2005-03-09 19:45:44 | 手料理・買い食い・ウマイもの好き♪
 今日はもうコートが要らないぐらいの暖かさ。いよいよ春ですね。
 このところの和風ブームと春の近づく雅な感じが相まって、最近はコンビニなどでもあざやかな黄緑色に彩られたお菓子のパッケージをよくみかけます。抹茶味ファンの期待にバッチリ応えてくれるおいしさが大人気、ネスレのキットカット宇治抹茶味にはじまり、花粉の飛び交うこの季節にはありがたいテイカロ抹茶ミルクのど飴、おおいに冒険しすぎて大量の不良在庫と化した抹茶カルピスなど。thlaspiはよく知らなかったんですが、このカルピスは一口飲んだとたんにあまりのマズさで動きが止まると以前から悪評が高かったようですね。いやはや買わなくてよかった。薬局の安売りで見かけて無謀にも手に取ろうとしたとき、友達のYちゃんが止めてくれなかったらきっとヒドイ目に遭ってただよー。ありがとう!

 ところで今日、おうちにつれて帰ったのは『 東ハトキャラメルコーン抹茶ミルク味 』。それから、抹茶味のパンナコッタにさっぱりとレモンソースをかけていただくという『 栗原さんちのおすそわけ まろにが抹茶プリン 』。後者はお値段が少し高めだったのでどうしようか迷ったのですが、お友達メイちゃんのブログで紹介されてたのがあまりにウマそうだったので、ついフラフラと手が伸びてお買い物カゴヘin……。このさい自主性などというアメリカンな精神は忘れて、どこかへ蹴っ飛ばしてしまいましょう。
 カルピスさんが大失敗してしまった甘酸っぱさと抹茶の渋みの配合バランス、先日出版された料理本が世界一に輝いたという栗原さんがどんな技を使ってまとめ上げてくれるのか、否が応にも期待は高まりますです。旦那が帰ったら食後のおやつにいただきますよ。もうお腹いっぱいと言ったって、無理やりにでも流し込んで食わせます!
それとパッケージの原材料を見てみてビックリ!一切合切、添加物なしです。しがないケーキ工場に勤める身としては、保存のための原料を一切加えずにどうやって鮮度を保ちつつ流通に乗せられてるのか、ぜひとも知りたいところではありますね。
 だってね。この商品の発売元、日本ミルクコミュニティ㈱と名前を変えてますが、要は元雪印乳業ですものね。この商品の場合は、とくべつ念入りに製造機械のパイプ洗っといてくだされよ。たのんます。

 写真後ろにある深緑のパッケージは、先日の京都プチ旅行で買ったおみやげ。京洋菓子司ジュヴァンセルの『 抹茶コルネッタ 』という焼きクレープ。今度の日曜日に友達が遊びに来てくれるので、いよいよ開封いたしますよー。あと4日。ほんまに楽しみどすえ。
それからキャラメルコーンも食べずにちゃんと置いとくからね~。こうやって高らかに宣言しとかんと、ソッコーで自分のお口へ消えてしまいそうなので……。
 さっき蹴飛ばしたばかりのアメリカンな自主性、コーヒーのごとくもっと色濃く淹れなおして、スリムの大敵おやつのダラダラ食いを撲滅へ導きますわよ

 最後になりましたが、また今月もテンプレ変えました。たしか先月も突然ガラッと雰囲気を変えちゃって、遊びに来てくれたお友達をドキリとさせたような記憶が……。無反省。生かされない経験。たびたびすんませんです。しかし、 抹茶色×従来のミルクチョコ色 より、 抹茶色×シンプルな真っ白さ の方がよく映えるかなと思いましてね。
 これから何日かは、テンプレートに頼らずにほのかに春の匂いをただよわせるような文章へ→、ちょっと頑張っちゃおうかな♪


 ※『抹茶コルネッタ』、『キャラメルコーン抹茶ミルク味』の食後感想は、こちらの記事のコメントに書きました!

コトバは無力です

2005-03-08 23:28:24 | 似非小説家的之妄想思考
 今日も事務のお仕事。今月は決算期なのでソッチの仕事が異常に忙しく、普段は土日に行っている大好きな工場の仕事が入れられません。一枚のアップルパイに要るタルト生地の量が手ごたえで解ったり、ティラミスにかけるココアパウダーの量を目で計れたりだとか、やっと身体が覚えてくれて面白くなってきたところですのに。え~ん淋しいよー。一年ぐらい頑張って勤めてやっとホイップクリームを絞らせてもらえるような職人系の会社なので、一ヶ月も休んだら勘が鈍ってまともな仕事させてもらえなくなるのよー。
 あぁ、また新人さんに混じってパック詰め作業へ逆戻りだわ。グッスン。

 ところで、thlaspiが事務をしているところの系列会社が保育所を経営してることは前にお話したと思うのですが、今日はその保育所の先生の話。
 その保育所はこの2月にオープンしたばかりで、管理責任者の先生もよその保育園からの転職組。でも前に勤めておられた保育所から固定ファンの生徒さん母子がゾロッとついてくるぐらい人望のある方でして。大勢のお母さんたちを魅了する保育方針だけでなく、事務的な仕事もテキパキとこなされる。そんなスゴイ先生の唯一の弱点は、なんとパソコンなんです。
 電子メールを送ったことがないのはモチロン、ワードやエクセルなんて存在さえも知らなかったご様子。当然、保育所の顧客名簿をメールに添付して送ってもらうなんて、そんなのクマが逆立ちして歩いたってぜったい無理ですって
 しかし今日はどうしても急ぎの仕事で名簿を送信してもらわなくちゃならなかったので、電話を通じてメールの送り方指南を試みることとなりました。
 実際にやってみて、ホンマに言葉だけで伝えることの無力さを感じましたです。
 もう何年も前に、お正月のTVでタモリさんと明石家さんまさんと北野武さんが“ ゴルフ専門用語のカタカナ語( 英語 )を使わずにラウンドをする ”という特番がありましたが、まさにああいう苦しみ方ですわ。
 カタカナ語、パソコンユーザーだけに解る符丁は一切使用禁止!ってな感じです。
 まず最初の障害は、パソコンを立ち上げるところから。
『 デスクトップ 』が通じず、    『 最初の画面 』に言い換えます。
『 エクセル 』をご存じないので、   先生の言葉をそのままお借りして『 緑のペケマーク
もうこの辺から、気分はどっぷり“ 独立行政法人 国立国語研究所 ”。怒涛のカタカナ語言い換え講座のはじまりです。
『 タイトルバー 』  『 一番上の青い筋のところ
『 メニューバー 』  『 青い筋のすぐ下のところに文字がズラズラっと書いてあるでしょ
『 ツールバー 』  『 そのまた下にごちゃごちゃと絵がいっぱい書いてあるところがありますよね~
 知らず知らずのうちに、伝言ゲームのごとくどんどん会話が長くなってます。
 その後も先生のペースにあわせて『 Microsoft 』を『 ミクロソフト 』と読んだり『 @マーク 』を『 aを丸で囲んだやつ 』などと言い換えたりしながら、二人で力をあわせてサクサクと作業を進め、何とかメール送信までこぎつけ、ホッと安堵して電話を切りました。
 しかし、他の仕事も進めつつ、待てど暮らせどメールは来ない
20分ぐらいしてからもう一度、先生に確認の電話を入れてみると、「 え~とね、まだ“ 送信中 ”って出てるよ~ 」とノンキなお言葉。それは大変!オカシイですがな! そういうときは早よ知らせてくれないと!
 結局、本社の仕事が終わってから、夕方に保育所へ向かい、thlaspiが先生の前で実演しつつ本社へメールを送ることとなりました。フンフンと素直にうなずいて聞いてくださる優しい先生にゆっくりと説明をしつつ、チャッチャと送信作業を進めていきます。もう午後の6時半。そろそろお腹も空いたし早く帰ってごはん作りたいですもんね。そして送信ボタンを押すところまでこぎつけて、メールが届くまでに要する時間、実に1秒。たったの1秒でっせ。お昼の電話では確か30分ぐらいエンエン説明してたのに。
 でも、自分の目で見て身体を動かしてものを覚えるってホントに大事。電話であれだけ通じ合えなかった言葉が、スンナリと理解してもらえて先生もすぐにメール送信を覚えてくれました。本社のアドレスをOutlookのアドレス帳に追加して、誰にでも簡単に送信できる環境を整えたのちに安堵の帰宅です。

 しかし、まだまだ油断は禁物でっせ。保育所の別の支店にいる先生なんて、パソコン操作をやっと覚えてくれたのはいいことなんですが、つい最近、“ Dドライブごと大事なデータをどこかへ捨ててしまう ”という離れ技をやってしまわれまして。どうすればそんなスゴイことができるのか、やったご当人にもサッパリ解らぬようです。
 ただいま忙しい仕事の合間を縫って、本社にあるバックアップ・データを少しずつメールで送信中。Dドライブ一杯のデータは、ちょっとやそっとじゃ送りきれません。
 パソコンメーカー各社さま。機能の充実に走るよりも、ムズカシイ操作の苦手な先生たちのために、どうか機能の簡略化に努めていただけませんでしょうか? 携帯電話でできること、パソコンで実現するのは無理っぽいですか?

 いや、しかしね。
 身体で何かを覚えるにはとってもイタイ代償がついてまわるかも、なんて、コレは天からthlaspiに向けて与えられたナカナカ得がたい教訓なのかもしれませんわね
 明日も頑張ってせっせとデータ送りますわよ♪

迷う・惑う・楽しみ

2005-03-06 23:11:06 | 物欲
 めずらしく日曜が休みになったのに夫は留守。欲しいCDもあったし、以前から買おうと企んでいるiPod miniも物珍しさからの需要が落ち着いてお買い得になったみたいだから、そろそろ本格購入に向けて下調べもしたいし、夫のホワイトデーのお菓子も早く買わなきゃだし、用事がいっぱい溜まってきたので、ちょっくら心斎橋まで出かけることにしました。
 友達を誘うとあちこち連れまわして疲れさせてしまいそうなので、今日はひとりで。
ひとりだけで大阪に出るなんてすごく久しぶり。特にミナミなんて、むっちゃウマイたこ焼きかラーメンを食べた~いっていう禁断症状でも起こらない限り、めったに出かけることはありませんね。

 久しぶりにうろつく心斎橋は頭の中に残っていた古い地図とは大きく変わってしまってました。心斎橋筋ではそういうのが流行ってるのか、うら若いギャルがどこへ旅立つのか知らんがプーさんのキャリーバッグを転がして人の進路をふさぎつつダラダラと歩いてるし、ビジネス街の趣があった御堂筋沿いは、どこにでもある高級ブランドの単なるショーウィンドウへ変貌をとげてるし、道頓堀にあるはずのラーメン神座の支店とそこにつきものの大行列が、大丸の南側にまで飛び火してきてるし、もうここが何処なんだかよく判らない世界になり果ててしまってますね。このごろの心斎橋。
 今日はたくさん歩くつもりだし、荷物にならない用事から済ませていきたかったので、まずはiPodの現物を見にアップルストアへ、いざ!→と思ったのですが、地下鉄の駅のどの出口から行けばいいものやらサッパリ分かりません。ホントに救いがたい方向オンチ。同じ場所にお米ギャラリーがあったときは、たしか案内表示が出ていたと思うんだけどなー。とにかく日航ホテルの近くだった事は覚えていたので、OPAのあたりで御堂筋へ出てウロウロ。しかし、ちっとも見つかりません。、心斎橋にアップルストアができたというのは、もしかして早朝によく見るようなむっちゃリアルな夢だったのでは……自分の方向オンチを棚に上げて、ついに確固たる現実まで疑わしく思えるようになってきました。
 なんて、ホントは南へ行かなくちゃならないところを間違って北へ向かってただけなのですがね。

 何とかアップルストアにたどり着いて、iPodとminiの違いについてじっくり検討。つまるところ違うのは容量だけなのですね。iPodで5,000曲、miniで1,500曲を収録できるようなのですが、少なく見積もって一曲3分としても、iPodなら15,000分、時間にして250時間か~。もう大人になった自分にそれだけ好きな音楽を聴く時間が許されているのか、すこし考え込んでしまいました。iPodの方は、真っ黒ボディと真っ赤な操作ボタンのコンビネーションがかわいい『 U2 Special Edition 』なるものも出ていて、お値段は38,800円¥と少し張るものの、いろいろあって迷っちゃいますねー。まあ今日はじっくりと見比べるだけで、帰ったら夫に報告、どれにするかは要相談ですな。

 お次の用事はCD購入。無駄遣いしないように買うものを限定してHMVへ向かったものの、固く決まった心がフラフラするようなキケンな音楽たちがズラリと肩を並べあっています。現物を見ちゃうとやっぱり弱いですね~。
懐かしの元RAZZ MA TAZZボーカル、甘ったる~いミルキーボイスが売りの阿久のぶひろさんがいつのまにかソロ活動始めてアルバムを出してるし。( それも3/12にインストアライブやるらしい。ちぇっ、知らなかったので仕事入れちまったぜ )
 それに前から気になっていて手を出せずにいた超ナイーブな世界、GOING UNDER GROUNDも新しいアルバムを出してたみたいで、試聴機の前でヘッドホン付けたり取ったり忙しくしながらたっぷり逡巡してしまいました。
 結局さんざん迷って買えたのは、
・最初から購入を決めてたMOTOR WORKSのニューシングル
・GOINGの限定シングル( しかし発売後1ヶ月も経つのに売れ残ってたぞ )
 両方でたった1,500円¥ナリ。いかんぞぉ~、パートでもっと稼いでるハズなのに心はどんどんケチになってゆくぞ~。なぜだ~。
 MOTOR WORKSは、thlaspiのように過去の栄光をなつかしむFanの投げ銭で、最新ヒットチャートに背を向けて好きな音楽ばっかりやってるヒモバンド様なので、たんとお金を貯めてしっかり貢いでやらんとね。

 お昼からは、夫のためのホワイトデー菓子選びに没頭いたしました。お返しだから、相手の方が気を遣わない程度の安くておいしくて包装のかわいいものを探します。
しかし、この最低限の3つの条件、適えるのは簡単なようでなかなか難しいのですよ。
 ①予算 ②おいしさ ③ボリューム ④お菓子本体のかわいさ ⑤包装のかわいさ ⑥気軽に渡しやすいコンパクトさ
 心斎橋大丸・なんば高島屋・各デパ地下をぐるぐると歩き回りますが、①と③④と⑤②と⑥、など、どのお店でもトーナメント戦のごとく何かの要素が抜け落ちて、候補からどんどん落選していきます。デパートだけで揃えようとするのもイケナイのかもしれませんが、単なるお返しなのに500円¥出しても、自分がもらってウレシイようなものがなかなか見つからないなんて、何か間違ってる気がします。単にthlaspiがゼイタクなだけなのかしらん?
 バレンタインのときは夫と一緒に食べるだけだったから、自分が好きだなー、かわいいなー、と思うものを無責任に選んでも全然OK、自然に楽しめていたのに、ホワイトデーにものを差し上げるのはよその方ですから、同じようには行きません。世の殿方たちはホントに大変ですなー。相手の方に「 ケチった 」と思われない程度に適当に名の通ったブランドを選び、順番に見るだけで疲れちゃうほどたくさんのお店を回って、イマ風で女性に喜ばれそうなものの微妙な空気を読み取らなくちゃならないのでしょうし。大幅にセンスのズレたものを贈ろうものなら、来年までの自分に対するブランドイメージがガタッと落ちちゃうかもしれませんしねー。

 ものすごい人ごみに揉まれてむちゃくちゃ疲れましたけど、すれ違う人に「 アレすごいねー 」とささやかれるぐらい大量のスイーツ(註①)をいっぺんに買えるなんてなかなかない経験ですから、いっぱい悩んで疲れたけどホント楽しかったですよー。
 ちなみに、夫から預かった買い物メモをじっくり見ると、どう見てもあるべき個数が一個足りない。ちょっと控えめに訊いてみます。「 あのぉ~、私もバレンタインにチョコのシフォンケーキ作ったんですけど~(えっと、お返しは……?) 」
夫は一瞬「!」というカオになり。( すっかり昔日の恩を忘れておった様子 )
その頭の中の真っ白さだけ、ありがたくいただいておきますわ。ハイ。( もう二度とチョコはやらんぞ! )

 註①:夫がそんなにたくさんチョコをいただいたわけではないです~。ただ個別包装がヒドくかさばってただけですのよー。ほほほー。

干し柿の使いみち

2005-03-05 23:58:18 | 手料理・買い食い・ウマイもの好き♪
 うちの会社で働く介護ヘルパーさんから、手作りの干し柿をたくさんいただきました。
 食後のおやつにひとつお口に放り込めば、ほのかな甘みでホッコリします。あったかい蒸し芋のようにモチモチの食感。すこしザラリとした果実の舌触りは上品な和菓子の味わいを思わせます。
 しかしそうはいってもネェ。やっぱり一度にそんないっぱい食べれるものではないですよ。いくら身体にいいと言ったって。ふぁ。さすがにそろそろ飽いてきましたわ。
でも、食べ切れなくて捨てちゃうのも何だかもったいないなー。

 で、おやつに直球勝負以外の使いみちは何ぞないものかと思い、干し柿を使った料理レシピをインターネットでいろいろ検索してみました。そうすると、何だか田舎の町おこしで無理やり作ったようなメニューがぞろぞろ湧いて出ましたぞ。たとえばコレ。カレーに干し柿入れて煮込んでもうたらアンタ、ひなびた味も古里の薫りも何もかも消えてなくなってしまいますがな。ソレってあまりにもったいなさすぎます。
 ほかにも、特産品の干し柿を持て余すあまり、無理やり給食のパンに混ぜ込むという荒技をやってのけた教育委員会まで見つけてしまいまして。「干し柿の嫌いな子どもにはダメだったようですが」と添えられたつぶやきからは、食べ残された多量の干し柿コッペパンが思い浮かぶようです。世間をアッと驚かすマリアージュの夢が破れた発案者のそこはかとない哀しみが滲み出ておりますな。

 そしてもうひとつの王道路線はコレ。行きすぎたオシャレ系。味の強いドライフルーツ2種ともったりチーズのもう勘弁してほしいぐらい濃厚なデザート。ELLEの読者様でも干し柿もらって持て余すんかいな? もらいすぎた干し柿をただ消費するために、わたしゃここまでスタイリッシュ路線に突っ走る根性はございませんわ。
 ちとウマそうだなと心が動いたのはコレですわ。干し柿とチーズを春巻きの皮で巻いて揚げたもの。お弁当のおかずとして紹介されてますが、やっぱりこういうものは揚げたてをカリッと酒のおつまみに食べたいですな~。干し柿meetsチーズet al.酒。ワインのつまみにレーズンバター的な感覚の延長線上で、ぎりぎりセーフじゃないでしょうか。
 それとコレまた揚げ物系なんですが、干し柿の中に山芋を包んで芥子の実をまぶしたもの。中に入った山芋の食感がサックリなのかモッチリなのか想像つかない未知数なんですが、コレ山芋のかわりにお餅でやってみたら結構ザンシンな和菓子風になるかもデスよ。一度試してみようかしら♪

 こんなにいろいろ調べあげた末に、結局フラフラと辿り着いた結論がいまだ人気の韓流。『 水正菓 』でございます。干し柿をシナモンと生姜と黒砂糖を加えてコトコトと煮出したデザートドリンク。黒砂糖と柿から生まれるこっくりとした甘みが、長時間の執筆に疲れた(?)心をフワッと和ませてくれます。
 これをネットで見つけたレシピで煮込んでいたら、途中で気になる一文にぶつかりました。
干し柿はおいしくなかったら捨てる
 はあぁ? あのぉ~。柿を傷ませて捨てちゃわないように頑張ってコレ作ってんですが。しかも。いきおいこんで柿8個も入れて作ってちゃいましたわよ。いくら煮出したエキスを全部おいしくいただいたからといって、実を捨てるのはやっぱりもったいなさすぎます。
 しかし、一口食べて大いにナットク。そうですわね。表面に吹いてる糖分にすっかりダマされて忘れてましたけど、元はコレ、渋柿だったんですよネェ……。
 あの~すいませ~ん。どなたか、甘~いエキスを煮出したあとの苦みばしった柿の使いみち、ご存知の方いらっしゃいませんか?

コワ~イ(>。<)お客さまの話

2005-03-04 23:50:22 | 日々のよしなしごと
 今朝は東京でありえないほど大量の雪が降ったみたいですね。
関西でも雪は降らなかったものの、夕べから少し冷え込みが厳しくなったせいか、うちの会社で派遣している介護ヘルパーさんがひどい風邪を引いてしまいまして。
その方が担当するのは、いつもわがまま放題のコワ~イお客様。予約時間を無視して「 今から来て! 」なんて電話が入るなんてもはや日常。やれ閉まってたはずのカーテンが開いてただの、廊下に水拭きの跡が微かに残っていたのでもう一度来て拭き直せとか、クッションのあるべき位置がびみょーにズレていたとか、もう老眼を通り越して視力6.0ぐらいあるんちゃうかと思えるぐらい細かい指摘がバンバン飛んできます。
そんなお客様が、今日はヘルパーさんが体調を崩したとあって、「 ゆっくり休んでね~ 」などと優しき表情を見せられたのです。そんなのパイン飴のオレンジ味とタイマン張れるぐらいのめずらしい事態です。
 ソレとコレとの論理的・空間的つながりなんてまったく無視して、“ だから今日は東京でこんなにドッカリ雪が降ったんだな ”と事務所メンバー一同、直感で妙に納得してしまいました。
 他にもコワイお客様はたくさんいらっしゃいますよ。常に気分は流動的、一気に何度もイタ電のごとく予約時間変更の電話をかけまくってきた挙句、サラッと「 やっぱり元に戻すわ! 」とおっしゃるあのお客様、あのぉ~、元に戻すとおっしゃいましても、ワタシはどのへんまで時空を遡ればよろしいんでしょうか? そのへん、はっきりとおっしゃってくださいませよ。안녕하세요?
 その他にも、ご自分の健康にこだわりすぎて自然食にストイックに固執するあまり、介護ヘルパーの心の自然が損なわれてしまったケースとか、“ 俺ぁ宵越しの借金なんてしねえぞ! ”と介護保険料をヘルパーに現金払いしようとして毎回押し問答になってしまう江戸っ子じいさんなど、比較的ソフトに笑って流せるものからある意味ハードコアで劇的に感じられるものまで、ぐるぐる回るお寿司のごとく各種ネタが揃っておりますので、いっそシリーズ化しちゃおうかしら? この話題。
 そういえば昨日は、自分からヘルパーにしつこくお菓子を勧めておいて、「 ヘルパーが私のおやつをぜんぶ食べた!!! 」と事務所へハゲシイ怒りの電話をかけてこられた方もいましたねー。まあ確かに、ヘルパーはお客さんの接待を受けちゃいけないものなんだけどさ。

 それに。うちの関連会社の方では保育所をいくつか経営しているのですが、ここにも出ました、コワ~イ方々。
請求書を送るとお金が溜まるまでフッと姿を見せなくなる方とか、毎回子どもさんを預けたまま仕事にドップリとハマリ、お迎えが遅れる連絡をするのをスッカリ忘れてもう二度と迎えに来ないのではないかと保育士をハラハラさせる方、そして極めつけは子どもさんをお迎えに来て帰る前にこまかくボディチェックをし、少しでも怪我をして傷があったら保育料金を値切る¥という、いかにも関西のオバちゃんチックな方まで。ホントに世の中って彩り豊かでございますな。そんな脱力するよなイラッと来るよなストレスの素。そんなお客さまたちがみんな可愛いなんて思える今日は華の金曜。明日から週末ですわね~。日曜には大好きなバンドの新曲CDを買いにお出かけしてきま~す♪

テキトーっすよ(怒)

2005-03-03 23:05:04 | 似非小説家的之妄想思考
 今日は怒ってます。たっのしぃ~い♪ひなまつりですのに。おひなまつりらしく、女ばかりの会社でおやつの時間にあられを食べつつ事務のパートを勤めあげ、さきほどやっと家の片づけを終えたところ。ホッと一息でございます。
 しかしホント最近、自分の決めたことしかできない人間が多くてムカつきます。
 前にここのブログでもお話しましたが、うちの会社は介護ヘルパーやベビーシッターの派遣会社なのですけれど。
私はコレがしたい。私はコレが得意。私にはソレはできません。でも私はアレもやってきたしコレもやってきたし、得意な分野ならこんなにデキル人間なんですよ。
 もぉ、ワカッタ、ワカッタ、わかったから。その溜め池にドップリ浸かった過剰な自信がむちゃむちゃウザいんですわ。
これが若い人ならまだ許せるんですが、こういうこと言うのはたいていイマドキの若者の親世代ですね。
初めてのことに手を伸ばして、うろたえたりドキドキしたりどうしよう?って焦りと急増するアドレナリンと普段ではありえないぐらいの速度で回転する頭の中、そんなグチャグチャを同時に体験したりするの嫌いですか?
デキルのではなく、してくれ!って求めるのでなく“ ワケ解らんまま何とかする ”“ テキトーに創る ”っちゅーのが仕事というものではナカッタですか?
 土日祝に勤めている工場の方でも、“ 親切 ”や“ 反射神経 ”で自然に身体を動かすことができなくて、声をかけられるまで終日じーっと立ちつくしているフラワーロックのごとき高校生や大学生の子たちを見るにつけ、あぁ~気の毒だなって思います。
 何をするか、自分で決めることすらできないなんて。事態が予想もしない方向へ流れていくあのドキドキ且つワクワクな緊張感を知ろうとしないなんて。

 ひとりで怒って無駄にエネルギーを消費してると何だかお腹がすいてきたので、ちょっと休憩しておやつを食べます。スーパーでおつとめシールを張られてたブルーベリーと朝食のリンゴの余りと一缶たった40円の無糖ソーダとたまたま家にあったリンゴのシロップをテキトーに混ぜたら何だか格好よさげなカクテル風になったので写真を撮ってみました。写真と本文は深い関係には非ず。こりゃまたテキトーですんません。

お花に感謝

2005-03-02 22:20:03 | 日々のよしなしごと
 おとといは夫が勤める高校の卒業式でした。
 今年は二年生の担任だったので、式とは無縁につつがなく一日を終えて帰ってくるものだとばかりと思っていたのですが、予想がとっても嬉しい方向に外れ、顧問をしているクラブの生徒さんから、『 在学中にお世話になったから 』と、ガーベラのかわいい花束をいただいてきました。
特別親しくしていた生徒さんではないようですが、そうやって本人の気づかないところでひそかに感謝をしてくれていて、さらにそれを目に見える形で現してくださったことが何だかとても嬉しいのですよ。
 イマドキの子もなかなか細やかなところがあるのだねー、ということも何だか嬉しさの幅を広げてくれます。thlaspiも高校生のときはうちの夫にクラブの顧問をしてもらってたのですが、殊勝に花束をやろうなんて思ったことはないね( ̄ー ̄)案外えらいぞイマドキの女子高生
 『 理想を持ってたら教師は勤まらん 』と堂々と言い放ち、学校で生徒にマンガ借りてきたりする( 浦澤直樹の『MONSTER』面白かったです生徒さんありがとう )ぬる~い教師生活を淡々と送っているわが夫ですが、そのただ淡々とした行動が少しずつ積み重なって一気に華を咲かせてくれたような気分です。
 振り返ってその妻thlapiはといえば、おかずを作ったのにご飯を炊き忘れてたり、洗濯物を干したまま放っといて外で一泊させたり、ワイシャツのアイロンは襟とカフスだけしかかけないし、ときにはウッカリ月々のお小遣いを渡し忘れたり( これはわざと? )するアホ妻ですので、とてもご褒美のお花なんてもらえるレベルじゃないんですけど、夫がもらってきたお花を手渡してくれたことで、( 単にテキトーな花瓶に活けとけという意味だったかもしれんが )ほんのちょびっとだけ、日々の弁当作りやら学校で着るジャージの洗濯やらそんな家での裏方仕事も含めた全部が、お花を渡すという形で評価されたような妄想に陥り、今日もお花を眺めつつシアワセな自己満足に浸っております
 と、そんなこと言いながら、今日は事務のパートで残業したのでご飯が間に合わなくて出来合いの唐揚げ食べさしましたけどねー。明日の弁当のおかずも今日の残りの唐揚げですよん。こんなお気楽な主婦生活でお花までもらえるなんて感謝感謝。
 これからお花のお水を換えて、私もお風呂に入ってきま~す