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そして今日は過ぎ行く

このブログを一番下までずずずいーっとスクロールすると、右側にナマケモノがいます。更新が遅い当ブログにぴったり(笑)

第一印象で決めました

2009-05-28 20:58:54 | ほんの、本の、話

買いました~。
私が読み終わってからでよければ(けっこう速読です。)、本好きのお友達には貸し出ししますよ!

これを買った大型書店では、胸の高さぐらいまで平積み…というか、山積みしてありました。
TVニュースでは、Amazonで予約2万件とか言うてましたけど、余裕で買えそうですね。

1冊1890円という、小説としてはいいお値段で、現金収入のない身としては、どうしようか悩んだんですが、ちょうど図書券をもらったところだったし、主人公に好感を持てたので、思い切って買いました。

この本は、作家さんの要望で、ストーリーやどんな内容であるかは、まったく明かさないようにしているらしいですね。

そういえば、若いときは、インターネットも普及してなかったので、本を買うときは何の前知識もなくて、ページをパッと開いたときに、内容に好感を持てるかどうかで購入を決めてたんです。
主婦になってからは、自分のために使うお金に余計にきびしくなっていたのですが、久々にシンプルな直感で買い物できてよかったです。

さあ読むぞ~

病の功名

2009-03-22 11:32:47 | ほんの、本の、話
以前の記事で、最近、血圧がちょっと高いということをお話ししていたんですけど……ちょっと前まで、ひどい日には下が100を超えてた有り様なんですが……その治療のために行った病院で、いいもの見つけちゃったんです。
もともとは、先月まで勤めてた職場に近い病院を使ってたのを、退職後は自宅の最寄りのところに鞍替えしまして。
そしたら、そこは人気のあるお医者さんで待ち時間の長いことったら!

その長い長い待ち時間に辟易しつつ、普段なら絶対に読まないような青年マンガ誌を手に取ったのがそもそもの出逢いでした。
あまりに気に入ったので、「これまでの連載分もぜひ読んでみたい!」と思い、先日やっと大きな本屋に行って、既発の単行本1~3巻を入手しました。

それは、マンガ『深夜食堂』という作品です。
舞台は、深夜0時~朝の7時まで営業している小さな食堂で、メニューはお酒に焼酎、ビールと豚汁定食だけ。
でも、お客に頼まれたら、できるものは何でも作る、というのが店主の粋な営業方針なんです。
その店に、夜ごと常連さんが集って、地味ではあるけれど愛すべきソウルフードを注文します。
その食べ物にまつわるささやかな物語が、店主の人柄そのままに、静かでゆったりと語られていきます。

一話完結の短い話なんで、あんまり詳しい内容を書いちゃうとネタバレになっちゃいますし、ここでは触れません。
ただ、1巻から3巻ぶっ通しで読んでみて、「私も食堂で3色ふりかけのボトルキープがしてみた~い」なんて憧れてしまいました。
あと、インスタントラーメンに冷や飯が合うとゆーのには賛成一票!
ただし、私は冷や飯にカップ焼きそばの方がもっと好きやけど…。
それと、店にたまに来る常連客キャラ、3人そろって三十路のお茶漬けシスターズも好きやわぁ。

ちなみに、私が病院で読んだ最新作は、缶詰めのさんまの蒲焼きをあっためて、ごまと刻み海苔をパラパラと散らし、ご飯に乗せた『蒲焼き丼』でした。

心がほっこりするようなマンガを読んで診察に臨んだおかげか、それとも、先月までお世話になっていた病院でのお薬がよ~く効いていたのか、診察室で血圧を測ってもらったら、上90の下60という超☆低血圧でした!

なので、しばらく治療は休んでよし!とのお墨付きをもらえましたよ~。
めでたしめでたし!
とりあえず今日のお昼には、適度に蒸らしたバターライスを作ってみたいなぁ~。


『深夜食堂』についてくわしく知りたいという方は、こちらの小学館さんのHPへどうぞ!

また借りまくる(予定)

2006-07-24 15:22:10 | ほんの、本の、話
このごろは、インターネットでアマチュア作家さんの小説ばかり読んでいたので、プロが書く作品に手をつけていませんでした。


今日は久しぶりに図書館へ行って、気になる本をたくさん予約してきました!

『ゆれる』 西川美和・著(ポプラ社)
オダギリジョー主演の映画が公開中ですね。映画の監督さん自身が、小説を書いているようです。
映画を見ようと思っているので、本屋で冒頭部分だけチラッと目を通してみたのですが、思いのほか面白かったので、じっくりと読みたくなりました。
普段、映像で表現をされているせいでしょうか、服装やしぐさなど、言葉ではないもので主人公の心情を伝えようとしていて、小説家が書く作品とは、ずいぶん味わいが違います。
そのため、状況描写などを細かく書き込みすぎて、違和感がゴツゴツと引っかかってくる部分もあるのですが、とにかくそんな細かい違和感なんてどうでもよくなるくらい、描かれている情景が、詩的で美しいのです。
岩がゴロゴロ転がっているけれど、新鮮な空気が吸える山道にいるような感じです。



風に舞い上がるビニールシート』 森絵都・著(文藝春秋)
児童文学出身の作家さんなのですね。今年、直木賞を受賞されるまで、まったくお名前を知りませんでした。
この方の旧作が面白かったと、友達から聞いていたので、こちらも本屋でチラリと立ち読みを……。
真夏でも、ちゃんと襟のあるブラウスを着ているような、きちんとした清潔感のある文章だったので、最後まで読んでみたくなりました。
予約待ちは、私の前に33人! すごい人気ですね。



夜のピクニック』 恩田陸・著(新潮社)
こちらも映画化されるのですね。
第2回の本屋大賞を受賞した作品とあって、図書館での順番待ちがものすごくて、ほとぼりが冷めるのをガマンして待っておりました。
現在、この本を予約しているのは、私のほかに1名だけ! やっとブームが落ち着いた感じです。
私の中では、恩田さんは「若い子が読む作家」というイメージが強いので、読むのはなんだか気が引けますが……ともかく楽しみです。

※2006年の本屋大賞受賞作、『東京タワー』は、ドラマ放映中止の影響とかで、また人気が過熱しそうなので、今回は予約するのを見送りました。




東京奇譚集』 村上春樹・著(新潮社)
こちらも発売当初に本屋で立ち読みを……(本屋さん、ごめんなさい!)
そうしましたら、小説本編の前に、思い入れたっぷりの前書きが添えられていました。
なんだか中華料理を食べに行ったら、いきなり前菜に豚の角煮がお出ましになったような感じで、それだけでお腹いっぱいになってしまい、本編までたどり着けずにいたのです。
しかし、味の濃ゅ~い中華料理って、ときどき無性に食べたくなるのですよね。
サントリー黒烏龍茶を片手に、読んでみたいと思います。



↑いっぱい予約をして、今日借りてきたのは、号泣する準備はできていた』江國香織 ・著(新潮社)の一冊のみ。
間宮兄弟』を立ち読みしたときにも感じたのですが、最近の江國さんの作品からは、かつてあったような、身体まで沁みてくるような情感が抜け落ちてしまった気がします。
『号泣…』は、短編集なのですが、「さあこれから面白くなるぞ!」というところで、ぷっつり話が終わってしまうので、なんだか肩透かしをくらったような感じでした。


奥田英朗さんのイン・ザ・プールは、先に本を読むか、映画のDVDを借りるか、迷ってます。

相当★借りまくり

2006-03-23 15:37:38 | ほんの、本の、話
昨日の日記には、“王ジャパン”なんて一言も書いてなかったのに、わりとたくさんの人が見に来てくださいました~ こうなったら、世間受けはあまり気にせんと、好きなこと書いていきたいと思います


ところで、夕べになって急に、“私が書きたいことを実現するには、和歌のやり方(それも平安時代の、古今和歌集あたりを中心に)学んでいかんとアカンのでは!?”という妄想のかたまりに襲われて、今朝はさっそく、開いたばかりの図書館に、すごい勢いで駆け込んでまいりました

開館後5分、求めていたようなセンテンスを、※『 古今和歌集 』(竹西寛子・著/岩波書店)に見つけました!
“一見無意味な言葉(=音1*)が然るべき秩序で積み重ねられていく手続におぼえる快感が、音楽に耳を傾けるようなこの快感でもあろうか”(1*は、私が勝手に付け加えました)

この一言で、“小説に音楽のやり方を持ち込もう”という私の考え方が、そんなにムチャクチャな妄想ではないのかも、と、安らぐ思いがいたしました

旅行前日に作る味噌汁みたいに、ひとつの言葉に充てて同時にたくさんの意味を放り込める自由さも、和歌の強みだと思うので、貪欲にそのエキスを摂り入れていきたいですわ~
枕詞についてhttp://book.shinchosha.co.jp/books/html/4-10-125824-4.html
掛詞・縁語についてhttp://www1.ocn.ne.jp/~montaro/waka/wakatech.html

そして、トップ写真のもう一冊。
※『 声に出して読みたい万葉の恋歌 』(松永暢史・監修/河出書房新社)

梅が枝に 深くぞたのむ おしなべて かざす葵の ねも見てしがな

「や」「ら」「せ」「て」「よ」 5文字で済むよ 今の世は  ←お粗末さまでした...


↓まだまだたくさん、本を借りまくりましたよ~

※『 小倉百人一首の言語空間 和歌表現史論の構想 』(糸井通浩・吉田究・編/世界思想社)
お付き合いの文化としての和歌も、ちと頑張ってお勉強しなくては

※『 ロックンロールミシン 』(鈴木清剛・著/河出書房新社)
けっこう好きでROMってるブログ主さんのオススメ本。花には団子、アートには、シビアな経営的視点を。小説に登場するすべての人物が、作者の言葉を代弁できるのかもしれません。

あと、この春休みには、川魚大好きな旦那に岐阜県の水族館へ拉致される予定のため、ついでに足を伸ばそうと、※名古屋のガイドブックも借りました。

↓さらに、いままで8年もこの図書館に通っていて、今日、初めてCDコーナーに手を出しました このコーナーは、90年代までで時が止まってるもんで、いままでご縁がありませんでした...

どちらもかなりの懐かし系ですが、あの早口言葉みたいなリズム感を、ぜひ身体で学びたいもんです。
※ポールサイモンの『 ポールサイモン 』(そのままですがな)
Me And Julio Down By The Scoolyard

※ブラッククロウズの『 グレイテストヒッツ1990-1999 』
Hard To Handle
↑これはカバー曲らしいです。オーティス・レディングが歌う原曲はコチラ


以上、長くて目がチカチカしそうですが、すんません。しばらく本を読み込むので、何日か更新をお休みいたします。もうひとつのブログ、『街の疑問を一日調査★隊』は、約束どおり、今週中にはアップしますね!

「無思想」という言葉で、本音を隠す日本人

2006-03-09 15:56:54 | ほんの、本の、話
平凡社新書 『 日本の無思想 』(加藤典洋・著)を買いました。
このごろ売れ行き好調!『 超バカの壁 』に、この本から、二重思考(解説は→http://www.janjan.jp/government/0603/0602279993/1.php)が、引用、紹介されていたからです!
普通の文章でニュアンスを説明するのも、さらに小説の行間に掬い上げるのもかなり難しい、本音(ホンネ)/建前(タテマエ)の関係が、すんなりと、易しい言葉で解説されています。
小説では、(特に私のようなアマチュアの書き手は)本音/ホンネ建前/タテマエ、どれか一つの態度をムリヤリ選んで文章を書かなければ、非常にわかりにくく、ゴチャゴチャした作品ができあがってしまいます。
どうにかそうならないように、おととし~去年の1年余り、足りない頭でいっしょうけんめい考えて小説に書こうとしたことが、7年も前に出版されたこの本にほとんど書かれておりました(そして内容はもっと深い) 著者の方は、私が小説を応募した新人賞の選考委員様でいらっしゃいます 明らかな勉強/読書不足ですね。
このところしばらく、自分でものを考えて書くことがアホらしく感じられて、ブログにいまいち力が入っておりませんでした 来てくださった皆さん、ごめんなさい。これから、アホはアホなりに、懲りずにいっしょうけんめい考えて書きますわ~

ちなみに、この本で、本音(ホンネ)/建前(タテマエ)を説明するために引用されていた、与党政治家の失言&それがあわてて撤回される顛末を読んでいると、最近の某・野党の慌てぶりを思い出します 今も昔も、政治家の失言→撤回とおわび、という行動がなぜ繰り返されて終わることがないのか、許せない思いでいっぱいの方には、この本をお薦めいたします。

借りまくり2

2005-12-17 01:11:18 | ほんの、本の、話
前回、図書館で借りまくった本を、ソッコーで読んでしまったので、第2弾で、またまた借りまくってしまいました。もうこの勢いで、図書館ごと持ち逃げしたい。。。

『 疾走 』 重松清・著/角川書店
15才+犯罪=...という前宣伝から想像した蒼い鋭さとはウラハラに、随所に激エロシーンがっ!! ジャニーズの若手の子が主演で映画化されるそうですが、物語の中で、少年の精神的/肉体的な成長にとって重要なシーンのほとんどがさわやかにカットされちゃうんだろうなぁ。。。

『 世界の中心で、愛をさけぶ 』 片山恭一・著/小学館
いまのタイミングだと、ちょっと古くなってきたので、借りやすくなりました。映画の方を先に観ちゃったんですが、ストーリーは同じでも、趣旨がかなり違いました。小説のサクちゃんは映画よりも大人で、言ってることに共感できるな~。

『 「三島由紀夫」とはなにものだったのか 』 橋本治・著/新潮社
数年前に出た本ですが、今年は三島氏の没後35周年ということで読んでみました。橋本さんの本は、使っている言葉がまったく難しくないのに、言われている内容が、なんだか複雑で難しいです。。。しかし、10年以上もものを書き続けて、たどり着いた達成が“ ひとりぼっちの虚無 ”だなんて哀しいですね。

また明日も、新しいの借りちゃうかも。。。ヒマですな

借りまくり

2005-12-09 18:54:03 | ほんの、本の、話
今日は整形外科に通院した帰りに、すぐ近くの市立図書館に寄ってきました。最新の話題書などは、たいてい先に借りられていて、なかなかお目にかかることはできないのですが、先日、朝日新聞の書評で紹介されていた、『 完全演技者 』は、ちょっぴりマニアックだったらしく、書棚に売れ残っておりました。浅間山荘事件の頃に生まれた私にはかなり懐かしい時代、80年代の洋楽を題材に採った話みたいで、読むの楽しみです。
もうひとつの『 高瀬川 』も、ずいぶん前のことですが、朝日新聞の文芸欄で「 セックスのときの男の内面を延々と描いた小説を、いったい誰が読みたがるのか?! 」と酷評されてた作品を含む短編集です。この酷評を受けていた作品は、さっそく読みましたが、私はわりと好きでしたよ~
大学在学中に芥川賞を最年少(当時)で受賞された、才能豊かな作家さんだけに、小説の文面から、メッセージとともに「 自分はけっこう文章がウマイです 」という、職人的プライドが透けて見えるような気がしました。

あと読みたいのは、今年の野間文芸新人賞を受賞した『 四十日と四十夜のメルヘン 』、ジャニーズの子が主演で映画化される、重松清さんの『 疾走 』ですが、今回はどちらも見つからず。。。

年末年始をはさんで、5週間も借りられるらしいので、来週もまた、通院帰りに本をあさりに行っちゃおうかな~



22:00追記
両方読み終えました~ まだ読んでいない方の為に、どっちの本のことかは伏せますが、いろいろ設定に工夫を凝らしたとしても、やっぱり、登場人物の誰かが死なんと小説は終わらんのでしょうか?!

ツッコミは自由自在!

2005-11-06 23:16:40 | ほんの、本の、話
今朝の新聞に大好きな作家さんの新刊が紹介されていたので、ちょうど大阪に出る用事もあったし、大型書店に寄って手にとって、大喜びでパラッとめくってみましたところ、本編の小説に入る前に、長ぁ~~~~~~~~~い前書きがあり、ご本人による講釈がご丁寧に付けられておりました。何だか、客の食べ方にウルサく注文つける蕎麦屋のオヤジみたいでございました...手の込んだいい仕事なのはとってもよく伝わりましたが、客商売なんだから、楽しんで好きなように食わしてくれ~~~~~~~~~
っと、独り書店で悔し涙にくれておりました。

んなわけで、今日買った本は、
生協の白石さん 講談社/白石昌則・著
 →学生のさまざまな要望やボケに、自由自在にいろんな方面からツッコミ返す、大学生協職員の白石さんこの本は、ネット発で話題になったんだそうですよ。
『 四国はどこまで入れ換え可能か 』 新潮文庫/佐藤雅彦・著
 So-net配信のネットアニメ、“ ねっとのおやつ ”を文庫化。カエルの視力検査とか、魚の身投げとか、言われてみればナットクのオチ~
『 流星ワゴン 』 講談社文庫/重松清・著
 本の雑誌の年間ベスト1に選ばれたそうです。この方の小説は、ホンモノの現実より現実くさいのですが、グイグイ引き込まれます。純愛より泣けます。映画化も決定。
『 遺伝子が解く!女の唇のひみつ 』 文春文庫/竹内久美子・著
 →スタイル良くて唇プルプル、小顔の女の子がモテる訳を、動物行動学の方面から解き明かします。
哲学的思考―フッサール現象学の核心 ちくま学芸文庫/西研・著
 →哲学書けっこう好きでよく読みます。この本は、“ 正解はこうだ!! ”って独りで決めちゃわないで、“ さあ!みんなで考えようっ! ”っていう、ものの考え方を目指しているみたいです

以上、いっぱい買ったので、オマケでトランプ柄のしおりをいただきました~☆何かジャンルがバラバラな気もしますが、とにかくたっぷり読みますよぉ~★

本に書かれてる通りには、どうやったって出来ない!

2005-09-03 07:30:56 | ほんの、本の、話
秋です。気温の下がり方よりも、体調の変化で、季節の変わりめを感じたりしています。
ベランダの松葉ボタンの葉っぱが、ちゃんと水をやっても生気なく、萎れてしまうようになりました。やっぱりこのコたち(といっても植物ですけどが生きていくには、あのウザいくらい強烈な夏の日差しが必要なのだと、毎年この時期にはつくづく思います。
で、私もきっかり9月1日付けで、夏場以外は年中悩まされています、しつこい鼻炎が始まりました。身体はどんだけ暦に正直やねんなどと、ひとりブツクサ言ってる今日この頃です

ところで、ブログ休んでるとつくづく秋を感じます。9月1日を境に、みんなテンプレが秋モードに変わってたりして、まだのぽぽんと真夏のテンプレ使ってると、“ ブログ放ったらかしてま~すという匂いがプンプンしてしまうので、内容はないけど、記事を更新します。まあ、内容がないのはいつものことですがなっ気にせず進んでまいりましょう!


じつはこの秋、11月の終わりあたりに、友達と台湾旅行に行く計画がありまして、まだまだ先のことなんですが、気の早いことに、さっそく 台湾カフェ漫遊 という本を買ってしまいました♪
その名のとおり、中国茶だけを飲む茶藝館よりも、おいしい珈琲を飲ませてくれる喫茶店や、お昼間から一杯プハッと、もしくはスイーツをつまみに乾杯できちゃったりする★ダイニング★カフェ★なんかをたっぷり紹介してくれているスグレモノ(スグレ本?)です
もうホテル泊まらんでもええやんか、っていうぐらいに終夜営業してて使えるお店とか、そのあと寝不足の頭でボーッとしつつ、まったり朝ごはんできそうな珈琲館だとか。
行きたいカフェを基準に、泊まるホテルを決めてしまうというのも面白いかも


こういう種類のイメージ先行の本はあまり好きではなくて、いい店なんて自分の足と価値観で決めるもんだなどと頑固にこだわっておりましたが、この本は、お店の使い方を自分でいろいろ妄想させてくれる自由さがあっていいなぁ。写真も文章もかなり量たっぷりで力が入っていまして、それがカフェの雰囲気そのものを伝えることよりも、そこに行けば出会えるかもしれない、数え切れないほどにたくさんの愉しみを、読む人に想像させることに傾けられています。
台湾に行くまであと二ヵ月半。たっぷりと妄想に励みますよ゜゜°

カフカ読了報告

2005-03-30 23:58:45 | ほんの、本の、話
 今朝は天気が良かったので、春の恒例、窓辺のひなたで読書♪ ちょっと風は冷たかったんですがね~。キモチ良かったですよ。
 今週はお休みが多かったので、読みかけで放ったらかしていた『 海辺のカフカ 』を全部読みきることができました。これまで、あえてムズカシイ言葉を使わないようにされていた村上さんですが、この小説はわざと(?)哲学的な言葉をたくさん使われてたので、何度も脳みそを休憩させないことにはついて行けませんでした
“ かたちというものがない観念的客体 ”なんて言われても、何のことだかサッパリ解りませんが、「 それまでちっとも面白いと思わなかった音楽が、なんていうのかね、ずしっと心に沁みるんだ 」なんて言い方されちゃうと、何となく感じが伝わるんですよね~。
 いつものごとくバタバタと人が死んでいく終わり方は好きじゃなかったけど、とにかく最後まで読めてよかった。口当たりのいい、噛み砕きやすいものだけじゃ人生は物足りないんだねー、とシミジミ感じた小説でした。