そして今日は過ぎ行く

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カフカ読了報告

2005-03-30 23:58:45 | ほんの、本の、話
 今朝は天気が良かったので、春の恒例、窓辺のひなたで読書♪ ちょっと風は冷たかったんですがね~。キモチ良かったですよ。
 今週はお休みが多かったので、読みかけで放ったらかしていた『 海辺のカフカ 』を全部読みきることができました。これまで、あえてムズカシイ言葉を使わないようにされていた村上さんですが、この小説はわざと(?)哲学的な言葉をたくさん使われてたので、何度も脳みそを休憩させないことにはついて行けませんでした
“ かたちというものがない観念的客体 ”なんて言われても、何のことだかサッパリ解りませんが、「 それまでちっとも面白いと思わなかった音楽が、なんていうのかね、ずしっと心に沁みるんだ 」なんて言い方されちゃうと、何となく感じが伝わるんですよね~。
 いつものごとくバタバタと人が死んでいく終わり方は好きじゃなかったけど、とにかく最後まで読めてよかった。口当たりのいい、噛み砕きやすいものだけじゃ人生は物足りないんだねー、とシミジミ感じた小説でした。

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