第3の支援者構想委員会 キャリアコンサルタントの未来を考える。

キャリアコンサルタントは、親でも上司でも先生でもない「第3の支援者」。これからのキャリアコンサルタントの未来を考えたい。

「オヤカク」・・・・・・。

2016年08月21日 | 日記
 2017年春卒業予定の大学生の就職活動は、7月1日時点で就職内定率71.1%(リクルートキャリア調べ)と、早くも終盤を迎えています。企業側の採用ニーズの高まりを受けて、就活は順調に推移しているように見えますが、実は問題も抱えています。

 今年の就活日程は、3月の採用広報解禁こそ昨年と変わらないものの、選考開始が昨年の8月から6月に早期化。経団連の「採用選考に関する指針」が2年連続で変更されたことによる影響ですが、就活期間の圧縮は学生、企業の両者にとってミスマッチというひずみを深刻化させています。

 つまり、学生は企業選びの判断基準を明確化できないまま就活に入り、その後も企業を十分吟味する時間が取れずに内定獲得まで突進。企業側も昨年多かった(面接前の)選考辞退を避けるべく、学生のフォロー態勢を強化して内定出しまでなんとか持って行こうと腐心。そんな両者の「前のめり姿勢」が、内定辞退者の増加というひずみとなって顕在化しているようです。

 ログイン前の続き内定辞退者は、昨年時点で5年前の3倍強に拡大。今年はさらに増加する勢いです。内定を複数獲得した学生の中には「本命」企業を決められないケースも出る一方で、最近は「オヤカク」(親に確認)という言葉があるように、学生自身の選択より親の判断が優先される風潮があります。自分で進路を決められず、人生の選択を親任せにする。就活日程の短縮化は、日本の将来を担う若者の自立にも影を落としているのかもしれません。(「東洋経済オンライン」編集部)
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