日本を滅ぼすか。超人手不足時代

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171227-00053978-gendaibiz-bus_all

大きな改革が2018年は必要になる。

キャリアコンサルタントは、その先兵をせずにいれば、改革は進まない。

国家資格たる仕事を示そう！2018年。

セオリーZ（Z理論）

マクレガーのＸ理論（上からの押し付け）、Ｙ理論（自主独立）は、「企業の人間的側面」にある有名な理論だ。

マクレガーは、それらの間をとるようなＺ理論を開発し始めたが、道半ばで亡くなられた。

未完の理論だ。のちにマズロー、W.G.オオウチが引き継ぐが、なぜかあまりフォーカスされていない。

組織を動かしているのは人間であり、行き着く（であろう）セオリーZは、上と下のあるいは横を含めたコミュニケーションを

説いている組織論だと思う。X、Y理論のような左か右かという話ではないということだろう。

そもそものマクレガーの著書名（企業の人間的側面）からも、「生身の人間同士のやりとり」の匂いがする。

今一度、このセオリーZを紐解くことこそ必要ではないか。

いたずらな働き方改革よりも見直すべきことは山のようにあると思う。

「生身の人間同士のやりとり」に着眼する面倒臭さにこそ、働き方改革の本当の答えがあるのではないか。

「21世紀の教育は、子供からキャリアへ」ニコラス・ルーマン

20世紀の巨星、社会学者ニコラス・ルーマンのこの言葉は、素晴らしい予見だ。

現代の産業構造、組織構造、マネジメントをみると

気持ち悪くどんどん変化している。

「これでいい」と思った瞬間に、陳腐になる。

その現実を、働く就業者、またはこれから働こうとする大学生、高等教育機関は

より一層、自覚しなければならない。

別の言い方をすれば、

「キャリア・ラダー」から「キャリア・ラフティング」の時代だ。

「学ぶ」➡「活かす」というサイクルが終わりを告げている。

ラフティングし続けることが苦しいと感じるのであれば、

自らを鍛えなければならない。

資格取得や将来のための職務経験は、ラフティングに耐えられる自分づくりの

ためと思うべきだ。

サビカスの「キャリアにアップもダウンもない」という言葉が象徴する通り、

いまの日本の「こうあるべき」という見えない自らの呪縛から解き放たれなけば、

「働き方改革」「ダイバーシティ」もうまくいかないのではないか。