うまくは言えないけど

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出すと病気は必ず治る

2005年02月23日 | 本のはなし
「体の老廃物・毒素を出すと病気は必ず治る」という本を読んでいます。

買ったのは結構前なのですが、時間ができたらちゃんと読もうと思ってずっとおいたままでした。著者は医学博士でイシハラクリニック院長の石原結實氏です。元々以前石原慎太郎氏の本に、時々ここのクリニックに通ってダイエットしている話がのっていて興味を持っていました。ボクはやや痩せ型ですが、ダイエットというより老廃物を出す健康法をやってみたいと思い読みました。

体の調子が悪いときは「薬をのんだり、栄養を摂ったりする」より「老廃物を出す」方がよくなるといった話から始まります。普通ならいやな症状(嘔吐、発疹、発熱、出血など)は体が体内にある汚れ(老廃物や毒素など)を外に出そうとしているサインだという話に続きます。体によくないものを食べれば嘔吐や下痢をします。発熱もばい菌の力を借りて体の増えすぎた老廃物を燃やすことによっておこるそうです。ばい菌と聞くと悪いイメージばかりが先行します。でもばい菌は汚れたところにしか存在しません。つまりばい菌が体内に入って炎症を起こすということは、体内に老廃物などの汚れがたまっているということだそうです。ほかにも医学博士らしくいやな症状のメカニズムを解説してくれています。まあ、それらを全て信用するかは別として体内の老廃物を外に出した方がいいということは分かります。

メインは「ニンジン・リンゴジュース」で老廃物を排出することですが、そこまでしなくても普通の生活で気をつければできることもたくさん載っています。まずは食べ過ぎない、そして水分を取り過ぎない(これは結構重要なようです)、体温を上げる(適度な運動や入浴)、そして出るものはなるだけ出す(もちろん注意が必要ですが、発熱、汗、口臭、ため息など出るものは止めずに出した方がいいそうです)これが基本のようです。

そうは言っても普通に暮らしていると口臭やため息なんかはなかなか出せません。なので、時間のある今、ちょっとだけやってみようかなと思っています。まず朝ごはんに「ニンジン・リンゴジュース」、昼ごはんはそばを、晩はなんでもいいそうです。後はウォーキングなどの軽い運動と体を温める飲み物に気をつけるだけでいいそうなのでしばらく挑戦してみようと思っています。ただ、ニンジンがあんまり好きじゃないので「ニンジン・リンゴジュース」はすぐ挫折するかもしれませんが。

そういえば、筒井康隆氏の小説で「薬菜飯店」という面白い作品があります。主人公がたまたま三宮の高架下にある「薬菜飯店」(もちろん架空ですが一瞬ほんとか思うよう描写です)に入ります。そこで出てくる料理で体中の悪いものを出して健康になるという話でした。案外、出して直すと言うのはほんとなのかもしれません。

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