うまくは言えないけど

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危険な対話

2007年10月10日 | 時事問題考
進展次第で自ら訪朝も 首相が可能性示唆(共同通信) - goo ニュース

福田さんが進展次第では訪朝もあり得ると発言したそうです。「まだ早すぎる話だ」と付け加えたと言っても経済制裁の半年間延長を決めた日にこんな事を言うなんてだんだん恐れていた事が現実味を帯びてきたのかもしれません。

6カ国協議では拉致の事は入らず、核もあんなふざけた合意に署名してしまいました。もちろん裏事情や各国の思惑もあるでしょうが、少なくとも日本はせめて拉致問題を入れなければ6カ国協議の離脱を示唆するくらいの気構えを見せる必要があったと思います。

確かに普通の国なら対話も必要でしょうが、あれほどしたたかな国相手に対話できる力が残念ながら今の時点では日本にはないでしょう。あんな小国が大国アメリカをいつの間にか味方につけ、同じ民族の韓国の大統領を軽くあしらって支援を引き出せるような国です。

もし対話ができると思うならまずアメリカをもう一度味方に引き込んでみてほしいと思います。それに北朝鮮がアメリカに近づいた今なら中国やロシアとも連携できるチャンスもあるはずです。国連はもちろんそれ以外の関係や興味のない国にこそ安倍さんのようにアピールしてまわりを固める事が大切だと思います。

現時点で認定されている人すら返さないのはいろいろな事情で返せないのでしょう。そうであれば今の体制の北朝鮮と対話をする意味はありません。それどころか安易に解決しようとすると生存している人が危険にさらされるかもしれません。

安倍さんがこの問題で苦しんでいたのはこの部分でしょう。しかも認定されている人以外にも全部で100人を超すと言われる人たちの事もあります。ボクは最後の一人まで取り返してほしいと思っています。福田さんも手柄は欲しいでしょうが、本当に国を思う気持ちがあるなら妥協はしないでほしいと思います。


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