連立?

小沢さんが辞意を表明しました。

はじめ党首会談で福田さんが小沢さんに連立を持ちかけたと聞いて、作戦ではあるのだろうが恥知らずな提案だと思いました。はじめから民主党がうんというわけがないのを分かっていて、とことんすり寄って悪いのは民主党にして強引に新テロ特措法を通そうとしているのだと思いました。

小沢さんがとりあえず連立の提案を持ち帰ったというのも少し驚きましたが、まさか前向きに考えていたなんて信じられませんでした。でも考えてみれば、自自連立や連立内閣の時のこともあるし小沢さんならうまく立ち回る自信もあるでしょうし、連立に乗ってもおかしくないのかもしれません。

もともと表で言っている事と裏でやっている事が違うなんて小沢さんには当たり前でしょう。全て対案を出すと言っていたのに出さなくてもいいという事もありました。それに最近はISAFや事務所費、防衛省関係の政治資金など昔の小沢さんに戻ったようになっていました。参議院選までは見事な手腕だったのに、やはり人は簡単には変われないという事でしょうか。それとも思うように公明党を引き込めなくて作戦変更と思ったのでしょうか。

個人的には福田さんが首相になった事で、すぐに解散総選挙をして民主党政権になってほしいと思っていました。でもそれは国会にもきちんと参加しない独断専行な小沢さんが党首では厳しいなと思っていました。少なくとも小沢さん、管さん、鳩山さんが中心にいる間はダメだなと思います。

ただ、若手では自民の老練なやり口につぶされるようにも思いますし、3人にとって変わって顔になれるような人が少ないのも事実ではあります。

これでしばらく民主党はゴタゴタするでしょうから、政権交代は遠のいたように思います。これで官僚は大喜びでしょう。歳出削減や特別会計、天下りの問題など全て棚上げにして増税議論に拍車がかかるでしょう。今でも増税やむなしと言った風潮を作ろうと躍起になっていますが、歯止めをかけるはずの民主党がこれでは全て自民党の思うつぼになるかもしれません。

借金にしても年金や保険料の問題にしても今の政府は目先の事ばかりです。口先ではいろいろ言いますが、どれも根本から変えなくてはいけない問題のはずなのに、結局今の財源不足をどうするかという目先のことでとりあえず官僚に言われるがままに増税と言った議論です。安倍さんがもう少し踏ん張ってくれればなと思うと残念で仕方ありません。