最近、「社長の相続」についてお問合せをよく頂きます。
先日も拙書をお読み頂き、あまりに感銘したので衝動的に
弊社に電話したという方がいらっしゃり、今日その方と
某ホテルにてお会いしました。
経営者の相続が一般のサラリーマンや公務員と違い、
ハンドリングが難しいのは「自社株」の問題。
中小オーナー企業の自社株は換金性がなく、市場に流通
していないにもかかわらず、一定水準以上の財務基盤の
ある会社の場合、“自社株の紙爆弾化”という現象が
起こります。

自社株の相続税評価額をいかに引き下げるか。
会社分割などの手法を駆使する必要があります。
ただその前に相続対策には、こんなセオリーがあります。
★一に分割、二に納税、三・四がなくて、五に節税
「誰がその資産を引き継ぐのか」
という問題で身内間で宿命的にもめ事が生じます。
いわゆる相続が“争族”になるケース。
ですから、上記フレーズのように、節税の前に分割が
大切になるわけです。

自社株は絶対に会社の経営に直接タッチする後継者に選択と
集中で渡すこと。
これは、社長の相続の「鉄のルール」です。

社長の相続問題は色々難しいですが、うまく問題解決を図る
べく、「極秘プロジェクト」として粛々と進めて下さいね。
