ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

帳尻は合う?

2010年09月29日 | 日記
昨日の日経新聞の社会面にこんな記事が出ていました。

「国税当局 悪質な税滞納 告発辞さず」


記事によれば‥‥

「240万円の税金を滞納している経営者がいて、再三の督促にも応じない税務署の
 徴収官が自宅兼事務所の探索に踏み切る。

 雑然とした室内には枕元に本棚があり、週刊誌とともに分厚い広辞苑が置かれていた。

 不自然さを感じた徴収官が辞書を開いたところ、

 内側が紙幣の大きさにくりぬかれ、計400万円の札束が隠されていた。」


職業柄、こういう記事には自然と目が向きますが、映画やTVドラマで見るような
脱税手口というのは存在するんですね‥‥



これを読んで感じたのは、脱税行為は絶対許されないということ。

コンプライアンスの観点から当然ですね。



もう一つ感じたのは、

★お金の世界は帳尻が合うようにできている

ということです。



例えば、借金を踏み倒す人(加害者)と踏み倒される人(被害者)がいたとします。

加害者の方は、得した気分になるかもしれない。

ただこのような不当な行為をして一時的にお金を手にしても、その後に不本意な形で
お金を失うことが起こる。

また、病気になるという形で、その影の部分が噴出することが起きる。


一方、被害者の方は大損したと思うかもしれない。

ただこういう試練にぶつかることで、学びというギフトを得れば、長期的に見れば、
どこかで幸運を手にできる。


こんな話を皆さんも聞いたことがあると思います。

まさに今回の脱税摘発記事もこれに当てはまりますね。



節税チャンスは当然ながら100%活かす必要があります。

ただその努力をした後は、潔く払うべきものは払うという納税意識は必要不可欠です。



強引な手口(?)で無理やり(?)税金を払わないという行動をして一時的に
キャッシュフローが楽になったとしても‥‥

後でとんでもないしっぺ返しを食う。


つまり、税金の世界では、重加算税という脱税行為に対するペナルティは本来納める
べき税金の40%相当額になるということです。



お金は頭や身体にかいた汗に見合った分を適正に手にして、払うべき分は正当に払う。

お金とも“誠意ある”コミュニケーションが必要ですね。

お金と賢く付き合うには、これが一番!







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