リアリストになろう！

今朝の日経新聞の一面に大きくこんな見出しがありました。

「景気足踏み、回復力に不安　長引く円高、企業圧迫」

この秋から年末にかけて、景気回復のペースはやはり鈍くなるようですね。



私は最近、顧問先のお客様にも敢えてキレイごとは言わないように心がけています。

特に業績が低迷している会社には、心を鬼にして、想定される最悪の事態をお伝え
しています。


甘い見通しを持ち続けることは、長期的に見れば致命傷になりかねないからです。

「顧問先様の繁栄こそが我が社の成長発展の道である」

という会計事務所の使命に立ち返るからこそ、耳の痛い話をしなければならない
のです。


社長が最も冷静にならなければならない時があります。
それは‥

★借金して大きなビジネス投資をするとき



人間の脳は、実際に大金を手にした時よりも、大儲けを想像した時にドーパミンを
大量に放出するといわれています。


こうしたお金の“悪魔のささやき”に惑わされ、今日の不況下で資金繰りに四苦八苦
している経営者が急増しています。



経営者はやはりプラス思考の「夢見る冒険者」という側面だけではいけませんね。

厳しい現実に目を向けられる。

つまり、「リアリスト＝現実主義者」の面をきちんと持ち合わせなければなりません。


外部環境の厳しさが予想される中で、リアリストに徹して経営の舵取りをして
いきたいですね。