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ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

旧来型のスタンダードに固執してよいのか?

2012年09月19日 | 日記
日頃、いろんな経営者とお話ししていると、ビジネス
を楽しそうに展開されている方がいらっしゃいます。

そのときに感じるのは「価値観の変化」からもたらされる
時代の変化です。



右肩上がりの経済成長がもはや過去のものとなり、
今までの価値観で動いても幸せになれない時代。

「たくさん働き、たくさんのモノを所有すれば幸せであり、
 成功である。」

こうした価値観は旧来型のモデルです。

大前提の経済成長がもはや遠い過去のものとなっています。


国税庁の調査によれば、2010年の給与所得者の
平均年収は412万円。

1997年と比べると、約13%も下がっています。


もはや定期昇給やベースアップなどで毎年給与が上がること
を前提にできる時代ではなくなりました。

賞与カットはもちろん、成果主義で残業なし。

また残業そのものをさせない企業も増えています。


日本の未来の姿を考えるのに、諸外国が参考になります。

例えば北欧では経済成長が頭打ちになり、企業に給与を
上げる体力がなくなりました。

その結果として、労働時間の短縮が進み、法定労働時間が
週37時間に定められています。



日本でも早晩、同じことが起こるでしょう。

すでに国内本社の人件費を切り詰め、海外シフトを強化する
動きが大手メーカーで見られます。

▼ソニー     1万人削減
▼パナソニック  7千人削減
▼シャープ    5千人削減


この3社だけで2万2千人の雇用が失われるという報道から
これからの時代の流れも読み取れますね。

★従業員はたくさん雇わないし、抱え込まない



経営者から見れば、ヒトに縛られると、

▼スタッフをケアしなければ

▼モチベーションを上げなければ

▼トラブルを何とかしなければ

といった仕事が増えて、それにとらわれてしまいます。

従業員数が増え所帯が大きくなれば、売上も大きくせねば
ならず、結局お金に縛られ、ますます制約が多くなります。



旧来型のスタンダードでは、

▼人をたくさん雇用し

▼好立地のところに立派なオフィスを構え

▼売り上げを伸ばす

ことがビジネスの王道でした。

しかし今や状況は変わっています。

現在進行形で、強烈かつ猛スピードで変化しています。

経営者が自由を楽しみながら、何ものにも縛られず、
ビジネスしていくのか?

固定費に追われ、銀行借入の返済に追われながら、
ビジネスをしていくのか?

時代の趨勢を読み解きながら、お互い考えていきましょう。

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