
先日の会合で鳩山氏が憂いておられたのが、
▼消費税の増税
民主党政権誕生時のマニフェストには書いていなかったことが
野田内閣でいつのまにか決定。
その結果、世間から「民主党=うそつき」と呼ばれるように
なった…

消費税には「逆進性」の問題があるといわれています。
消費税とは文字通り、消費者が消費した物やサービスに課税される
もの。
消費する物としては、生活必需品と贅沢品の2つに大別される。

食料品は生活必需品に該当するが、高所得層も低所得層も
食べなくては生きていけない。
つまり、生活必需品は所得水準に関係なく、国民全員が消費する。
すると、低所得層の食糧費への負担率は高くなる。
例えば、
▼年収200万円の人が年間50万円の食糧費支出(負担率25%)
だとして、高所得層がその倍の食糧費を使ったとしても、
▼年収1000万円の人が食糧費100万円の食糧費支出(負担率10%)
消費税は人工的に物価を引き上げること。
仮に消費税によって食料品の価格が跳ね上がると、低所得層の負担が
より大きくなる。
これを【逆進性】というのです。

つまり、消費税は“弱者”に厳しい税金であり、
▼高所得層 > 低所得層
の図式をさらに加速させる要因を持っています。
これは一般個人レベルだけではなく、企業レベルにも当てはまる。
大手メーカーのように、売上における「輸出」のウエイトが高いと、
消費税法上「輸出免税」の扱いとなり、消費税は還付される。
中小企業の多くは内需型の国内売上中心。
そうなると、消費税率アップが納税負担増につながりますが、大企業
にとっては税率アップすれば、その分だけ還付が増えるメカニズムに
なる。
つまり、輸出売上の高い大企業にとっては、税金をもらいながら運営
できることを意味する。
企業レベルでも消費税はやはり“弱者”に厳しい税金であることは
間違いない。
▼大企業 > 中小企業
の図式をさらに加速させる要因を持っているのです。
ただ、パーソナルレベルで見れば、中小企業より大企業が【強い】という
ことにならないし、【安定】とも言えない。
私はそう考えています。
このお話は明日に続きます。

▼消費税の増税
民主党政権誕生時のマニフェストには書いていなかったことが
野田内閣でいつのまにか決定。
その結果、世間から「民主党=うそつき」と呼ばれるように
なった…

消費税には「逆進性」の問題があるといわれています。
消費税とは文字通り、消費者が消費した物やサービスに課税される
もの。
消費する物としては、生活必需品と贅沢品の2つに大別される。

食料品は生活必需品に該当するが、高所得層も低所得層も
食べなくては生きていけない。
つまり、生活必需品は所得水準に関係なく、国民全員が消費する。
すると、低所得層の食糧費への負担率は高くなる。
例えば、
▼年収200万円の人が年間50万円の食糧費支出(負担率25%)
だとして、高所得層がその倍の食糧費を使ったとしても、
▼年収1000万円の人が食糧費100万円の食糧費支出(負担率10%)
消費税は人工的に物価を引き上げること。
仮に消費税によって食料品の価格が跳ね上がると、低所得層の負担が
より大きくなる。
これを【逆進性】というのです。

つまり、消費税は“弱者”に厳しい税金であり、
▼高所得層 > 低所得層
の図式をさらに加速させる要因を持っています。
これは一般個人レベルだけではなく、企業レベルにも当てはまる。
大手メーカーのように、売上における「輸出」のウエイトが高いと、
消費税法上「輸出免税」の扱いとなり、消費税は還付される。
中小企業の多くは内需型の国内売上中心。
そうなると、消費税率アップが納税負担増につながりますが、大企業
にとっては税率アップすれば、その分だけ還付が増えるメカニズムに
なる。
つまり、輸出売上の高い大企業にとっては、税金をもらいながら運営
できることを意味する。
企業レベルでも消費税はやはり“弱者”に厳しい税金であることは
間違いない。
▼大企業 > 中小企業
の図式をさらに加速させる要因を持っているのです。
ただ、パーソナルレベルで見れば、中小企業より大企業が【強い】という
ことにならないし、【安定】とも言えない。
私はそう考えています。
このお話は明日に続きます。
